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カオティックアーツ  作者: 日向 葵
第一章
5/74

5:楓の戦い方

帰ってくるのが遅かったので、今日は遅れて投稿です。

よろしくお願いします。

 不敵に笑いながら、ぽこりんに向かって楓は走り出す。


 「ぐすん、何やっているのよぉ。相手は最弱のぽこりんでも魔物なのよ。一人で突っ込んじゃ……」


 「心配してくれてありがとよ。でも、あれぐらいなら大丈夫だ。行ってくる」


 「ちょっと待ちなさいよ!」


 後ろからクレハの声が響いたようだが、今の楓は気にしない。

 楓は自分の作ったカオティックアーツのことで頭が一杯だった。


 それもその筈。

 この世界の本を読んで手に入れた、異世界の知識を取り入れて作成した、楓のカオティックアーツ。

 相手が雑魚とはいえ、実践でお披露目できるなんて元の世界にはなかった。

 そもそも、武器型のカオティックアーツが少ないのだ。

 その点を考えれば楓だけのカオティックアーツとも言える。


 そして、少ない時間の中で完成した武器は、そこそこ自身のだった。


 「さぁ、俺のカオティックアーツを見せてやる」


 楓は【ディメンションリング】から二丁の銃型カオティックアーツを取り出す。


 名は【インフィニティ】

 遥か昔、銃という武器が存在した。

 まぁ、カオティックアーツが生まれ、銃などの技術が衰退しても、人気のが銃器だった。

 主に男の子に……


 それはどうでもいい話として、この銃が、魔法技術を用いやすい強力な武器だったので、魔改造した。


 こうして生まれた、銃型カオティックアーツ【インフィニティ】。


 「セット!」


 音声認識により、【インフィニティ】が動作する。

 バシュンっと言う音が響き、次第に【インフィニティ】から少し煙が立ち込める。


 「ポコポコりんんんん」


 「ぽっこぽっこぽぽぽぽこりん」


 ぽこりんは、楓の【インフィニティ】に少しビビっているが、煙が立ち込めるだけなのに気がついて、楓に襲いかかろうとする。


 【インフィニティ】から”ガシャァン”と音が鳴り響く。


 ぽこりんの、軌道がまるわかりの鋭い攻撃を避けながら、カオティックアーツを、次の工程に遷移させるための言葉を放つ。


 「チャージ!」


 キィィィィィィィンと楓の銃型カオティックアーツが鳴り響く。


 あと少し、あと少しで【インフィニティ】が攻撃前の準備工程を終える。

 そしたら、ぽこりんたちは、驚くだろう。


 楓のカオティックアーツの威力を!

 次第に甲高い音が鳴り止んでくる。

 【インフィニティ】が若干、青く光り出す。



 なかなか攻撃してこない楓に、ぽこりん達は激怒する。

 なんで無視されるんだ、と言わんばかりの表情で激怒する。


 そして、我慢のできなかった一匹のぽこりんが楓に突撃する。


 楓は突撃してきたぽこりんを蹴り上げる。

 まるでボールのように軽いぽこりんは、サッカーボール見たく弾けとんだ


 宙に浮かんだぽこりんに【インフィニティ】を構え、放つ!


 ドバン! ドバン! ドバン!


 楓の攻撃で一匹のぽこりんが弾けとんだ。


 その光景を見たぽこりんたちは、楓に恐怖する。

 だが、今更遅かった。


 楓は【インフィニティ】を構えて、撃つ、撃つ、撃つ。


 楓が撃つたびに弾け飛ぶぽこりん。

 ちょっとした地獄絵図になっていた。


 ぽこりんを撃っていたら、弾がなくなる。

 ぽこりんは、楓がもう攻撃できないと思い、襲いかかるが、攻撃の軌道が読みやすい攻撃なので簡単にかわされる。


 「セット!」


 【インフィニティ】がバシュンと音を放ち、次第に煙が立ち込める。


 そうして、同じ工程を繰り返すと、また攻撃できるようになる。


 次第にぽこりんの数が減っていき、この場にいるぽこりんがいなくなって、「ほっ」と息を付く・


 どうやら楓一人で勝てたようだった…… 

読んでいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。

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