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#77 ゼスチャー

カラオケボックスの、コスプレ衣装満載店で、ミュージカルを愛しているキャラの彼女は、人見知りミュージカルキャラになり、僕が歌っても微動をすることもなく時間は進み、彼女はドアの透明を気にしながら、演歌を歌い始めた、その次の日が今である。


目覚めると、彼女はベッドで僕の横に寝ていて、特に変わった格好をすることなく、変な動きをすることなく、可愛すぎる寝顔と、可愛すぎる左半身をしていて、可愛すぎる左半身だなあ、みたいに思ったり思ったり思ったり、色々した。


これは、普通に戻った可能性がある、明るい未来がもうそこまで、やってきている、そう思ったが、喋り始めたら声がモスキート音寄りだったり、喋るスピードが亀が歩くスピードより遅かったり、することもあるから、期待はしない方がいい。


目を覚ましたので、おはようと彼女に言うと、ニコッとして、ニコニコッとして、ニコニコニコニコッとして、笑って笑って笑って、こっちも笑って、藁って漢字は、難しいけど、どんな風に書くのかな、みたいに少ししか思わずに、僕も笑った。


今日、どこかに行こうか?、と僕が彼女に向かって言うと、一回首を縦に振って、彼女は了承したのだが、もしかしたら、その一回の首の縦振りが、首ストレッチの幕開けストレッチだったら、了承はしていないわけで、どっちかと思っていたら、起きて立った。


これは、今のところ、前の彼女に近いが、前の彼女に近いといっても、顔や体型はずっと、昔から変わっていないわけで、性格が変わるだけで、こんなに苦しいということは、彼女が整形してきた日には、もうダメかもしれないと思った。


僕は彼女に、行きたい場所を聞いたけど、何も喋らなくて、僕には、ペットのおしゃべりオウムが、急に喋らなくなった感覚に似ていて、思い返してみると、彼女は目覚めてから今まで、一言も喋らず、唇の下と上を押し合うことも、まったくしていなかった。


すると彼女が、ゼスチャーゲームのような、ゼスチャーを全力で始めて、彼女が全力ゼスチャーをやりはじめて、いきたい場所をゼスチャーで当てなければイケナイ状況になり、一番脳を使うやつだ、これ一番脳を使うやつだ、これ一番脳疲れるやつだと、思った。


ゼスチャーは、握った拳を口の前にしているやつで、マイクは持っていないけれど、黄金に輝くマイクが、そこに見えている気がして、もうマイクにしか見えてこなくて、ネギを持ち歩きたいとかだとしても、あの位置では持たないだろうし、あれしかない。


まさか、昨日も行ったカラオケかと思ったし、もうカラオケしかないと思ったけれど、信じたくなくて、マイクを持ってやるアトラクションを、他に色々と探したけど、子供の職業体験所くらいしか、思い付かなかった。


まあ、お金はたんまりあるから、今かなりいい感じで、株とか株とか株とか株とか、株とか株とか、すごい良いから、カラオケで一年歌い続けてもいいけど、三日連続となったその時には、また【三日連続?】と驚いてしまうだろうなと、今は思うのだった。


ずっと手を口の前に置いて、口をパクパクパクパクしているから、チョコバナナを、延々と食べたいというのが正解かもしれない、そう思ったのだが、チョコバナナは一日一本がちょうどいいと思っているから、あの口の勢いからして、違うだろう。


カラオケ?と、ジェスチャーゲームの答えとして答えると、彼女は首を縦に振ってしまって、カラオケに行きたいことが分かって、あなたのひとつ前のキャラさんも、カラオケに行きましたけど、とは言えず、カラオケに行くことが、決定的になった。


すると、部屋から彼女が何かを持ってきて、それは大きくなくて、マイクの形をしていて、マイクの形をしているけど、マイクの持つ部分に、ボタンがたくさんあって、少し太くもあって、かっこいい感じの、いい感じのやつだった。


最新のカラオケ機材だなと、思ったのだが、これだと、ジェスチャー彼女と、外の世界のカラオケボックスまで行かなくて済むから、本当に良かったと思っていて、特殊な彼女とカラオケに二日連続で行かなくてはならない自分の苦しみ【MY苦】は、最新マイクによって、小さくなった。


昨日は、何か通販のものが届いたけど、これかと今思って、通販は、全てのキャラの意思や記憶のなかに、眠って眠って眠っていて、キャラが変わっても、日にちは変わっても、引き継がれるのかと、また小さな疑問ばかりが、積み重なっていった。

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