表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/44

5、人並みですけど何か?

本日2話目のお話です。順番を間違えないように気をつけていただけると嬉しいです。

 こんなに長々と思いに耽ってはいるが、現状はいきなり倒れたお嬢様である。


 今は、思考回路や記憶などが馴染んできており、新しい私を形作ってきているが、記憶を思い出したときには何が何だか分からずにそのまま倒れてしまったのだ。そして今である。


 思考回路は前世に近いものとなっており、記憶を思い出す前の記憶も残ったままである。

 ただ、いきなり倒れたお嬢様に屋敷は騒然としながらも、またやったのか、と半ばあきれている使用人がほとんどだ。


 記憶を思い出す前の私は、手を出すことはしなかったものの、暴言や嫌味がすごかった。__いや、ほんとどしよ。

 お陰で、屋敷内での評価は両親を除いて最悪だ。(実際に顔には出してないが、お兄様達もそうだろう)


 これからどうやって改善していけばいいのだろうか。

 ここは愛の力を〜、ってもう無理だ。

 お菓子を作って胃袋を〜、って料理なんて失敗して火事を起こしてしまう。


 あぁ、もうお先真っ暗だよ。すっごくめんどくさい。いっそのこと家出してしまおうか。ただ、それだと何かと理不尽になりそう。ていうか、私全然外の世界なんて知らないし。屋敷から出たこともない。はぁ、でもとりあえず剣術について教えてもらえないかなぁ。前世の私はかなり運動が苦手だったけど、剣道だけは人並みにできたんだよなぁ。はいはい、あくまでも"人並み”ですけど?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