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希望通りのわがままにはならない

 自衛隊には、様々な経歴を持つ者がいる。会社勤めをしていた者。転職者。高卒入隊者や大卒入隊者は、就職先として自衛隊を選んだ者。自衛隊生徒から防衛大卒のエリートまで、多種多様である。

 昨今の女性の社会進出を後押しする社会情勢もあって、女性自衛官の割合も増えてきている。志望理由も様々だ。憧れや格好の良さを理由に自衛隊の門を叩く者もいれば、実際の災害現場で活躍する自衛官の姿を見てなろうとする者もいる。

 親が自衛官で入隊を決める隊員もいる。しかし、憧れや格好の良さだけで勤まる程自衛隊は甘い所ではない。安易な理由で勤まると思っていると、必ず挫折する。今まで何をしてきたかという事よりも、今何が出来るかという事の方が重要視される世界である。入るコースは多彩だが、努力次第で自分の頑張りで、道を切り開いていく事は可能である。防衛大卒のエリートでも2等海士で入って来た人間に出世で負ける事も希にある。

 とにかく沢山の職種が自衛隊にはある。与えられた環境の中で、自分の生きる道が何処にあるのかを見つけるのも大切な任務である。パイロット志望だったが、適性やミッションがこなせず、整備員になったという航空自衛官もいる。

 100%自分の希望通りの配置にならない事は、ザラであるが、今任されている場所で、全力を尽くす事はいつか自分の将来の為に、その糧に必ずなる。確かに希望通りの未來を描く権利はある。それは、かけがえのない理想ではある。自衛隊以外のどの世界でも、自分の100%希望通りに事が進むなど有り得ない。現実を見ればそれは、一目瞭然である。

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