表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
172/239

信頼関係

 部下の育成は長期間に渡り持続的に行われて、初めて意味を為す。特にSBUのような精鋭集団ともなれば、受けた教育期間と経験の豊富さが、そのまま実力に直結する。

 確かに生まれ持ったセンスや才能も大事だが、それらが花を咲かす為には、きちんとした教育と経験が必要になってくる。通常は2~3年程で任期制の自衛官ならば一任期を終えてしまう。そこで、自衛官を辞める人間もいるが、SBUにおいては、多くの任期制自衛官が、3曹に昇任を果たし部隊に残る。

 そうやって長い間年月をかけて、じっくりと実力を蓄えて行く。技術の継承と熟成は部隊にとって必須であり、精強な部隊には必ず欠かす事の出来ない、要素である。

 自衛官として、その教育期間は数ヵ月で終わりかもしれないが、SBU隊員としての教育期間は、SBU隊員であり続ける限り終わらない。自分に、部下が出来たとしても…である。

 部下の成長は上官の成長にも繋がる。お互いに高めあう事が、理想的な上官と部下の関係に繋がるのは良い相乗効果だ。勿論、何度も言う様だが可愛いと思うのならば、その愛の100倍の厳しさは必要になってくる。時には優しく時には厳しさを見せる。

 SBUという部隊の特殊性を考えれば、自ずと並の上官と部下の関係では、通用しない事は分かる。部下は上官を信頼し、上官も部下を信頼する。お互いの信頼関係が、部隊をより精強な部隊に押し上げる。それだけはSBU部隊に顕著な特徴である。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