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地下書館籠城 共通①


「はあ……なんでこんなことに」


私は学園内にある図書館の地下に閉じ込められている。

絶賛夏休み期間中で、誰も助けにはこない。


事の発端は私が次代の魔導一族の長“ドゥルグリア”に決まっていたと聞かされた件だ。

辞退すべく受け継いだ杖を置いて、ここまで逃げると運悪くブレーカーが落ちた。


「あのさ、アンタも何か考えてくんない?」


幸い閉じ込められたのは私だけではない。



「ところで君の名はなんだい?」

「アンノミア=キリアリズン」


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