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一話完結小説

ケイ「年収一億になるにはどうすればいいんだ」

作者: ケイ

35作目です

ケイ「年収一億になるにはどうすればいいんだ」


リョウ「まずは一千万ぐらいの方がいいんじゃないか」


リョウ(一千万でもかなり無茶な額だが)


ケイ「いや、一千万目指すより1億目指した方がいいんだ。稼ぐならデカイ方が絶対いい」


リョウ「でも、一億稼ぐなんてどれだけたいへんか知っているか。今の時代資産一億持っている人なんてほんの一握りだぞ」


ケイ「その一握りに俺が入る」


リョウ「ま、夢はデカイ方がいいな」


ケイ「で、どうすればいいと思う」


リョウ「パッと思いつく限りでは企業か株か不動産ってところだな」


ケイ「株と不動産は不安定そうだからパス。ということで企業だな」


リョウ「何やるの」


ケイ「ゲーム開発だ。今、スマホのアプリが人気で一発当てた企業やプログラマーがたくさんいるんだよ」


リョウ「お前プログラミングできるのか」


ケイ「なーに、今はできなくてもあんなもの少し練習すればできるようになる」


リョウ「まあ、プログラミングはできるようになったとして、何のゲームを作るんだ」


ケイ「今まで誰も考えたことの無いようなゲームにしたい。何かアイデアはないか」


リョウ「少しはお前も考えろ」


リョウ「そうだな、日本全国の山が魔物に乗っ取られた。主人公はその魔物を倒して山を取り返さなくてはいけない。山の高さが高くなるにつれ魔物は強くなる。つまり富士山に最強の魔物がいる。この最強の魔物を倒すまでの冒険とか」


ケイ「それだ、スゲーいいじゃん」


リョウ「まじか、俺が言っといてなんだがクソゲーの予感しかしねーぞ」


ケイ「さっそく作るわ」



~半年後~


ケイ「できだぞ」


リョウ「本当に作ったのか」


ケイ「やってみてくれ」


リョウ「どれどれ」


ゲーム音声「日本の富士山は多くの魔物に乗っ取られた。主人公は富士山を取り返すため戦わなくてはいけない」


リョウ「ん、富士山だけ。他の山は」


ケイ「ああ、いろいろな山を出そうと思ったんだがたくさんあっていちいちプログラムするのがめんどくさくなって富士山だけにした」


リョウ「…ま、いいけど」


ゲーム音声「多くの戦いを経てついに主人公は最強の魔物と戦うことになった」


リョウ「おいおい、いきなり最強の魔物との戦いってなんだよ。その前の敵は」


ケイ「敵のプログラムがめんどくさかった」


リョウ「もう、何も言わん」


対戦画面が出てきた。戦う、逃げるの二つの選択肢があった


リョウ「どっちかを選べばいいのか」


リョウは戦うを選択した


バン(敵を切るつける音)


最強の魔物に一億ダメージを与えた。最強の魔物は倒れた


リョウ「おい、攻撃一回やっただけで倒したぞ」


ケイ「主人公は今までの戦いで強くなっているからな」


リョウ「限度があるだろ。こんなクソゲー始めてやったわ」


ケイ「まあまあ、このゲームで俺は一億稼ぐ」


リョウ「一円も無理だと思うが」



後日、このゲームは世に出た。とてつもないクソゲーということで、そこそこ人気が出た



(終わり)



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