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落ちこぼれ二世の逆襲  作者: 竜胆千歳
第一章 働く事は難しい
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某先輩の証言

中上海という若手は凄い、仕事に対して誠実で熱心だ、それに結果も出している、期待の若手と言っても良いだろう。

おまけに美人の彼女がいるらしい、海に聞いてみたら。

「幼馴染で一応婚約状態です、相手の都合もあるので、籍とか式はしばらく先ですけどね」

なんだか漫画みたいな話だったが、まあ良いとしよう、遠距離が続きすぎて別居状態になっているこの職業で理解してくれる相手はなかなかいないし、離婚も多い。その点幼馴染なら、前々から理解してくれる所はあるだろう。

ただ、時々こそこそと何かを隠している様子を一度見た事がある。

「おい、なにやってるんだ」

「あっ、篠宮さんお疲れ様です。ちょっとオトナな本を……」

「馬鹿野郎! ちゃんと試合に集中しろ!」

俺が怒鳴ってそそくさと逃げて行ったのを覚えているが、思い返すとそんな本を隠すスペースすらもなかったし、先輩と相部屋でそんな本を持ってこないだろうから、海には何か秘密があるのかもしれない。あまり悪い事ではないと良いのだが……。

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