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強靭な部隊を作る為に

 A、B、Cと、三つの班で構成される海上自衛隊特別警備隊第一小隊だが、三つの班に実力差はほとんど無い。しかも、隊員のレベルは相当なものがある。個人の努力によるものが大きいが、やはり選りすぐりの精鋭を集めただけの事はある。

 SBUを運用していく上で隊員のレベルは欠かすことの出来ないモノである。厳しい訓練に耐えうるだけのタフネスも必要であるし、何よりも強さが必要である。

 SBUが班を三つに分けているのは何も作戦上都合が良いからという理由だけではない。班ごと競わせて相互に高めあう目的もある。少数精鋭であるSBUにとっては、如何様にして隊のレベルを向上させていくのかという事は至上命題であると言っても過言ではない。

 どうしても個人の努力だけでは、限界もある訳で実際に力をつける為に、様々な事を試しているという現状がある。こうした試行錯誤をする事で日本にとっても、海上特殊部隊の基礎やノウハウと言ったモノが蓄積されていく。

 今はまだ試行錯誤の段階であり、手探りの状態であると言っても良いのかもしれない。実際の任務で活躍する事も大切であるが、後生の事を考えると、何をどうすれば精強な部隊を作れるのかと言う事は、重要な事である。

 日本に特殊部隊が出来て20年足らず。今はまだ日本の特殊部隊事情は、必ずしも芳しくないものなのかもしれない。だが、現場レベルでは、悪戦苦闘しながらも何とか、形を作ろうと必死になっている。その影ながらの努力も忘れてはならない。

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