ウィークポイント
海上自衛隊のレベルは世界の中でも五指に入る程だ。特に対潜水艦作戦能力や、掃海能力は世界トップレベルにある。その海上自衛隊の弱点となっていたのが、兵力の少なさである。約4万人強の兵力では、仮想敵国である中国海軍やロシア海軍に到底及ばない。
まぁ、今の時代数より質の方が重要度は高い。その兵力の差を埋めるのが、一騎当千のSBUを育成する事である。
現行憲法の規模では充足率90%越えで4万人強の兵力と言う事は、どう見積もっても、最大で5万人(充足率100%)程の規模の部隊しか持てない計算になる。資金や装備費の問題もある。海上自衛隊が、これからも日本の平和を守る組織である為には、何をどうすれば良いのか?
まずは現有戦力を冷静に分析する事。そしてその上で、日本の防衛に必要な能力を持った艦船や艦隊が必要なのかつまびらかにする事である。ヘリ空母型護衛艦等といった誤魔化しをせず、空母保有。ひいては原子力空母や原子力潜水艦の配備も、真剣に検討すべきである。核兵器を持たないと決めている以上は、その位の覚悟が必要である。
防衛省自衛隊は今、過渡期を迎えている。日本の国力にマッチした組織へと変わらねばならない。いつまでもアメリカは守ってくれない。その為に憲法改正が必要なのであれば、国民的議論を経た上で、憲法改正を実施すべきである。ドイツを見るがいい。何度も憲法を改正してナチスドイツの様な国に成らない為に、その時代に即した憲法へと変えていると言う事例もある。