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キッカケ

シリアスな展開が後半多いです。

きっと俺はあの頃を思い出すだろう。


俺の名前は岸田忍、今年で二十歳になる。

職業は・・・・・だ。そこそこ収入もある。

人生の意味については今だに悩んでいる、

なぜかって?そいつはこの物語を読んで

もらえばわかってもらえるはずだ。

オープニング

あれはそう、記録的な真夏日のことだった

当時まだ高校生だった俺は日々の意味を

みいだせず、毎日同じ景色を同じ顔同じ声に

囲まれながら生きていた。

正直、意味の無き人生に未練を存在せず

いつ死のうが構わないとも思っていた。

友という名のうるさい虫がいつも自らの

周りを囲み、頭に響く甲高い音で

俺を疲れさせる、ハッキリ言って俺が友と

思った奴など存在しない、コイツらの目当ては

俺の頭の良さ、つまりはいっしょにいれば

落ちこぼれではない、といったバカみたいな

考えで俺の周りにいるだけなのだ。

おっと、そんな暗い話ばっかするな?

そうだな…ならさっそく本題に入ろう。

俺がいつも通りの時間に起床し、朝食をとり

いつも通りの時刻に家を出て、いつも通り

に登校し、いつも通りの時間に席について

4時限目まで授業をうけて昼休みに入って

うるさい虫どもに囲まれながら昼食を食べていた時だった。教室に小さなノックが微かに鳴った。

俺以外の奴らはそのノックに気づかなかったようで誰1人トビラに目を向けようとしなかった、

すると先程よりは強めのノックがもう一度鳴った。それでもノックに気づく奴はおらず、逆に騒がしくなったようだった。俺は心の中で扉の向こうにいるであろう奴に対し、お前はよくやったが


運がなかったな、とトビラの向こうにいる誰かを

励ましていた(思いやりゼロのとりあえずって感じで)なぜ俺が扉を開いてやらなかった

かと言うと元来人間というものが嫌いだったからである。(今思えば開けてやった方が楽だったのかも知れないと後悔している)

するとゆっくりとドアが開き、扉の向こうから1人の少女がクラスに入ってきて

「あ、あのぉ〜伊藤先生は居ますか?」と、

聞いてきたのだが、何人かが振り向くものの

すぐに元の方向を向いて話し始め、誰1人として答えようとせず、少女が落胆とした表情で地面に項垂れているのを見た俺の良心が

ほおっておけず、俺は席から立ち少女に

話しかけた。

「ねえ、君」

「は、はい!な、何でしょうか!」

「伊藤先生ならさっき職員室に…」と言いかけた所で少女は、「あ、ありがとうございます!」と言い残して(途中、廊下で転びながら)走り去ってしまった。

あまりに突拍子もない動きだったので俺は

唖然してしまった。

「…忙しい奴もいたもんだ」

初対面で俺の少女への印象はそれぐらいだった。(その印象は段々変わってゆくのだが)

俺が気をとりなおして教室に戻るとクラスの

奴らがヒソヒソと話していた、確かにいつも

のことなのだから普段なら聞き流すのだが

今回は内容が気になったので聞き耳をたてた

のだ。

「ねえ、あの子って図書室にいつも一人でいる」「ああ、あの子だよ」「どうゆう感じの子なの?」「知らねー」などという話をヒソヒソと話していたのだが図書室によく行く俺でさえ気付かないということは影の薄い子なのだろうと思い少し同類かもしれないなと考えたが、俺はあんなにドジじゃないとすぐに考えなおした。

俺はその日、変な子にあったなと、思いながら家に帰った。

おっと言い忘れていたが俺には小学生の妹が

いる。ちょうど今は修学旅行に行っていて

家には居ないのだが、俺的にはとても嬉しい

ことだった。何故と思った君に教えてあげようウチの妹は俗に言うブラコンだからだ!

羨ましいと思う奴もいるのだろうが、俺に

とって妹は邪魔くさい存在だ。だが、妹のことが嫌いなわけではなく、愛している自慢の妹でもある。容姿も可愛らしくロリコン共が

見たら理性を無くして襲ってくるほどだ。

(俺には普通の妹に見えるのだが)

まあ、その妹も居らず親も一年中海外

出張のため、家に1人ゆっくりしてやろうと

イスに座り込み脱力した瞬間、運命は回り始めた。

第1章 信じられない

俺がイスで座ったまま眠ってしまってから

3時間後、19時になってからことだった

俺は弱くも ある意味力強いノックに起こされた。

「す、すいませーん。岸田君のお宅でしょうかー…」

そう言って我が家の戸を叩いたのは、

信じられないが例の彼女だった。

俺は動揺する気持ちを押さえつけながら、

ドアを開き、「そうですが、何かごようですか?」と真顔で言い放った。

「い、いえ忍君は居ますか?」

「俺が忍ですけど…」内心、呆れていた。

「あ…す、すいません私、メガネがないと何も見えなくて……」

なるほど、そういうことだったか。

「大丈夫です。ところで用事はなんですか?」

「あ、私のメガネ知りませんか?」

……こいつ、人をバカにしてんのか?

「あの、なにか根拠があって聞きに来たんですか?」我ながら冷静だな。

「特にないです!(笑顔)」

…いや、笑顔で言われてもな。

そこで俺は思い出した………こいつがコケていたことを...

「もしかして、学校で転んだ時に落としたんじゃないか?」

「あ、それかもです!!」

やたらテンション高いなオイ。

「それなら、明日だな学校閉まってるし」

すると、彼女は急に困り顔になった。

「…なにか困ることでもあるのか?」

「メガネがないと、帰り道が見えなくて…」

しょうもないけど、けっこう大変な問題だな。

「本当に見えないのか?」

「はい」

「テストだ、これは何本だ」

「…5本?」

スマン、指たててない。

「0本だ、本当に見えないんだな…」

「そうなんです…」

どうしたものか、今から学校に探しに

行くわけにもいかないしな…

「…どうだ?家に泊まっていかないか?」

自分でも何を言っているのか分からなかった

が、いつの間にか口走っていた。

「え、、、い、いま何と言いました?」

「いや、だから家に泊まっていかないか?」

まあキモがられて嫌がられるのがオチだろうがな。

「………いいんですか?」

「そうだよな、普通は断るよな」

「あ...普通じゃなくて、すいません」

「いや、気にするな...って、んん?

今なんて言った?」

「普通じゃ···」

「その前だよ」

「いいんですか?と」

「嫌じゃないのか?」

「あなたがよろしければ、泊まらせて

頂きたく」

「あ、ああ、とりあえず上がってくれ

冷えるだろうからな」

「お、お邪魔します!!」

やけに緊張してるな、この人。

大丈夫だろうか。

と、かくゆう俺も凄いドキドキしているのだが……


好評価が多ければ早めに更していきます。

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