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SBUのニーズ

 海上自衛隊の主な役割は言うまでもなく、我が国(わがくに)の大動脈であるシーレーンの防衛である。しかしながら我が国は、戦後長らく特殊部隊を持って来なかった。陸上自衛隊も海上自衛隊も、9.11アメリカ同時多発テロ事件を受けて初めて特殊部隊を創設する運びとなった。脅威の形が変わって来た事も、大きな要因としてあげる事が出来るのかもしれない。

 長年、特殊部隊を持つ事をしなかったのはもちろん、その必要性が緊急性のあるものではないと判断していたからであり、あくまで日米同盟における海上自衛隊の役割というポジションというものは、対潜水艦作戦能力や掃海能力といった、アメリカ海軍を補完するものに重点が置かれている訳なのである。

 戦後の冷戦構造がガラッと変わってしまった、9.11アメリカ同時多発テロ事件以後の新たな国際情勢の変化こそが、現状の日米の防衛体制を作り出したとも言える。更に言えば中国の台頭もそこに加わっている。安全保障というものは、国際情勢の変化により変わるものであり、一定のものでは無い。

 海上自衛隊に特殊部隊を置いたという事は、それだけのニーズがあったという事である。ニーズがある以上、SBU隊員は達はそれに応えなければならない。10年後、20年後の未来の事は分からないけれど、今やれる事に全力を尽くす事こそが未来につながるものである。変化への柔軟な対応こそが求められたりする訳であり、それは陸海空各自衛隊に共通している事であると言える。

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