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常夜紫煙堂事件録  作者: 兎深みどり


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3/50

第三話 口紅の粉は時間を語る

 日が沈みきる前の街は、紫と橙の境目で息を止めていた。

 通りの水たまりは昼のうちにほとんど乾き、薄い皮膜が、少しだけ残る。

 吹き込んだ風がその膜を破り、裂け目の縁に夕映えの色が集まっては消えた。

 常夜紫煙堂の看板は空の紫を吸い、名の通りの濃さになる。

 ガラス戸の向こう、照明は一段落とされ、瓶の列は影の段丘のように重なっている。


 カウンターでは黄銅の秤が皿を閉じ、針は零で止まっていた。

 そばには細いブラシ、虫眼鏡、無水エタノールの小瓶、薄い陶器皿が三枚。

 うち一枚には現場から預かった吸殻が紙片の上に等間隔で並び、紙には鉛筆で短い線と「赤・青・白・茶(両切り)・活性・口紅」と書き込みがある。

 紙の端は毛羽立ち、指でなぞるとざらりと音を含む。


 夜村は、まず「音」を見る男だった。

 灰が崩れる音、湿った紙がほどける音、瓶の唇を撫でた時の乾いた硝子の音。

 耳の奥にそれらを置いたまま、視線は一定の速度で吸殻の列を往復する。

 細筆に無水エタノールを含ませ、口紅の付いたフィルターの端に一滴落とす。

 赤はすぐには広がらず、縁に沿って楕円を作る。

 粉体顔料が多く油分が少ない、安価な百円商品の配合。

 溶け出した赤を別紙に移して乾きの速さを見る。

 七数える間に輪郭が崩れ、十で止まった。


 ちなみにこれらの証拠は全て鑑識が調べた後であり、天田の独断ではない。

 彼女にそこまでの権限は無く、彼女の上司が夜村に任せるのを許可した為、このような事が許されている。


「来ました!」


 ドアベルが鳴り、天田芽衣子が飛び込んだ。

 制服の襟に夜の湿りが残り、肩の布がかすかに光る。

 頬は外気で冷え、目の奥は日中よりさらに忙しい。


「コンビニの防犯映像が出ました。事件の二時間前、百円ショップで口紅と軍手、それから塩。全部、同じ人が買ってます」


「顔は?」


「帽子とフードで隠れてます。でも、釣り銭を受け取る手が左。小指の付け根に古い火傷みたいな痕」


「左利き……火傷の痕ね」


 紫郎はうなずき、両切りの一本に目を移す。

 巻き終わりの芯が少し潰れ、紙繊維が逆立っている。

 左の親指腹で押し込んだ跡。

 現場の床で見た“落ちる高さがいつも同じ”という癖とも合う。

 吸殻や火花が落ちる“位置の偏り”は、利き手と持ち方の癖から来る。

 例えば、左手で持つ人は自然に左側に灰を払う為、火花や粉が一定の位置に落ちる。


「店の前の路地でも映像が一つ。フードの人物が紙袋を抱えてました。腕時計は右手」


「右手に時計の左利きは珍しくない」


「はい。でも――」


 天田はクリアファイルを広げ、薄い音で写真を並べる。

 百円ショップのレシート、コンビニの自動ドア越しの影、アパートの踊り場カメラが拾った一瞬の横顔の輪郭。


「顔は不明。肩は細く見えるから女性にも見える。でも歩幅はやや大きい。判断がつきません」


「急がなくていい。時間が教える」


 紫郎は無水エタノールの栓を閉め、皿の前で両手を軽くこすった。

 皮膚の温度を下げて匂いを乱さない為だ。匂いは言葉より先に嘘を見抜く。


「見よう」


 天田が皿の反対側に立つ。

 赤い帯、青い帯、白の無地、茶の両切り、活性炭、口紅……色の並びに一定の間隔が見える。


「“本当の声”はもう分かりました?」


「まだ決めない。ただ、嘘は表面から剥がれやすい」


 紫郎は口紅の一本を持ち上げる。

 灰に触れない角度で空気から支えて取る。

 フィルターの根元の赤は唇の丸みを持たない。

 布の乾いた縁で擦りつけた時の直線的な筋、角に粉が溜まる。

 もし唇ならもっと丸く滲む。


「これは布で付けた赤だ」


「軍手ですか」


「軍手の綿は目が粗い。粉が溝に残るはず」


「鑑識に繊維採取、頼んでおきます」


「頼む」


 言葉の直後、ベルが短く鳴り、常連の男が帽子を取って入ってきた。

 頬は柔らかく、目尻のしわが笑って定着している。


「こんばんは。……なんだ、にぎやかだね」


