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日米同盟が終わる時

 アメリカ軍の練度の高さには、ただ驚くだけである。一体世界中のどこの国がこのアメリカ軍を上回れる国が存在しようというのか?そう思わずにはいられないのである。

 全てはアメリカ軍の模倣に過ぎないのかもしれない。アメリカが出来ない事は諸外国にも出来ない。日本も決してその例外ではないだろう。アメリカに一国で対抗しようとする国は中国位だが、恐らくあと10年は束になっても、このアメリカという国に勝てる国はない。陸海空海兵隊の4つの基軸コマンドを持っているが、どのコマンドも、レベルが高い。ただ兵力が多いだけではなく、quality of militaryで軍隊の質そのものが高い。リムパック等の演習を行うと、それが際立つのだ。

 思えば、アメリカの軍事力の高さがはっきり現れたのは、第二次世界大戦の頃からであった。奇しくも、その相手は日本、ドイツ、イタリアであった。その頃のアメリカは、出来立ての新参者からようやく脱皮して、国際政治の表舞台上で実権者となり、権力基板を固めた頃だった。その為、アメリカの実力は、そこまで高く評価された訳ではなかった。

 事実、アメリカは第二次世界大戦の前半戦では、非常に苦労を強いられた。それでもアメリカ海軍は、苦心の末日本海軍を撃ち破り、ナチスドイツを降服させた。その時から75年以上アメリカは、一度もNo.1の座から降りた事はない。それがアメリカの自信になっている。

 しかしながら、アメリカ合衆国の安定と平和が必ずしも永久に続く事はあり得ない。栄える物は必ず衰退する。これは宿命である。と、言う事は日米同盟も、永久不滅のものではないという事だ。今は二国間の同盟関係がスムーズに維持され、順調に経過しているが、それがいつか終わるモノだと言う事を我々日本人は覚悟しておく必要があるのではないだろうか。

 世界最強のアメリカ合衆国と言えども、その例外ではない。その時、日本は何をしなくてはいけないのか、きちんと考えておかなければならない。

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