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狂喜の中で。  作者: 楽野へぼ
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狂喜のはじまり。

 「なあ、享也って小説好きだよな?」

 「ん?好きだけが、どうした?」

 「いやー俺よ、最近異世界転移系にはまっててよ」

 「透が?以外だな。本読むよりか運動し方が良いとか言ってたくせに」

 「人は変わるもんさ!それより異世界転生系で面白いやつ知らね?」

 「すまん。推理系しか読まん」

 「使えないなー」

 透が首をふりながら言う。

 「自分で調べれば良いだろ。勝手に使えない呼ばわりされても困る」

 「すまんな。俺が悪かった」

 そう言う透の肩は震えている 

 「肩震えてるぞ。笑ってるの丸見えじゃないか」

 「ありゃ、ばれちった?」

 「殴りたいこの笑顔」

 凄く平和ないつも通りの帰り道。いつもの様に信号を渡ろうとした時、トラックが凄い勢いで突っ込んできた。

 「透!危ない!」

 咄嗟に近くにいた透を蹴り飛ばす。だが、透を庇ったせいで自分が避ける時間が無かった。

 体に鈍い衝撃が走ると同時に俺は意識を失った。



 何か聞こえる。これは人の声だろうか?透じゃない、救急隊員だろう。良かった。助かった。俺はゆっくり瞼をあける。

 そこにはダンディーなおじさんがいた。

 「おう!目ぇ覚めたか!良かった!良かった!」

 「す、すみません頭が混乱しているので少し落ち着かせて下さい」

 「おう!一応自己紹介はやろう。俺の名はダンだ!よろしくな!」

 ダンさんか...え?外国人?いや、て言うかココドコ?事故があった場所じゃない。古い山小屋みたいだ。

 「おい!あんたの名はなんだ?」

 「あ、すみません。俺の名前は享也って言います。」

 「キョウヤか!面白い名だな!」

 「ここはどこですか?」

 「ん?ここはシュベリド大森林の山小屋だ!」

 シュベリド大森林?聞いた事ないぞ。ヤバい頭がパンクしそうだ...一旦整理しよう。

 俺は透と帰る途中事故にあった。それから何故かダンさんに山小屋で介護して貰ったと。うん!わからん。

 「あの、ダンさん、日本ですか?ここ」

 「にほん?なんだそれ?ここはシュベリド大森林と言っただろう!」

 日本を知らない?それはあり得ない。日本語喋ってるし。つまり、日本を知らないのに日本語が喋れる。それに、トラックに当たって知らない所にくる...異世界転移か。あー頭壊れそう。

 「助けてくださりありがとうございます」

 「おう!俺ほど優しいやつはいないぜ!」

 「質問をさせて下さい。この世界はどんな世界ですか?」

 「ぶっ飛んだ質問だな。ワッハハハ!この世界はな!ある病気が流行っている。その名も狂喜病!かかったら最後。なんにでも大喜びよ!特に人を殺すときが一番喜ぶんだぜ!快楽みたいなもんだ!喜びたい、幸せになりたいってなってな!人を殺すんだぜ!怖いだろ!それにな、見た目がどんどん醜くくなる。そんな病だ」

 「.....」

 「マジで知らなかったのか?常識だぞ。あんた何処から来た?」

 「日本という国です。俺は事故にあって...それで気付いたら此処に」

 「転移者か」

 「え?今何と言いました?」

 「転移者。たまに来るんだ、突然な。そして病にかかり死ぬ」

 「そんな...では、何故ダンさんは狂喜病にかからないのですか?」

 「簡単だ。水を飲まない。水を伝って感染するからな。だが、流石に水なしじゃ死ぬ。そこでだ!俺の魔法適性は水だ!綺麗な汚染されていない水が飲める」

 「魔法も存在するのか...」

 「そうだ。水が出せるやつはこの世界じゃ重宝される」

 「俺も使えたりするんですか?」

 「わからん。だが、確かめる価値はあるはずだ!明後日魔法適性があるか町に行って確かめよう!」

 俺の人生はどうなるのだろう?平和な日本に戻りたい。

 いや戻ってみせる!

飽き性なので完結できないかも

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