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8、久しぶり、初めまして!

 今日から会話開始です。

 逆に今まで(7話の中で)会話なかったのすごくないですか?

 凄くないですね。ありがとうございます。

 考えすぎるのは良くないと言う。

 それは周りのことがよく見えなくなってしまうからだ。

 そして、私がどうやって剣術を教えてもらえるかを悩みまくった結果、コンコン、という扉を叩く音に気づけなかったのであった。

 

「お嬢様、失礼します。」

 

 そうやって部屋の扉を開けてやってきたのは、メイドのメリッサちゃんです。

 ギリギリ開かれる前に悩みモードを解除した私の心臓はバクバクである。

 ・・・だって、バレたら令嬢人生終わるくない?

 少なくとも私が今まで威張り散らしてたお嬢様が頭を抱えて悩む姿など見たら真面目にお医者さん呼ぶと思う。

 それより、今現在入ってきたメリッサちゃんは主人の許可なくして入ってきたことにより受ける罰に怯えている。

 まぁ、たしかに勝手に扉を開けるのは良くないかもしれない。

 でも、きちんとノックしていたのに無視していたのは私である。

 きっと、前のアリアだったらそんなこと関係なしに怒ると思う。

 だけどよく考えてみると、普段勝手に入ることのないメイドが入ってきたということは何か急用があるということだ。

 

 「あの、そ、その、ご主人様がお呼びでしゅ。」


 噛んだ。

 噛みまくってた。

 それよりも、今めっちゃ赤くなってるメリッサちゃん可愛くない?

 気持ちがわかる分、より可愛さが増してくる。

 前世の自分だってよく噛んでた。

 あり得ないほどに噛んでいた。

 だから、途中から恥ずかしいって感情がバカバカしくなっちゃって、噛んだ後も真顔でいられるっていう特技すらも身につけた。

 でも、きっと目の前のメリッサちゃんそんな特殊スキルは持ってないはずだ。

 つまり今メリッサちゃんは主人(私)の前で噛むという恥ずかしい失態を犯したことにより、心臓がバクバクどころではないはずだ。

 貴族によってはそれだけで怒るという頭のいかれた奴もいる。

 まぁ、私はどうっていうと、


 「わかりました。」


 で済ませる。

 わざわざそんなことに怒るってもはやめんどくさくない?

 というより、ご主人様(お父様)がお呼びってことだけど、何があったんだろ。

 時期的には義弟が来るって話かな?

 早く行ったほうがいいよね?

 だからメリッサちゃん、そんな異物を見るような目で見ないで、さっさと案内してください!

 お読みいただきありがとうございます。

 この物語を少しでも気に入っていただけると嬉しいです!

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