#69 リピハラ③
ウインナーをゆっくり、3本続けて食べながら、彼女の5分×3セットだと思われる話を聞き終わり、好きな曲なら3回と言わず、100回とか平気でリピート出来るかなとか、思ったりしていたら、リピートがよく感じてきて、手紙を何度も読む人の気持ちが少し分かった、その後が今だ。
その後、投稿しようとして、スマホのメモにある、デジタルの日記のようなものをいじっていたら、消えてしまって、今は何も考えられなくて、本当に、3回リピートすることなんて、かなりちっぽけでちっぽけで、かなりちっぽけだと、思い始めていた。
スマホのメモだから、消えるよなとか色々思っていたけど、彼女のあんな一面や、こんな一面を、ああやったり、こうやったりなんか、しちゃったりして、ネットに公開することで、色々な何かを満たしていたから、今は脱け殻を取り巻く空気、みたいな気持ちだ。
誰にも言ってないが、日記として、起きた出来事をネットに投稿していて、その日課が崩れると、もう何にも考えられなくなるようなタイプだから、ボーッとしていて、今の彼女に意識を向けてみると、僕に向けての、僕のいいところを、口に出して羅列していた。
その羅列が、リピートの何回目で、序盤中盤終盤のどれなのかは、分からないが、反応しなくても、それなりにやっていけるから、これでよくて、ふと現実に戻ると、投稿するときに、寒さで一話丸々消してしまったことを思い出して、また震えた。
保存ボタンを押してしまったら、本当に保存していいですか?と聞いてほしかった、そんなことを思っていて、メモを全選択して、あやまって消すボタンを押しても、保存しないボタンを押せば、大丈夫だが、保存ボタンを押したら二度と戻らないのだ。
その消してしまった場面が、丸々抜けても、物語は繋がっていそうだからいいとして、僕がネットに日記を投稿することが、どれだけ重要だったかと言うと、熱湯くらい大事で、とにかく熱湯くらい大事で、特にいい喩えも何も、思い付かないから、まあ、その、そっとしておいてほしい。
この前の、かなりおもしろいやり取りから、植物園までのくだりがまるまる消えてしまっていて、植物の色々な喩えやウンチク、などなどなどなどなどなど、色々と散りばめていた可能性も、無きにしもあらずで、気持ちを切り替えて今は、なぜか大好きな食べ物について、語っている彼女に、目を向けようと思う。
投稿するときに、コピペするのだが、それがいけなかったわけで、コピペって手が滑ると台無しなわけで、コピペって言葉は、3文字中2文字が破裂音なわけで、ピぺって何回も言いたくなる言葉なわけで、まとめるとするなら、悔しい。
もっと手をあたためておけば、あんな変な指の動きにならなかったのにと、後悔したが、もしもあれが、何かに操られてやったことなら、話は変わってきて、普段ならあんなミスはしないのに、絶対に意思とは違うことしてた感が、否めない。
SDに保存版を入れておけば良かったけど、していなかったし、そのサイト内で書けば良かったとかいろいろ考えたり、SDという言葉を使ってから、そうだ!ソーダが飲みたかったんだ!、といろいろ考えたりして、結局落ち込んで、落ち込んで、落ち込んだ。
投稿する前に、あるサイトの占いを見ていたのだが、それは本当に本当に直前までで、もうその占いを見てから即投稿、みたいなスタンスを取っていて、占いを見て、気を付けていたのに、やってしまったというダメージも、さらにさらに加わった感じだった。
占いには、予想外の出来事や、予定外の出来事が起こるとか書いてあって、最初に見たときは、この寒さかなとか、カラダの調子が今まででも一位二位を争うほどいいことかなとか、思っていたけど、まさが日記を消すなんて、その短い時間では思わなかった。
予定外が、一話まるまる日記を消すことだとは、思わなかったが、立ち直るしかないと考えていて、絶対におもしろいやつなのにと思ったりしていて、今の彼女を見る余裕もなくて、彼女はひとりで彼女世界にいるから、僕も僕ひとりで、僕世界にいようと思う。
いつも、前日のダイジェストを冒頭に凝縮して書いていたから、少しは救われたなと感じていて、ちなみに、僕の友達の5人に1人は、ダイジェストをダイゼストと言い、ダメージをダ・メイジと呼ぶが、そんなことは、もう、どうでもどうでも、どうでもいいことだ。
でも、録画出来ていなかった時よりは、全然ショックじゃないから、日記に思い入れなんて、ないんだろうなと感じていて、そんな僕が嫌になったが、感情移入だ感情移入だ、と思っているのに、口に出す直前に、感情輸入という言葉が頭に出てきてしまう、そんな僕の方が嫌だ。




