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並外れた三銃士

 SBUには、他の小隊がどうなっているかは分からないが、第一小隊A班~C班まで、一班一人ずつ計3人の射撃のスペシャリスト所謂スナイパー(狙撃手)がいる。彼等はSBU第一小隊の三銃士と呼ばれる。A班の倉岩曹長、B班の山戸川曹長、C 班の村岩一曹が、スナイパーである。3人の実力は伯仲しており、甲乙はつけがたく、SBUの中では郡を抜いたトップレベルの射撃能力を有する。青野、赤村も優秀だが、三銃士には及ばない。

 言うなれば、三銃士の次点と言ったところだろうか。任務において、高い射撃能力が必要な任務は、三銃士が先頭に立って駆り出されて行く。勿論、SBUは全隊員が並の自衛官以上の射撃能力を有しており、他の隊員が三銃士のサポートに回る。SBUの様に、高い専門性を必要とする様な複雑な任務を完遂する為には、突出した能力がある者が先頭に立って戦闘を行うと言う、原理原則がある。

 射撃能力の高い三銃士は、銃撃戦になれば、小隊メンバーの支援を受けながら、先頭に立って作戦を行う。一人で何でもやろうとすると、必ず失敗するハメになる為、周囲のサポートを得ながらきちんと出来る事をやるのが、肝要である。

 勿論、センスや持っている射撃能力に胡座あぐらをかくような真似は絶対にしない。訓練においても必ず重点をおいて、そういった戦闘スキルを磨いて行く。折角持っている並外れた高い能力を活用する為には、やはりリファイン(洗練)をする必要がある。高い素質があっても、それをどこまで高めて行くかというプロセスがなければ、SBUが部隊として大きな成功を勝ち取ると言う事はない。成功と言うよりは成果を上げられる部隊である必要はあるだろう。それも確実にかつ素早く。

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