「島倉」


「珍しく名前呼んだね。そちらは初めましてかな?」


「警察の者です。すみません、今は捜査中で」


 警察手帳を提示し、所属する警察署、階級、氏名などを明示する天田。


「邪魔しないさ。ちょっと相談だけ」


 島倉誠一は瓶の列の前で鼻を利かせる。

 空気の層を嗅ぎ分ける癖は常連のものだ。


「……丁子の香りが残ってる。西区の屋台でクローブの変わり種を卸す古いルートが動き出してる。去年あたりからだ」


「屋台?」


「昼はたこ焼き、夜は串焼きと煙管の小物。店頭に出ない包みも混ざる。俺は鼻が利く」


「場所は?」


「西区の川沿い高架下。木曜の夜によく出る。今日は木曜」


 天田が顔を上げる。偶然に見えても、街はいつも何かの合図で動く。

 あとになってからそれが分かる。


「情報ありがとうございます」


「代わりにNo.18“焙煎強め”を少し」


「番号札は」


「三一」


 紫郎は一瞬だけ視線を落とす。

 紙袋の角に書いた数字、昨夜の松脂の感触――偶然を結ぶのはまだ早い。

 だが糸は同じ箱に巻いておく。


「……後で」


「いいとも。俺は長生きだから」


 島倉は手を振り、隅の椅子に腰を下ろす。脚が床を擦って細い音が出た。

 アパートで見た擦り傷の音に似ているが、同じではない。

 紫郎はその差を心の引き出しにしまう。


「見てください」


 天田が両切りの一本を指す。

 巻き芯に小さな黒い点。

 煤ではなく紙内の微細孔が潰れた跡。

 巻いた時に紙が湿っていた。

 湿りは唾ではなく空気の湿度。

 今朝の部屋は確かに湿っていたが、これはもっと生温い湿りの潰れ方。

 屋内より狭く閉じた空間――車内の可能性が高い。


「車の中で巻いた?」


「たぶん。狭くて手の高さが一定になる。落ちた灰は靴のゴムに乗る。……明日、駐車場の砂利を見に行く」


「駐車場?」


「アパート裏は丸い砂利だった。丸い粒は靴底の溝に入り、灰と揉まれる。揉まれた灰は砕け方が変わる」


「灰の“声”ですね」


「そう」


 紫郎は両切りを戻し、活性炭フィルターの一本を持つ。

 根元の着色は浅く吸い込みが弱い。

 初心者の吸い方。

 しかし最初の一本ではない。

 紙縁の焦げが他より深い。

 火入れに慣れた後の油断。

 犯人は複数の吸い方を体に持っている。

 鏡の前で練習した喉の使い分けのように。


「私は署に戻ります。屋台も当たります。先に佐伯さんへ報告を」


 天田が携帯を取り出す。

 画面の反射が瓶に細い光を描く。

 すぐに繋がったらしい。

 受話口の向こうの声は湯気のように薄いが、よく通る。


「――焦るな。屋台は面白いが、一人で行くな。北条を付ける。口紅の件はまだ上に上げるな」


 通話が切れ、短い沈黙。

 天田は息を吐き、指を握って気持ちを切り替える。


「北条さんと行けるなら心強いです」


「人は、歩幅や手つきがそろうと強くなる」


 紫郎は口紅の一本に無水エタノールをもう一滴。

 赤は広がらず縁だけ濃くなる。

 乾いた粉の粒径が大きい。

 屋台の明かりなら唇に見えるが、近づけば嘘が割れる。


「紫郎さんも来ますか」


「行く」


 即答した。

 灯りが一段夜に寄り、瓶の影が深くなる。

 湿度計の針は五十七%へ。

 夜の湿りは嘘を育てやすいが、同じだけ輪郭も浮かびやすい。


 川沿いの高架下では、小さな火が連なり、油の匂いと甘辛いタレの蒸気で空気が重い。

 風が梁で砕け、音は足元へ折れて落ちる。

 提灯は弱く、影は手の甲の血管のように細い。

 串焼きの煙が横切り、丁子の匂いがわずかに揺れた。


「ここだ」


 北条隆司が歩を止める。

 目は眠っていない。

 動きは無駄がなく、急ぎすぎない。

 屋台の端に「小物」と手書きされた箱。

 中には煙管、巻紙、安いライター、見慣れない包みが混じる。


「こんばんは。少し見せてください」


 天田が声をかけると、屋台の中年はしかめ面から営業用の笑顔に変わる。

 笑顔の下で目だけが冷たい。


「警察さん? うちは合法の小物だけ」


「この包みはどこから」


「輸入雑貨。香り付きの紙は人気でね」


 男は包みに手を伸ばすしぐさをするが触れない。

 触れれば手が覚える。

 記憶は時に証言になる。


