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#62 アメリカかぶれ

彼女の睡眠薬を勝手に使ったことがバレて、勝手に使っていいと思ってるんですかとか言われて、彼女が怖くて眠らせようとしたと、正直に言ったりしたら、無表情でメモをしだして、そのあと警察キャラであるはずの彼女が、かわいい彼女に戻って、やさしいハグをしてくれたのが、昨日だ。


ハグの余韻に浸っていたが、パッと弾けてしまって、なんでパッと弾けてしまったかというと、昨日の彼女とは、全く違う感じの彼女だったからで、全く違うとも言い切れないけど、正反対でもないけど、ガラリと変わった、そんな感じの、そんな感じの、そんな感じのやつだ。


なぜ、現実に戻り、パッと弾けてしまったかというと、洋楽をスゴく歌いこなしていたからで、パッと弾けてしまったというよりも、ピッと弾けたと言う方が、合っているかもしれなくて、ピッよりも、バンと弾ける方が合ってるかとか、色々と、色々と考えてしまった。


邦楽しか聞かなかった彼女に、何があったのだろうか、と思わずにはいられなくて、僕は、日本の女性にしか興奮できないタイプの男で、純粋な日本の女性にしかトキめかないし、英語も全くできない男なので、疑問だった。


ときおり、オーマイガーの本場バージョン的なものを、混ぜてくる彼女がいて、僕が愛しいのか、僕に何かあるのか、僕に向かってのオーマイガーは、時間が経過するごとに、増えて、増えて、増えて、増えまくっていて、休まらない感じになっていた。


前日の、ポリス系一時停止後のハグ、の余韻が残るなかで、今の積極的というか、社交的というか、海外の人に多いタイプの、すごいキャラの彼女が、ハグも、今までの人生の分を上回る回数してきて、これは、僕の体質に合わないな、合わん合わん、と下を向いた。


昨日のハグの価値はやや下がってしまって、どれだけ価値が下がってしまったかというと、スーパーマーケットで、ジャンブルワゴンに、パフェみたいに缶詰が層になってたくさん入れられていて、下にある鮭水煮缶が欲しいのに、取れなくてガッカリしたときの、均等に入れてくれなかったスーパーマーケットへの評価くらいだ。


彼女は、どうやら、アメリカかぶれみたいなキャラになっているみたいで、アメリカの人は好きだけど、僕が仮にバスだとすると、アメリカの人はもう飛行機で、もう住む世界が違うというか、進んでいる高度が違うというか、とにかく、こちらもアメリカにかぶれてやると、思うしかなかった。


外出という難関が今日も来て、それは、キャラが強い彼女との、最大の試練ともいえて、家で一緒にいる分には、僕に直接的な圧がかかるだけだが、外出となってくると、彼女のキャラに引くまわりの人の視線という、間接的な圧も加わる訳で、ヤバイ。


でも、星条旗柄のワンピースとかでも、受け入れられる心はあって、間接的な圧は、心を【鉄のプレート】みたいにしておけば、大丈夫そうだが、長散歩的なことをしたいかも、という彼女の、アメリカかぶれらしからぬ一言に、あっ、てなった。


ナチュラルなイチャイチャも大丈夫だろうとか、彼女からの直接的なものへの備えは出来たが、長時間散歩での、間接的な圧と、ヒザや股関節などへの関節的な圧には、耐えられるか不安で、不安で不安で不安で不安で、かなり不安で、やばいほど不安だ。


ハグが増えるだろうと思っていれば、大丈夫だろうけど、全くの予測不能なのが彼女で、どれだけ予測不能かというと、飲み終わった2リットルペットボトルを、蓋を閉めて置いておいたとき、特に何の変化もないまま時が過ぎて、忘れた頃にやってくる、パコッという音くらいだ。


彼女は、ショートパンツにノースリーブでやってきて、ショートパンツにノースリーブだ、と思ったが、ショーパンと普段から呼んでいたのに、ショートパンツと呼んでしまったことに、疑問を抱いてしまって、ノースリーブのことを、普段は、ノースと呼んでいたことも思い出してしまった。


これがアメリカかは、正直分からないが、大タメ息レベルで、幾つもの小タメ息レベルの蓄積で出来た、【大タメ息レベル】ではなくて、ショーパンノーススタイル一本での大タメ息レベルで、頑張っても頑張っても、頑張っても頑張っても、頑張っても、正常運行は出来ない。


アメリカの人はたぶん、そんなことはなくて、ショーパンノーススタイルの人は、日本とあまり変わらないほどだと思っていて、過剰なイメージを、再現しているようなレベルで、やや笑けてきて、笑けてきて、いろんな意味で涙が出た。


メジャーリーグの、どこかの球団らしき帽子をかぶって、僕は外に出ることとなってしまっていて、かぶってほしいと言われたら、罪でも氷水でもなんでも、かぶってかぶってかぶりまくってしまう僕だから、どこかの球団らしき帽子なら、普通にかぶる。

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