第零話 すべての始まり
なろう初投稿です。
作風及びジャンルが初めてなので拙い文章ですみません。
「Apocalypsis Onlin」というVRMMOを知っているだろうか
通称【AO】。
プレイヤーは、それぞれ固有の神となり、自分だけの神法を使い伝説を作り上げること、自分の名をその世界の神話にのせろ、をうたい文句にして今あらゆるゲーム雑誌を沸かせている。いまだβテストの前の開発陣が試しでやるαテストまでしかできていないにも関わらず、そのプレイ動画が少し公開されただけにもかかわらずとてつもない話題となっているVRMMOらしい。
発売会社でありVR技術を作成したカモノハシ社がその技術力を存分に発揮し開発した自立型AI、リアリティを重視したグラフィックと超大型サーバーの物理的超高速多次元演算能力によってほぼ完璧に再現されたリアルな仮想空間を実現した。その世界観は、中世を基盤とした剣と魔法のファンタジーというありきたりな世界観だが、映像を見ただけにかかわらず今までのVRはなんだったんだ、と思わせるほどの完成度らしい。
その冒険は人それぞれ、プレイヤーは魔法が使えないが代わりにその神だけが使うことができる特殊な力『神法』をつかうことができる。しかもそれ以外のスキルは無数にあり迫から派生するすきるはほぼ無限にあるらしい。
そのあまりのすごさにオープンβの応募者数がおおく当選確率が0,000000001以下となっているらしい。
以上某有名なゲーム週刊誌より抜粋
何故今俺が説明しているかというと察しがいい人はわかるだろうまあよくあるパターンなのだが、その今話題であるApocalypsis Onlinのβテスト版がテスト開始5時間前である今、俺の眼の前にVRギアにセットされなんとすでにダウンロードを済ませておいてあるのだ。
そう其れは夏休み初日の親友である篠最強秘=通称篠さん=の総合格闘技世界大会決勝戦を応援しにいき、その帰り道を篠さんと一緒に帰っている時のことであった。
「優勝おめでとー篠さん」
「おう、ありがとう。でも決勝戦の相手そんなにつようなかったな」
「いやいや、それ言えるの篠さんだけだと思うけど」
「そうか?まあ、お前がいうならそうなんなろな」
なにを隠そうこの篠さんは成績優秀、頭脳明晰の超天才でありおまけに、運動神経抜群で何でも卒なくやるうえに、家は貿易業などをやっている大手の財閥の一人息子であり、不良系王子様キャラの超絶イケメンなのだ。しかもその美貌に女だけでなく男までも魅了されてしまうそうだ。実際に芸能事務所にスカウトされるのもいつものことだし、ファンクラブも学校内にとどまらず全世界に官員がおり、某有名アイドルや女優なども入っているとまで言われている。
「じつは、優勝記念としておまえにプレゼントがあるのだが」
「おう、なんや?なにくれはるのか」
「それは...これだ!!!」
そして俺はあるものを鞄から取り出した。
「こ、これは、今話題のVRMMOであるApocalypsis Onlinではないか!どうしたんやいったい」
「いやー、たまたま近くの商店街のくじ引きやったら当たったんだよね二個」
「まじか。やはりお前はうんがええな。うらやましいくらいや、まあ貰えるゆうならもっらとくが、ほんまにええんか?売れば数千万は下らないのに」
「いいの、いいの日ごろの感謝をこめてな」
「そうか、なら遠慮なく貰っとくは。でもたしかβテスト開始は明日の正午やったかな?」
「そうそう、あすの正午、まあ入ったら連絡くれや、たしかフレ登録しておったよな」
「ああ、してあった。」
「なら大丈夫さかいな、ゲーム入ったら連絡くれや」
「了解、了解」
話しているうちにいつの間にか俺の家と篠さん家を分ける十字路まで来ていたようだ。
「ならあしたまたゲームのなかで」
「おう!またな、アディオス」
「アディオス!」
そう言って昨日別れたんだ。
ん?もしかしてテンプレみたいに親友からもらったとおもった?
残念でした~俺が上げたんです~。まあおふざけはここまでにすることにしよう。ダウンロードはすでに済ませたから、あと五時間何して過ごそうかな。
そうだ!たしか説明書に全スキルが乗っていたはずだからそれを見て何をとるか決めておくことにするか。
そして俺は説明書を読み始めた。
とりあえずここまで