再会(3)
茶色と黒の混ざった髪の少年は、笑顔で何も言わない僕達を見ていた。力が恐る恐る、
「お、お前・・・、太一か?」
「少し会わない間に、僕のこと忘れたの?」
太一が笑いながら言う。僕達の記憶に残る太一は、背が低く、痩せ細っていて、泣き虫だったが、今は力よりも背が高く、体も力よりもがっしりしているのではないかと思うくらい大きい。
顔は僕が皆はどんな風に成長しているだろうと考えていた通りのものだったが、顔から下は全く想像していたのと違った。力の問いには、僕だけじゃなく、慎も同様に感じていた様だった。
そんな、僕達のなかで一番に口を開いたのは慎だった。
「いや、予想外すぎる成長してるから、ほんとに太一かなって思ってさ。」
「そうかな、僕は自分じゃあそんなに変わってないと思うよ?」
「そんなわけないだろ‼あの太一が俺より背が高いなんて・・・」
「そこじゃないよね、海。」
「そうだね、何て言うか、全体的に大きくなってる所に驚いてるよ、僕らは。」
「そう?アメリカにいた頃は、小さい方だったよ?」
太一から出る言葉は予想外すぎて、返事がなかなかできなかった。慎が
「とりあえず、座りなよ。」
そう言って空いている席を指差し、太一も座った。
「いや、もう意味がわからないんだよ。急に現れたのもそうだし、アメリカって何?」
力がすごい勢いで聞き、太一も少しその勢いに負けながら、
「えっ、え~と 、何から話せば良い?」
僕と慎の方に向かって太一が聞き、僕が
「じゃあ、今までどこでどうしてたのかを教えてくれる?」
太一は、みんなと別れてからを話始めた。




