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暴力のある厳しさ

 厳しさと言っても、SBUの場合は並大抵の厳しさでない事は、火を見るよりも明らかであろう。命をかけたやり取りをしなければならないのであるから、当然と言えば当然ではある。

 勿論、上官である下士官や士官はその事を熟知しており、どういう教育を施せば、部下が望むような力を身に付ける事が、出来るかという事を知っている。そう言うノウハウは自衛隊には蓄積があり、豊富であると言える。

 無論、SBUの歴史は浅くこれまでに蓄積してきた海上自衛隊の各部隊のノウハウが活用される事になる。それぞれの部隊のノウハウはSBUとの差はごく僅かなものであるが、その差は見た目よりも遥かに大きい。

 SBU隊員は皆が皆エリートと言った訳ではないが、それでも全員が精強な精鋭であると言って良い。精鋭を産み出すには、やはり厳しさが必要になってくる。それも徹底した厳しさの継続が必要である。

 具体的には、説明のしようが無いが、困難を伴っても説明しろと言われれば、やはりある程度の暴力を伴った厳しさという他は無いだろう。暴力を伴うと言っても、一方的な体罰とかハラスメントの事ではない。暴力のある厳しさとは、胸ぐらを掴んだり、怒声を浴びせ部下の体に厳しさを叩き込む事であり、危害を与える事を目的とはしていない。

 これを受ける事によって、隊員達の中に確実なたくましさや強力な精神力(タフネス)が身に付いて行く。もちろん、過度な暴力では意味をなさない。そう言う見極めをしていきながらも、厳しさを追究して行く事が、SBU隊員の教育に参考になる。そこに弱音や泣き言は一切無い。

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