Simple is best(シンプル イズ ベスト)
少しずつではあるが、新入隊員も成長していく。中途半端になるなと言われ、自衛隊の中で最も厳しい訓練を行っている彼等はいつしか、精鋭の顔つきへと変わっていくのである。勿論、まだまだ一人前には程遠いものだが…。
しかしながら、それでも強くたくましく成って行っているのは、事実である。上官の赤村や青野も負けてはいられない。上官にもプライドはある。譲れない部分もある。そうやって切磋琢磨して行く事が、SBUの部隊の質を向上させる事につながるのである。
荒削りではあるが、洗練して磨き上げれば、光るダイヤになる可能性が高い。今はあれやこれや大変かもしれない。いや、未来に渡っても、その辛さは継続していくのかもしれない。それでもSBUの存在が求められるかもしれない以上、それに応える為に全力を尽くさねばならない。
階級が上だろうが下だろうが、それは関係無い。今やれる事を思い切りやる。そういうスタイルこそが、強くたくましいSBUを作って行く事につながる。口で言う程単純では無いし、生易しい物でもないだろう。
今やれる事を確実に行う。と言うのは、重要な事である。シンプルイズベストと言う言葉が、SBUには相応しいだろう。やらなければならない事は、実にシンプルであり、小さな努力の積み重ねでしかないのかも知れない。勿論、任務の多様性は否定できないが、それでもやるべき事はシンプルである。
それに対してどこまで努力を重ねる事が出来るかと言う事が、大切であり、SBU隊員にとって永遠的なテーマであると成って行くだろう。