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小隊と班のメンバー編制

 赤村や青野は三曹に昇任したが、任期制自衛官の多くは任期満了をもって退官していく。知れた顔ぶれが変わっていくのは仕方ないが、これが自衛隊の現状である。任期制自衛官が民間職につくのは、自衛隊としては、歓迎出来ないが少しでも自衛隊に残りたいという人間は任期の更新や、三曹への昇任試験を受け残る。

 SBUの伝統は残った者達が、間違いなく受け継いでくれる。基本的には、いなくなったポジションに人を埋めて行くのがベースである為、班の編制や小隊のメンバーを大きく変えるような事はない。班のメンバーを大きく変えると、折角築き上げたその班の技術的な蓄積がリセットされてしまう。それでは、練度を大きく落とす事になる。その為、班や小隊の編制はなるべく固定化するのが通例となっている。流動的になることのメリットよりも、固定化する事のメリットの方が勝るのだ。

 たった20年の歴史しかSBUには無いが、それでも今日迄に積み上げた経験とノウハウから、班や小隊の編制変更は、基本的に最小限に抑える。というスタイルへと変わっていった事は確かだ。

 部隊毎の経験値という意味では、確かにSBUは若い部隊だから足りない所があるのは否めない。しかし、それでもその短所を、埋めて余りある程の方法をSBUは得ている。であるとするならば、それを活用しない手はない。少なくとも実戦で使えるノウハウも持ち合わせているのは確かだ。

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