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#57 激情型ネガティブ②

ただ向かってくるボールを、避けるだけのシンプルなスマホゲームを、彼女はしていて、なのにものすごく怒り狂っていて、このキャラなら僕にも怒りをぶつけてくるはずだなと思い、気付かれないうちに、また目を閉じて、これは厄介なキャラに当たってしまったと、思った続きが今だ。


目を開けようか、開けないか迷って、結局ずっと様子見をしていて、今を他のもので例えるなら、とは言ってみたものの、咄嗟に思い付くような脳は持ち合わせていなくて、そんなものを持ち合わせていたら、今ごろ僕は、なんらかの世界の中心になっていただろう。


このキャラは、もう寝かせてしまいたいレベルだと思っていて、なぜ寝かせたら危機を回避できるかは、話してる暇はないので、話さないとして、話したいか話したくないかでいったら、話したいから、話す方がいいかもと、今は思い始めているけれども。


寝かせて、起きたとき、別キャラになるともらったノートに書いてあったはずで、キャラの移り変わりはすべて、寝て起きたときに起こるもので、新たなキャラを呼び起こすためには、これしかなくて、なんか、起きるとか、起こるとか、起こすとか、色んな言葉が出てきてしまっていて、アタマごっちゃだ。


睡眠薬は、彼女が少し前まで飲んでいたはずだから、それを飲ませればいい話で、睡眠薬はいいとして、方法を考えなければと思ったが、睡眠薬、という言葉から、小学生の頃のスイミングスクールで、手を妬くという記憶が蘇ってきて、ワッてなった。


彼女はゲームに夢中だから、そっと今、起き上がれば、気付かれないはずだけど、この部屋を気付かれず抜け出したところで、体力なんて残っていない気がして、精神的にも、肉体的にも、hpは残りわずかな気がしていて、hpがなんの略かも今は、思い出せないくらいだ。


彼女の薬などが、入っている箱がある物置部屋に、すんなり来たのだけれど、激情型ネガティブキャラの今の彼女は、前の彼女とは違くって、置き場とかも違っていて、嫌なものはすべて捨ててしまうわよ、的なキャラなんだろうというくらい、物が少なかった。


特に気付かれなさそうだが、気疲れは半端なくて、彼女が今、夢中になっている、ただ向かってくるボールを、避けるだけのシンプルなスマホゲームの、ボールを避け続ける主人公の、気持ちが少しだけだけど、分かるような感じがした。


見つかった睡眠薬で無理矢理寝かせにかかったのだが、無理矢理寝かせようとしても、寝てくれなかったとき、少しは効いているにもかかわらず、眠りまでは誘えなかったとき、そのときの対処法を、まだ、見つけられていなかったことに気がついた。


尿意はもう無くなったんで、もういいけど、なんか緊張でまた尿意来そうで、【行ったり来たり尿意】の中で、僕は【尿】という漢字が、なんでこんな感じになったのかを、考えたり考えなかったり、考えたりたりたりたりしてみたりした。


ネットカフェに彼女と一緒に行ったときに、コーンポタージュばかり飲むくらい、彼女はコーンポタージュが好きだから、コンポタに睡眠薬を混ぜるかな、そうするかなと、考えたりしたが、コンポタという言葉を連呼したい気持ちが増してきて、ワアッてなった。


あったかい飲み物に、睡眠薬を入れたら爆発しないか?、あったかい飲み物に、睡眠薬を入れたら爆発しないか?、あと、睡眠薬は熱に強いのか?、睡眠薬は熱に強いのか?、睡眠薬ってなんだ?いったいなんなんだ?、みたいに考えていた。


爆発しなくても、効力をなくしたりするかもしれない、みたいに考えたりしたが、この状況を一刻もはやく脱出するには、この方法しかないから、この方法を、この方法なりに、この方法らしく、やっていくしか、やっていくしか、やっていくしかないボムよ、そう思っている。


でも、逆に、もっと感情的になって、喜怒哀楽全ての感情に、不適な笑みが追加されるかもしれない、そう思ったら少し怖くなってきたが、不適な笑みくらいで、何が変わるというんだ、みたいな気持ちが、砂一粒分くらい出てきた。


今の彼女にしたら、ゲームしているだけで、なんの変化もない、ただの日常だろうし、今になって、不適な笑み、ではなく、不敵な笑み、と書くような気がしてきて、似ている漢字だけど、不適は、馬みたいな乗り物に乗っているから、たぶん、不適、で合っているだろう。


僕は、様々なことを考えていっていて、二人の差が激しいことは承知していて、今の二人は対極な感じがしていて、二人が交わったときに、カミナリのような電圧の強いものが発生して、燃え兼ねないなと、懸念を抱いている。

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