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探偵物語~学校の都市伝説

私は探偵だ

特に有名と言うわけではないが生活していける程は稼いでいた

そして私の依頼の大半は不可解な事件、

都市伝説のようなものの調査だ


そんな私のもとにひとりの依頼者がやってきた

依頼者は某学校の校長だった

どうやらその校長の話では最近不可解な事が学校で起こるらしい

つまり学校を調べてほしいと言うのだ

詳しく依頼内容を聞くと確かに不可解な事が起きていた

その内容は、先生が相次いで3人怪我をした

      生徒会長の加藤が軽い交通事故にあった


今までにたような依頼を以前したことがあった

そのときは怪我をした先生の不注意が原因と言ったので

調査するほどではなかった


私はまたそんなことだろうと思いつつも依頼を受け

怪我をした先生のもとに話を聞きに行くことにした


一人目に怪我した岡元先生に話を聞くと

怪我をした日時は5月9日だいたい18時ぐらいだったと言う

場所は2階の廊下急に大きな衝撃を後ろからきて飛ばされたらしい

岡元は見る限り大柄な男なので飛ばすとしたら

相当な威力が必要となるだろう

それにしてはたいした怪我でなかった

多少疑問は残ったが二人目の先生の元に向かった


二人目に怪我した斎藤先生に話を聞くと

怪我をした日時は5月15日同じく18時ぐらいだったらしい

場所は体育館につづく渡り廊下

斎藤も同じように後ろから大きな威力がきて

飛ばされたと言う

斎藤の傷も同じく軽いものだった


三人目に怪我をした工藤先生の

怪我をした日時は5月21日の18時頃

場所は校舎裏の駐車場だった

二人と同じように大きな衝撃で飛ばされた

傷は手の骨折とやや思いものだった


最後は生徒会長加藤だ

怪我をした日時は5月30日の18時頃

場所は校門近くの交差点車通りの多い交差点だ

加藤は前から押されたような衝撃で後ろに飛ばされた

そのときに自転車とぶつかり軽い怪我をした


この四人の話が確かなら共通点と大きな疑問が生まれる

共通点は、まず時間だ。四人全員が18時頃と言っていた

二つ目は強い衝撃を受けた

三つめはいずれも学校付近

四つめは全部5月の1ヶ月間に起きているということだ


疑問点は、大きな衝撃とはなんなのか?

二つ目は、なぜこの四人なのか

三つめは、なぜ加藤だけ前からの衝撃だったのか?


私は、四人の話を聞いて人ではない何かしらだと考えた

なぜなら三人の先生は大きな衝撃を背中で受けたはずなのに

背中にはあざひとつない

そして、加藤は前から衝撃を受けている

風が突然吹いて転んだそう推測するのが普通だろう

だがそれではあまり面白くないので風だろうと決めつけながらも

調べを続けた

そうすると不自然なことを岡元が言い出した

後ろから張り手のように両手で押されたと言い出したのだ

どういうことなのだろう風だったなら手の感覚などあるわけがない

他の三人も同様に同じことを言い出した


私は心のどこかで近寄っては行けない気がしたが

もっと詳しく知りたいと思ってしまいこの学校の過去を調べた


この学校ではこんな噂があるらしい

裏の駐車場に夕方に行くと

20数年前いじめられてなくなった少年に出会う

二階の廊下でも

体育館の渡り廊下でも同じような噂があった

私は幽霊の存在は信じない派だったため

信じられなかったがとても興味はあった

その日の夕方18時頃に二階の廊下へ行ってみたが何も起きずに

帰ろうとしたそのとき

後ろからかぼそいこえで「もうやめた方がいい」と聞こえた

ビクッとして後ろを振り向いたがそこには誰もいなかった

その次の日私は怖さを感じながらも体育館の渡り廊下に行った

何もなかったが「やめないと…」とまた聞こえた

その次の日私はなぜか導かれるように裏の駐車場に行った

何もなかったがにらまれるような視線を感じ

私は怖くなり走って逃げた

次の日校長にこの依頼から手を引かせてもらうと

言ったときに校長は「そうですか…」と話を聞くと

「わかりました」と言った後

意味深そうに話を続けた実は20数年前この学校には一人の

正義感溢れる男のがいました。ある時、いじめてる子を助けたその子は逆にいじめられる存在になってしまった。二階の廊下や渡り廊下

裏の駐車場はその子の血がよくついてました

ある日学校の目の前の交差点に飛び込んで自殺してしまった

学校側はいじめはなかったと断言しました

それからその三ヶ所では、不可解な怪我をする人が増えた

その怪我する人物の共通点は面白おかしく自分の事をした人物

岡元、斎藤、工藤は納得がいきました

あの三人は20数年前少年の事を馬鹿にしていました

怪我が軽いというのはその少年のせめてもの正義感でしょう

だけど加藤は納得がいかなかったんです

その理由がわかればと思ったんですがしょうがないですねと言った

その話を聞いた私はすいませんでしたと一言言って

学校から出ようとした

そうすると一言その三ヶ所にはいってないですよね?と言われた

私は固まった

校長はまた話始めた

昔あなたと同じように探偵がいて三ヶ所に回った一ヶ所めで

少年に出会い忠告を受けた二ヶ所でも忠告を受けたが

無視して三ヶ所目に行ってしまった何にもなかったが

その次の日依頼を断りに来た帰り

そこの交差点で引かれてしまいました

私はありえないと思って少し早足で学校を後にした

校長はボソッともう逃げられませんよと言ったように聞こえた

その帰り道学校近くの交差点で私は引かれた

幸い命はとりとめたが後遺症が身体中に残った

あの忠告を受ければ良かったと後悔したが遅かった

あの少年が私を交通事故に合わせたのかはわからないが

なぜか私はあの少年じゃないきがした

後で知ったが、

加藤はあのとき自殺しようとあの交差点にいたらしい

もしかしたら加藤の事を押したのは助けるためだったのかも知れない










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