第壱話 プロローグ
ネタの神様が降臨なされたー
こ、これでかつる!!
「フムフム、なるほどこのゲームは種族レベルとスキルレベル制のハイブリット型か…」
AOはほぼすべての行動に対応するスキルがあり、種族レベルが上がるもしくはスキルに対応した行動をすると経験値が貰えレベルが上がる。
スキルレベルが上がるとそのスキルによるアシスト効果が上がったり、特殊効果が追加されたりするということだ。
ステータスには物理系と特殊系と、日常系の三つがあり、それぞれ
物理系統ステータス・・・・HP、SP、速度、毒、麻痺、眠り、即死、気絶、石化、などの肉体的なバットステータスに関係する。
STR・・・・・物理攻撃力、瞬間攻撃速度、腕力などの力
VIT・・・・・物理防御力、忍耐力、持久力
日常系統ステータス・・・・行動速度、攻撃速度、技量、命中率、器用さなど日常で生活するのに必要なものに関係するステータス。
AGI・・・・・敏捷力、攻撃速度、回避率
DEX・・・・・器用力、命中率、技量
特殊系統ステータス・・・・GP、詠唱速度、法陣展開速度、混乱、狂化、魅了、催眠、魅了、魔封などの精神的なマットステータスに関係する。
INT・・・・・特殊系攻撃力、詠唱速度、記憶力、法陣展開速度
MID・・・・・特殊系防御力、精神防御力、冷静さ
となっている。
上の通りすべての攻撃が必中というわけでなく、特殊攻撃に至っては抵抗することもできるため、命中率も必要である。
そして上のどれにも当てはまらないのが、
LUK・・・・・幸運力、あらゆる物、ことなどに影響する
とあるが、
つまり、エンカウント、レアドロップ、おみくじ、作製、など数字では表わされないいろいろなものに影響するらしい。
しかも、レベルが上がってもこの値は上がらないため結構大事である。
「次はいよいよスキル選びか、多すぎだな」
半端ない数だ。
さすがというかあらゆる行動に対応するスキルと言うのはだってじゃないな。
スキルは大きく分けて固有スキル、戦闘技能系、身体強化系、日常系、アクティブとパッシブがある。
アクティブはプレイヤーが自分で使おうとして発動させるもので、固有スキルは、その者だけが覚えるスキルでレベルが上がると増える。固有スキル、日常系ならMP、戦闘技能系はSPを消費するものがほとんどで、身体強化系はアクティブスキルに限りMPを消費する。
パッシブは自動的かつ永続的に発動し続けるものでメニューでOFFとONを切り替えできる。
ちなみにプレーヤーには職業がないので、勇者や賢者、忍者という名称はどんなスキルを伸ばしているか、固有スキルはどんなものかと、自分のプレイスタイルを表しているだけであるのだ。
「種族例一覧か、有名な神話の神が満載だな」
種族は一応神だが、例外に玄武や朱雀なども含まれレベルが一定に達するか特殊条件をクリアすると上位版に昇格できる。
上位版は特殊な能力が増えるらしい。
例外も少なからずあるが。
まずは日本神話。
基本版 一段階進化版
アマテラス ・・・・ アマテラスオオミカミ ・・・・
スサノオ ・・・・ スサノオノミコト ・・・・
ヤマトタケル ・・・・ ヤマトタケルノミコト ・・・・
カグツチ ・・・・ ヒノカグツチ ・・・・
などである。有名どころだな
次にアステカ神話
基本版 一段階進化版
イツラコリ ・・・・ イツラコリユキ ・・・
テペヨロ ・・・・ テペヨロトロ ・・・・
マクイル ・・・・ マクイルショチル ・・
テクトリ ・・・ ヤカテプトリ ・・・
等
次にアルメニア神話
基本版 一段階進化版
アラ ・・・・ ビレイオウ ・・・・
ナヒット ・・・アナヒット ・・・・
ハグン ・・・・ ヴァハグン ・・・
ハイク ・・・・ハイクナハ ・・・・
等
次にインカ神話
基本版 一段階進化
カテクイル ・・・アポカテクイル ・・
アルパ ・・・・ ママアルパ ・・・・
アカカ ・・・パリアカカ ・・・
ザラ ・・・ ザラママ ・・・・
等
次にエジプト神話
基本版 一段階進化版
あぬびす ・・・・ アヌビス ・・
いしす ・・・・ イシス ・・・・
ほるす ・・・・ホルス ・・・・
らー ・・・・ラー ・・・・
等
次にギリシア神話
基本版 一段階進化版
あるてみす ・・・ アルテミス ・・
あぽろん ・・・・アポロン ・・・・
たなとす ・・・・タナトス ・・・・
へすてぃあ ・・ ヘスティア ・・・
等
次に北欧神話
基本版 一段階進化版
とーる ・・・・ トール ・・・・
ろき ・・・・ ロキ ・・・・
わるきゅーれ ・・ ワルキューレ ・・
ぶらぎ ・・・ ブラギ ・・・・
等
最後にローマ神話
基本版 一段階進化版
あぽろん ・・・アポロン ・・・
まるす ・・・・マルス ・・・・
るーな ・・・ルーナ ・・・・
みねるう゛ぁ ・・・ミネルヴァ・・・
等
ほかにもいろいろな神話の神があるらしい。て言うか書くのがめんどくさいほどある、目がくらむぞこれ。
なお、このVRゲームはプレイヤーの体をスキャンして捜査に支障がきたさない範囲で自動ランダム生成される。性別やある程度の慎重さ等は当たり前である。しかも一プレイヤー一キャラで消しても同じのになるだけというハイスペックだ。
「属性は何種類だ」
属性は武器や武器スキル、固有スキルなどに使われいろいろな属性がある。あとプレイヤー以外の種族は魔法が使えるため大変である。まあその代わりに固有スキルがあるのだが・・・。
あと種族によって苦手とする属性が存在する。
「通貨はKか」
おそらく金貨なのだろうが、よくわからないな。
もっとも電子マネーとしてふつうは使うため一度出してみないとわからないが。
実物なら、「金貨なのにありすぎだろうが」と言われてしまうな
「ログイン中はゲーム内の一日が現実の十分となるのか」
ゲーマにとっては一番大事な加速装置だな、しかも連続ログイン時間が決まっていないなんて廃ゲーマーにならないようにしなきゃ。
「さて、とりあえずこんなものか」
マニュアルを閉じて時計を見た。ちょうど開始時間だ。
「さて、ログインするか」
そして俺はVRギアを付けた。ちなみにこのVRゲームは催眠誘導型である。
「ログインスタート」
そのまま、僕の意識は闇へと落ちて行った。
とりあえずここまで