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俺は乙女ゲーのヒロインになって復讐する  作者: るびぃいろ
~Episode of Club~
1/9

【寝込んでいたら乙女ゲームの世界にいた】

今世間ではとある乙女ゲームが流行っている。

その乙女ゲームとは「Four season」という最大手芸能事務所(Four season)の養成所を舞台にしたものである。

Club・Diamond・Heart・Spadeと4つに分かれてリリースされており、養成所の同期である2人とその担任が攻略対象で、Clubはアイドル・Diamindはタレント・Heartは俳優・Spadeはモデルを目指している生徒が所属している。


プレイヤーである少女は最大手芸能事務所(Four season)の社長令嬢で父親の「四季征宣」(50)の指示で系列の養成所に入所することになる。

そこで出会う芸能人の卵達と青春ラブストーリーを送るというゲームだ。

このゲームに熱中する女性が後を絶たず、巷ではガチ恋製造機と呼ばれている。

これが原因で別れたカップルはとても多い。

そして俺もこのゲームの被害者である。このゲームにハマった彼女に俺はフラれた。

キャラクター以上に俺を好きになれないと言われてしまった。

何故俺がこのゲームに詳しいかというとゲームにハマった彼女いや元カノに布教されたからである。

ゲームはもちろんのこと一緒にイベントやライブそして舞台まで観に行ったのに別れを告げられたのである。


ショックのあまり寝込んでいたら、いつの間にかそのゲームの中にいた。

しかもヒロインポジションで!?

誰か説明を求む!!!!!



☆★☆



現在俺はゲームの最初のストーリー部分である家の食卓にいる。

目の前にいるのは「四季瑛士」という血の繋がらない兄である。


「四季 瑛士」(20) AB型 水瓶座

周りからはクールに思われがちだが口下手なだけで優しい心の持ち主。

かなりのシスコンでヒロインの写真を常に持ち歩いているちょっぴりいやかなり残念な兄。


瑛士は四季家の養子で、プレイヤーであるヒロインが生まれて間もない頃に引き取った為、Spade編の瑛士ルートで血の繋がらない兄だと初めて知る事になる。

モデルとして活躍している傍らにモデルコースSpadeの担任として出てくるキャラクターだ。

モデルの他にも「Four prince」というユニットを組んでおりアーティストとしても活動している。


「Four Prince」とはClub・Diamond・Heart・Spadeに出てくる担任が組んでいるユニットである。


アイドルコースClub担任「鷹司 湊」(20) アーティスト名:MINATO モチーフ:シンデレラ

タレントコースDiamond担任「春夏秋冬 日向」(20) アーティスト名:HINATA モチーフ:人魚姫

俳優コースHeart担任「姫咲 麗央」(20) アーティスト名:REO モチーフ:茨姫

モデルコースSpade担任「四季 瑛士」(20) アーティスト名:EIJI モチーフ:白雪姫


4人は養成所の同期で歴代の中でもかなり優秀な4人で、父親の征宣が直々にプロデュースした。

「Four prince」の人気は凄まじく国民的な人気を誇っている。

この3人とは兄の関係で面識があり、幼い頃から仲良くして貰っている。

特に日向とは「いとこ」という関係で、かなり仲が良い。


瑛「玲華大丈夫?箸が進んでいないみたいだけど」

玲「大丈夫。ちょっと緊張しているだけ」

瑛「担任は湊だし、困った事があったら助けてくれるよ」

玲「そうだね」


担任が湊ということは俺が迷い込んだのは「Four season~Episode of Club~」っていうことか。


「鷹司 湊」(20) A型 牡牛座

アイドルとして活躍する傍らアイドルコースClubの担任である。

鷹司財閥の御曹司で次男の彼は鷹司財閥の顔ともいえる。

根っからの王子様気質だが腹黒い。案外意地悪な性格をしている。

ヒロインである俺の初恋の相手という設定だ。


Clubの中で一番人気があるキャラクターで、レートがかなり高い。

しかし俺はコイツには特に恨みがある。

何故ならばこのキャラクターは元カノがClubでの推しだからだ!


