戦場で光るセンス
戦場では、戦える奴が生き残って行く。決して世渡りの上手い奴が生き残って行く事はない。完全実力制とも言える戦場の現実は、戦争が実力至上主義である事を如実に現している。
俗世間においては、どうしてこんな奴が生き残っているのかと、思うような人間もいるかもしれない。しかし、戦争において生き残るのは、戦えるサバイバーズスキルのある人間しか、生き残って行けない。小細工は通用しないとも言えるだろう。
その分、努力した事がダイレクトに反映される。そして、単純に強い奴が勝ち残る。どれ程御託を並べようとも、実力のある奴が戦場では生き残る。言い訳は通用しない。
戦闘力と言うものは、持って生まれたセンスによるものも大きいのだが、後はどれ程の修羅場を潜り抜けたかと言う事で大体は、大枠が決まってしまう。SBU隊員に求められるのは、そう言ったセンスの部分が非常に大きいと言えるだろう。
センスばかりは、どんな厳しい訓練を積んだとしても、磨かれるものではない。磨かれるのは、あくまで戦闘力であり、技術面でしかない。訓練や、演習で技術面を磨く事は出来ても、センスまで磨きあげるのは、難しい。
だから、SBU隊員として選抜される人間の多くは、少しでもセンスを持っている人間を選び出す。根性や、気合いだけではどうする事も出来ない部分があるのであろう。戦場の強者になるにはこうした要素が必要なのであると言える。
長年やっていると、あぁセンス無いな。とかコイツ脈ありだなとか、そう言う事まで分かってきてしまうものなのである。