 紫郎は半歩下がり、空気に鼻を近づける。

 丁子の香りは軽い。

 最近開けた箱ではない。

 時間が経ち、香りは紙に移り、箱は殻になる。

 角の潰れは内側からの圧、輸送ではなく人の鞄の中で生まれた潰れ方。


「ここで左利きの客は?」


 北条が短く問う。

 男の目が一瞬泳ぐ。

 その距離は嘘の長さに似る。


「さあな。夜は忙しい」


「忙しくても、左手で金を受け取る客は覚えているだろう」


 北条の声が冷え、提灯の赤に温度差が生まれる。

 男は肩をすくめ、視線を外へ逃がす。


「……長い髪の客は来た。肩が細い」


「女性か」


「さあ。フードだった」


 天田が一歩出る。

 紫郎は袖を軽く引いて足元を示した。

 屋台の足場は仮設の板。

 板の端に細い擦り傷が二本、並んで走る。

 細い金属脚が引きずられた跡。

 幅はアパートの床と近い。

 板の下の砂利は丸く、粒はアパート裏より小さい。

 小さな粒は靴の溝に長くとどまる。


「ここでも同じ“癖”が出てる」


 屋台の影で煙が一筋上がる。

 誰かが吸っている。

 赤帯の包みを握る手は右、火を入れるライターは左。

 左利き。

 関節に薄い火傷痕。

 暗くて目立たないが、掠めた光で白く浮く。


「すみません、少し」


 天田が声をかけるより早く、その影は煙を地面に落とし、踏みつけずに歩き出した。

 灰は小さく光って消える。

 落とし方はアパートと同じ。

 灰皿に手が伸びない。

 歩幅は一定、腕の振りは少なめ、音の少ない歩き方。


「北条さん」


「追う」


 北条は迷わず追い、天田も続く。

 紫郎は一度だけ板を蹴り、砂利の音を耳に入れた。

 低く、丸い音。

 明日、靴底からもこの音が出る。


 足音の先で路地は二度曲がり、三度影が切れた。

 高架の柱の根元には風の溜まりがあり、煙の薄い殻が漂う。

 影はそこへ紛れ、すぐ現れる。

 距離は縮まるようでいて離れる。


「曲がった!」


 天田の声。

 北条が合図を返す。

 紫郎は走らない。角を曲がる前に一呼吸、風の向きを先に読む。

 押す方向に人は逃げやすい。

 風は音を運び、音は灰の落ち場所を決める。


 影が途切れ、三人の足音だけが残った時、路地の奥でシャッターがぎしりと鳴った。

 風ではない。

 内側から押された音。

 板金がわずかに膨らんで戻る。

 誰かが入ったか、出たか。


「今の、聞いたか」


 背後から低い声。

 振り返ると佐伯が入口に立っていた。

 足取りは緩いが、水たまりを踏まない角度だけ正確。

 舗道の縁へ一歩、砕けたガラス片を避ける。

 無駄のない、偶然に見せる丁寧さ。


「課長!?来てくださったんですか!?」


「焦るな、焦るな。若いのは急ぐ。時には止まって人生、俯瞰して見なくてはならんぞ……お?」


 佐伯は一歩出た先の路面を見る。

 踏み潰されず残った灰が白い点線になっている。

 点線はシャッター前で途切れ、内側へ続くように見えた。


「ここは倉庫街。鍵は」


「管理会社に当たります」


 天田が即答し、電話する。

 北条は隙間を覗き、紫郎は白い点線を指でなぞる。

 粉は温度を持たず、湿りだけ指に移る。落ちたばかりだ。


 鍵が届くまでの十分、風は二度向きを変え、提灯の赤は一度消えてまた灯る。

 十本の吸殻が語った“同じ間隔の癖”は、ここでも続いている。


 シャッターが上がる重い音。

 押し出された空気は古い木箱と油紙の匂い。


 中は暗く、床はコンクリ。

 片側の壁に古い机とスツールが二脚。

 細い金属脚が床に二本の擦り傷を残す。

 幅はアパートで見たものと一致。

 机上には安い鏡と口紅。

 鏡の埃は右から左へ払われ、口紅キャップには粉の赤が固まっている。

 机の隅には活性炭フィルターの空箱。箱の側面に薄く丁子の香り。


「ここで練習したな」


 紫郎の声に、店で並べた吸殻の列がこの暗がりで「意味」を持つ。

 左の親指腹でねじる練習。

 布で口紅を移す練習。

 灰を床に落とす練習。

 仕草がいつも同じ調子で繰り返されている。


「見てください」


 天田は鏡の前で埃の筋をなぞり、赤に触れずキャップの縁を見る。

 粉は乾き、粒は大きい。

 百円ショップの赤。コンビニで映った袋の系列。


