日の丸を背負う事の意味
自衛官ならば、誰しもが日の丸を背負って戦う事の意味について、考えなければならない。好む好まないとに関わらず、日本の領土、領海、領空を守れるのは、自衛隊しかいないからだ。軍人が国家の為に忠誠を誓うのは、当たり前の事なのかも知れないが、残念ながら自衛官は正式な軍人ではない。自衛官は、特別職国家公務員である。
非軍人の自衛官が、どの様なモチベーションを持って日の丸を背負う事について考えれば良いのだろうか? 答えは1つではないし、そんなに単純な話ではない筈である。
習慣として自衛官は国旗や旭日旗(自衛艦旗)に触れる機会も多く、一般国民よりも旗の重みに関しては一定程度の理解はあるだろう。しかし、その旗を背負う覚悟があるのか、無いのかという問題は別問題であると言える。
残念ながら現状は、自衛隊員各自に丸投げしてしまっている部分があり、国策として日の丸を背負う事についての教育と言うものは為されていない。もっと充分な教育をしなければ、恐らくきっと自衛官のqualityは下がる一方だ。だが、それをやってしまうと、ナショナリズムがおかしな方向へ流れて行くという、不安要素もあるのは確かだ。
ナショナリズムの方向異常は、最悪の場合相当なダメージを残してしまう事を我々の先祖は、既に体験しており、その部分は危惧されるべき事柄である。たかだか旗の1つと思うかもしれないが、この日の丸の旗の重さを理解出来ない人間は国を守る資格はない。自衛官として最低限身に付けて欲しい部分ではある。