中高6年間男子校で女顔のせいで姫ポジションにいた俺の実力見せよう。

大変不本意だが信者という下僕を沢山従えていたんだ。

たった3人ぐらいすぐに攻略してやる。

俺がそう胸に決意を抱いていると食事を終えた瑛士が席を立つ。


瑛「じゃあ俺は準備あるから、先に行って待ってる」

玲「わかった。後でね、お兄ちゃん」


この後は入所式だ。

養成所である「Four season School」は4~12月まで通い、オーディションに合格すると4月のデビューに向けて1~3月にかけて準備が始まる。

オーディションの合格は狭き門であり、合格できるのはほんの一握りである。

合格者がいない年度もあるが、オーディションに合格すれば華々しい芸能界デビューが確約されている。

またこの養成所に通っていたのは一種のブランド力もあり、別の事務所からデビューしてる人もいる。

その為入所希望者が後を絶たない。


火曜日~金曜日の間にコース毎授業があり、土日は担任の付き人として実践的に学ぶ。

ちなみに一週間のスケジュールはこの通りだ。


月曜日 休み キャラクターとのイベント発生 デートなど

火曜日 アイドルコースの授業

水曜日 タレントコースの授業

木曜日 俳優コースの授業

金曜日 モデルコースの授業

土曜日 実習orキャラクターとのイベント発生 デートなど

日曜日 実習orキャラクターとのイベント発生 デートなど


ヒロインである俺は、昼間は女子校に通う高校2年生である。

かなりの箱入り娘で、小学校から有名な女子校に通っている設定だ。

母親はヒロインが生まれてすぐに亡くなった為、父親は溺愛している。

家の家事は全てヒロインがこなし、四季家を支えている。


やべーな俺、家事なんてした事がないぞ。

まぁここはゲームの世界だ。なんとかなるだろう。

よし、じゃあそろそろ入所式にでも行くか。



☆★☆



これがゲームのスチルでみた入所式か。

スタッフに案内されるまま俺は席に着く。

アイドルコースの生徒はどうやら俺を含めて15人いるみたいだ。

ゲームではいるけど存在感が無かったからな。

攻略対象以外は関わらなくていいだろう。

正直めんどくさい。

そう考えていると不意打ちに肩を軽く叩かれた。


誠「俺は一条 誠。これから1年間宜しく」

玲「私は月見里 玲華。こちらこそ宜しく」


「一条誠」(15) O型 獅子座

素直な性格で小さい頃からアイドルに憧れている。

嘘をつくのが苦手というかなりいい子ちゃんである。

しかも一条財閥の長男でハイスペックな奴だ。


見た目が王子様のようで、初期人気が一番高かったキャラクターである。

しかし、王道なキャラクター過ぎて人気が徐々に下がっていき落ち着いてしまった。

俺はこのシリーズで唯一まともなキャラクターという印象を持っている。


誠「俺の隣にいるのが幼馴染の」

翼「自分の名前ぐらい言える。氷室翼だ」

玲「宜しくね」


「氷室 翼」(15) B型 射手座

元子役。

昔芸能界にいたせいで擦れた性格をしている。

誠は仕事で中々学校に行けない為、浮いていたところを受け入れてくれた恩人。

基本的に不愛想だが、意外と抜けている誠のサポートをしていてオカン属性を持っている。


誠に対しての忠誠心が高く、ファンからは忠犬と言われている。

両親がハリウッドスターでずっと海外におり1人暮らしをしていたが、そのことを知った誠から誘われて現在は誠の家に住んでいる。


これで自己紹介イベントは終了だ。

その後は各クラスに分かれて担任と対面になる。


湊「今年、アイドルコースClubの担任を務める鷹司湊です。君達が最後の試練である所属オーディションに合格出来るよう指導しておくから覚悟しておくように。1人でも多くの人が俺の後輩になってくれたら嬉しい。先輩アイドルとして君達の事を楽しみに待っているよ」


はい出たー。

このブラックな笑み。

この笑顔の裏には俺の指導について来られない出来損ないはいらないぞって言っているように感じる。

まぁ実際にそうなんだろう。

担任の中で生徒間での揉め事に一番関与しないキャラクターだ。

湊が一番仕事に対してシビアな考えを持っているからな。

だが俺はお前のメロメロにさせるぞ。

元々ヒロインのことが好きだっていう設定を俺は知っている。

そして他の2人についてもヒロインに惚れるポイントを知っている俺は最強だ。


今回はゲームとは違い、同時に3キャラ攻略を目指す。

まんべんなく好感度を上げていけばいい。

ゲームの時とは違って行動回数を制限されないからな。

そしてクライマックスの告白シーンで全員盛大にフッてやるんだ。

今から12月のクリスマス発表会が楽しみで仕方がない。

その為にも全員俺の虜にさせるぞ。


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