ある自転車屋の日常(メカニカルディスクブレーキ哀歌)。
当店は、爺さんの代から続く、人口70万人程度の地方都市の郊外の自転車屋である。
親父の代にオート三輪・軽自動車、バイクの取り扱いも始めたようだが、
基本的に正統派の自転車屋である。
専門量販である「サイクルベース〇さ◇」「イ〇ンバイク」と違い、
個人経営の小規模店である。
この小説は、ネタになるお客が多い為、書きたくて書きたくてしょうがなくなった為、書いてしまった「王様の耳はロバの耳」的なものである。
・2016年1月3日のとあるお客様の持ち込み修理の内容。
当店での取り扱いがない某サイクルベース〇さ◇が売ったらしいJ△MI▽のMTBの機械式ディスクブレーキの修理が入庫しました。
後ブレーキが効かないとのことですが、よくよく見ると後輪の固定用のクイックレバーの部分左右に警戒車用のリアキャリアを無理矢理に挟み込んで固定し、ディスクブレーキキャリパーのアーム部分が干渉していたりもし、さらにアームの可動部分もインナーケーブルを短めにしている為、パット部分の動きも少なくなり、ブレーキローター部分に届いていない状態である。
と云うことで、邪魔なリアキャリアを外し、キャリパー固定ネジ部分を緩め、ケーブルも這わせ直し、内側のブレーキパッドの迫出し量を調整し、固定し直しました。
依頼主は中学生の様だったので、色々弄り倒したい年頃なのだろうが、
重要保安部品なだけに遠慮して欲しいところだ。。。
車体に赤ペンキで色々塗ってあったり、跳ね上がりリアキャリアがついていたり、この如何にも中学生が改造しました的な自転車は、中二病の一種の行動なのだろうか?
5年前は婦人車タイプに30cm高なイーグルハンドルがはやっていたのが記憶に新しいところだが・・、
MTBでも最近は前述の改造したものを見掛ける。。
地域的なものかも・・・・・