「この倉庫の名義は――」


 北条が書類を確かめるあいだ、佐伯はシャッターの影で腕を組み、眠たげに息を吐く。

 吐く息の温度は一定で、空気の流れに逆らわない。

 流れを知っているという事だ。


「焦るな。上には俺が言う。危ない橋は渡るな」


 佐伯は一度だけ浅くうなずいた。

 その終わり方は、さっき路地で足を止めた位置と同じくらい正確だ。


 倉庫を出ると、風が梁で砕け、灰の薄い殻が路上でほどけた。

 音はないが、消え方だけが耳に残る。


「回りくどいですね」


 天田が苦い笑みを浮かべる。

「女性に見える影」が、ここでわざわざ布に口紅を移し、灰皿を使わない練習をし、十銘柄をばらばらに集めるなんて。


「回りくどい嘘は長く続かない。同じ作業を繰り返すと、その人だけの“間”が出る。それは消えない」


「追えますか」


「追う。灰が落ち続ける限り」


 紫郎は指先で空気を撫でた。

 撫でた先に、目には見えない線がある。

 十のばらばらな音の中に一本だけ通っている筋。

 倉庫の机、アパートの床、屋台の板、路地の点線。

 それらが一本につながる。


「煙は嘘を吐かない」


 声は夜の湿りと同じ速度で沈むが、消えない。

 提灯が二度揺れ、川沿いの風がやわらぎ、街のざわめきが一瞬だけ浅くなる。

 次の一歩の為に足裏が地面の温度を確かめる。

 歩き方は元に戻る。

 嘘は歩き方を変えられるが、長くは持たない。煙も同じだ。


 常夜紫煙堂への帰り道、空はさらに紫を深める。

 瓶の列は今夜も呼吸を続け、秤の針は零に戻る準備をしている。

 灰は皿の上で静まり、しかし静けさの中に声を抱えたまま、次の朝へと渡されていく。


 店に戻ると室内は少し暖まり、湿度は五十七%を指した。

 瓶の唇の温度が朝よりわずかに低く、指先に触れた瞬間の軽さが長い。

 葉が空気と馴染んだ証拠。

 紫郎は吸殻を再び板の上に並べ、崩れた灰を筆で集め、陶器皿に移す。

 灰の粒を虫眼鏡で覗くと、角の丸まり方がそれぞれ違う。

 床で潰れたもの、靴底の溝で揉まれたもの、湿気で重たくなったもの。

 違いを並べると、同じ癖だけが浮く。


「同じ人だ。銘柄は違っても手つきが一緒」


 天田の言葉が頭に残る。

 紫郎は秤に皿を乗せ、灰を微量ずつ落とす。

 黄銅の針は静かに揺れ、やがて零へ戻る。

 揺れ方も同じ間隔だった。

 犯人の手が繰り返してきた「高さ」を、秤は黙って復唱している。


 机の端に置いた口紅は粉が多く、にじみにくい。

 軍手の綿へ移し、その軍手でフィルターに触れれば、今日の一本のような角の立つ筋になる。

 安い顔料と粗い繊維。

 嘘の為の準備は、道具から安さを漏らす。


 紫郎は陶器皿の縁を指で軽く叩いた。

 音は短く木に吸われ、残響はない。

 短い音は終わりの合図だ。

 ガラス戸の外を風が通り、看板の縁に淡い影を置く。


 夜はこれから深くなる。

 けれど、ここまで集めた断片がつくる一本の線は、もう十分に濃い。

 あとは、その線を次の場所まで伸ばすだけだ。


 丁子の香りは長く残る。

 衣服に移れば一日を超える。

 屋台の板で拾った砂利の音、路地に落ちた白い点線、両切りの湿った巻き芯、安い口紅の粉。

 どれも小さいが、同じ人の手が触れると同じ調子になって現れる。


 紫郎は最後に店内の空気を深く吸い、吐く。

 葉の乾いた匂い、黄銅の金属臭、硝子の冷たさ、陶器の鈍い手触り――その全部を胸の奥に並べる。

 明日の朝、同じ順番で取り出せるように。


 煙は嘘を吐かない。

 だから、嘘を吐くのはいつも人間のほうだ。

 人は匂いと手の高さと歩幅で嘘をつき、同じ事で嘘を漏らす。

 紫郎は灯りを一段だけ落としてから、皿の前に戻った。

 火を入れない葉を指で転がす。

 乾きが触れ合う微かな擦過音。

 湿度と時間が奏でる小さな合唱。

 それは言葉の前にあるサインで、長い一日の終わりにだけはまっすぐ聞こえる。


 街の紫は濃くなり、通りの膜は完全に剥がれた。

 歩幅は元の速度に戻り、人の時間も追いついてくる。

 常夜紫煙堂の夜は、静かに続く。

 皿の上の灰は黙っているが、黙ったまま、明日の為に語る準備をしていた。


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