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新入隊員教育ノウハウ

 SBUは、三つの小隊(30人×3小隊=約90人)に別れているが、隊員同士の連携力によって小隊毎に実力差が生じてしまう事も事実である。

 その為、まず新入隊員をSBU仕様にしていく為に、自分の所属している小隊の中で、どの様な役割が最適かを調べる。その中で自分に与えられた役割をこなす為には、何をしなければいけないのかという事が見えてくる。

 ただ闇雲に強さを求めていても、それでは何かが足りない。教える側(教官、上官)も、教わる側(新入隊員)も、そのベクトルが同じ方向を向くように、気を付けて行かなければならない。そう言った、配慮があって初めて新入隊員の教育というものは、上手く行くモノである。

 勿論、各小隊内の班員のレベルを上げていく事も求められるし、弱点(ウィークポイント)は、克服しなければならない。厳しさや強さを求めて行く為には、こうしたベースの部分がしっかりしていなければならない。

 SBUの様な特殊部隊だから、そんな綿密な指導は必要ねぇかも知れないが、それは寧ろ逆である。SBUの様な特殊部隊にこそ、こうした基礎基本を大切にしていくというスタンスが必要であり、自分達を更なる高みに持って行く為には、必要不可欠であるだろう。

 最も生まれて20年しか経っていないSBUにとっては、まだまだ暗中模索の段階であり、何が良くて何が悪いか、等という判断基準は曖昧だ。しかも、隊員全員が大規模な戦争や戦闘経験(模擬演習は除く)が無い。まだまだ改善していく部分を、多く抱えているSBUではあるが、新入隊員への指導ノウハウは、少しずつ確立されて来たと言えるだろう。

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