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オモローを探して

作者: halom



 僕らはそう、いつだってオモローを探している。

 心の底からオモローと言える何かを。

 何の体裁もしがらみもはばかりもなく。ごく単純に。シンプルに。


 オモローとは心の快哉かいさいだ。


 ほんのまたたきの間に起こる。

 理屈とか理由とかまったく関係ない。それを見聞きした瞬間ダイレクトに心にささる。

 回路に電気が巡るような速度で。

 それがオモロー。


 段々と。そこはかとなく。じわじわと感じる。

 例えばそんなオモローもある。


 どっちもオモロー。

 オモローには上下も貴賤きせんもない。

 それはただ単純に面白いか否かだけのごくシンプルな問いかけからくるものである。


 オモローりょく(勝手な造語)はなんでも、どんなものでも面白がれる心構えを表す力だ。


 インターネット、テレビ、雑誌、小説、日常の一コマ。

 どんな場面にも、いつだってどこにだってオモローは転がっている。

 そんなオモローを見つけ出すのもまたオモロー力。


 普段あまり気にしないもの。案外そんな所にオモローは転がっている。

 あなたの周りにいる、或いはウェブ上に存在するオモローの伝道者たちはあなたが求めさえすればきっとそんな新たなオモローを教えてくれるだろう。

 なんなら逆にあなたが人に教えてもいい。

 そうしてオモローはどこまでも巡り続ける。



 しかしまたオモローにも影の部分がある。

 例えば中には不謹慎なオモローもあるのかもしれない。

 人によってはあまり愉快ではないオモローもあったりするのかもしれない。

 共感しにくい、何もオモローと感じられない、そんな時もある。



 だがそんなものを吹き飛ばしてくれるのが、新たなオモローだ!


 諸手もろてを挙げ、或いは拳を天に突き上げ「オモロー!」と全力で叫ぶ。

 僕らは今日も今日とて。いつだってそんなオモローを探し続けている。







適当な散文をお読みいただきありがとうございました。

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