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射撃能力が必要な訳

 実際に海上自衛隊の艦船で構成され、SBUの所属先である自衛艦隊が、防衛の為に艦上で隊員に銃を持たせて他国勢力と銃撃戦を行うと言うケースは想定しにくい。SBUが敵艦隊に強襲揚陸するという様な、極端なミッションでもなければ、本来海上部隊が小銃を使う様なケースは想定し得ないと言っても良い。海上艦船の多くは小銃よりも威力の高い口径の艦砲を持っており、米軍の様にミサイル技術の高い国ならば、艦対艦ミサイルや、地対艦ミサイルや、航空機からの空対艦ミサイルもある。

 ミサイル全盛の時代にあって、わざわざ貴重な兵力を小銃使いにしてしまうメリットは、ほとんど無い。では、一体何の為にこれ程までに射撃能力にスポットを当てたのか?それは、SBUという部隊の特殊性に全ての答えがあると言っても過言ではない。

 SBUの基本は、陸上、海上を問わず、通常部隊が対処出来ない様なケースにおいて、出動しなければならない。しかも、手持ちの武器のほとんどが一人で扱えてしまう様な簡単な物である。となると、必然的に持っている小銃の射撃能力に、かかって来るウェイトというものは大きくなってくる。

 作戦の多くは、SBU単独で行わなければならない事を考えると、射撃能力と小銃の能力ははずせない要素と言えるのだ。自衛官がというよりは、SBUの与えられた任務の特殊性を考えると、おのずと答えが出てくる。米国海軍特殊部隊ネイビーシールズとの訓練でも指導される事が多いこの要素は、陸上の特殊部隊とは勝手が違うのは言うまでもない。

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