表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
153/239

無人兵器では出来ない事

 井口二佐は言う。

(フラッグ)は、軍人にとっては我が身同然であり、どんな困難があっても敵に渡す事があってはならないモノである。(フラッグ)=自国である。SBU部隊が日の丸(日章旗)を背負って任務を行う様な事は少ないかもしれないが、心の中には、きちんと旗がひるがえっている。それは、敵勢力も同じ事が言える敵勢力も国旗やバトルフラッグを持っている訳で、お互いにお互いの旗には手を出してはいけないという、暗黙のルールが存在する。軍人ならば、やって良い事とやってはいけない事の分別が求められる事は、言うまでもない。日の丸(日章旗)を持っていようが、持っていまいが、自分達の行動理由は、全て日本の為にあるという部分に集約される。只強ければ良いという訳でもない。只強ければ良いというならば、最新のAI技術を用いた最強の無人兵器を、作れば良いだけの事である。しかし、実際の作戦で生身の人間に求められるのは、最強の無人兵器ではカバー出来ない何かが有る為であり、その何かを人間だけが持っているからこそ、戦争の主役はまだ人間なのだろう。大切な事は、国を国家の威信を背負っているという、自覚があるのかと言う事だろう。SBU隊員である前に俺達は海上自衛官であり、日本人である。その事を忘れるな!」

 無人兵器には、決して代用する事の出来ない何かがあるからこそ、こうして我々は訓練をし、有事に備えている訳である。無人兵器やハイテク技術がいくら進化していくとしても、生身の人間の力は必ずどこかで必要になってくる。と言う事を井口二佐は、言っている。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