28話 商会
俺は、馬車の荷物を全部収納し軽くしてから首都の中に入った、それから冒険者と共に落ち目の商会に向かった
「商会の者は居るか?」
挨拶も無しに中に入っていく
「お前ら、なんでここにいる」
そう言って、周りをキョロキョロしているので俺はカウンターに風呂敷の包を置いた
「探してるのはこれか?」
風呂敷の包を解き、中身を見せた
「こいつはな、俺らを殺すと言ってきたんでな、死んでもらった」
「きさ・・・」
貴様、よくも とか言いたかったのかな?俺は目の前の奴の首にレイピアを当ててやったら黙った
「契約違反だよな、護衛は守る為に居るんであって、殺しに来る奴は守れないから冒険者も可哀想だったぞ、俺はお前の主人が欲を出したせいで被害を受けたんだが、お前らの商会はこの落とし前どうつけてくれるんだ?」
ここで殺してもいいんだぞ、とか言いかねない雰囲気で俺は告げる、何も答えないので提案をしてやる
「俺は思うんだけどな、この商会を俺によこせ、お前の主人が欲を出した理由は金になるからだ、つまりこの行商は普通にしてたら大成功だったんだよ、お前の主人が欲を出して俺を、そして冒険者を殺そうとしなければな」
俺に従うとは思えないがこれで少し考えるか反発するか、反応を楽しもう
「商会を渡すことは出来ない、いきなり知らない者に譲ると不審がられるし他の行商人に離れられる危険があります」
「じゃあ名義上はお前がこの商会を仕切れそして儲けをの2割を俺に渡してもらう、それとここに居る冒険者と専属契約をしてもらおう、俺の二割の儲けを譲渡する契約と冒険者の専属契約用の契約書を用意してもらおうか」
二割でいいのかって顔をしているが俺の儲けは昇降機の金貨もあるからな、二割で十分だ
「商人だろ?なにが一番いいか金勘定をしろよ、ここで死ぬか俺に従うか、そうそう一つ言っておくぞ」
悩んでる商人に近づいて、小声で聞いてみる
「・・・商人は耳が早いよな、中央サレナの王立エトロ上等学園を10歳で卒業、ダンジョンの町50階到達、ダンジョンの町のギルドと領主の屋敷消失、そして俺の持ってきた山脈を越えての南への行商路、なぁお前には何が見える?・・・お前らの主人はわからなかったみたいだが、わかるよな?」
まあ全部は知らないようだが、どれかに引っかかりがあるんだろうな、怯えた顔してるのはわかる、これならいけそうかな
「わかった、貴方に従います、契約書を用意させていただきます」
離れて用意すると警戒されると気づいたのか、その場で契約書を書き上げる、3枚ずつ用意してもらった冒険者に一つ俺に一つ店に一つこの契約書を置くために、俺と冒険者はそれにサインをして
もう一度荷物を用意させて冒険者と商人がそのまま御者をした、
「じゃあ行ってくる、変な欲を出さなければこの行商は成功するぞ、お前ら名前なんだっけ?」
新しく店主になった男とこの行商に付いていくる3人の商人に名前を聞いてみた
「私は、ジーンです」 店主が最初に名乗った
「じゃあこれからはここの店の名前をジーン商会に変更を商業ギルドで行っておいてくれ」
元の商会の名前を知らないが俺はジーン商会で覚えるから問題ない
「わかりました、そしてこっちが、左からジェイムス、エイシア、ギリアムです」
「「「よろしくおねがいします」」」
それじゃあ行きますかね
「準備がいいなら行くぞ」
そうして町を出た、あらかじめ冒険者には使い方を教えていたので今回は問題なく進み漸く村に付いた
「ようこそ開拓の村へ、小さな村ですが案内させて頂きます」
コリンとレナが門を開け挨拶をする、冒険者には軽く脅しを入れてたので少し緊張が見える
この村には時刻の知らせる鐘が付いている塔が有りその塔はついでに物見櫓にもなっているのでそれで俺たちが来るのを見つけたのだろうな
商人の3人はこんな所に村があることにビックリしている
「ここが宿だこのまま進むなら別に構わないが泊まっていくならここがいいと思う、ここにしか宿はないが」
コリンが説明をする、確かにここにしか宿は無い、しかも300人は泊まれるほどの大規模な宿だ1階は食堂だがそこも200人は座れるように椅子が置いてある、決して200人も居ない村にあるような宿でも食堂でもないんだが俺はこれを作っておいた、今後のために
「村長助かるよ、今日はここに泊まらせてもらう」
商人はびっくりしていて話が進まないので俺が答えておく、そして宿の人に食堂を借りる伝えて、食堂の奥に行く
「明日からの事を話させてもらう」
そう言って前に積んであった荷物を出す、
「これは前に積んでいた荷物だ今回持っていったのと合わせれば大分増えるぞ、これをダンジョンの町と港街に行ってもらう」
「すまないが馬車にはそんなには積めない」
商人の1人、ギリアムが申し訳ない顔をして言った、
「気にするな、この村の馬車とこの村の人を借りるから馬車も人出もどうとでもなる、そしてダンジョンの町には奴隷商の知り合いが居るからそこで商売出来そうな商会を紹介してもらい、港町では坂の上にある宿に行ってもらう、そこで俺の名前を出してこの手紙を渡してくれれば大丈夫だ」
誰かが、「そこまで考えて」とか「本当に子供なのか」とか俺を変な目で見るが無視する、そんなのは今に始まったことじゃないからな
そして次の日、二手に分かれた商隊を見送りながら
「俺が行って俺が交渉してもいいがこの3人の商才が無いと後々問題になりそうだからな、お膳立てはしたここから先はどうやって儲けるか見ものだな」
俺の目の前に居た二人は疑問に思ったのか聞いてきた
「ここまで連れてきて、付いていかなくて本当に良かったのか」
「俺はな手紙にこいつらにどんな儲けの考えがあるのか聞いて、判断するようにって手紙に書いたんだ、何をどのように売って、何を買って帰るのか、どのくらいの儲けを考えているのか、行商人は普通そんなことを考えながら進まないと儲けは無いし生活も出来ないだろう、この道を通ってこの道の便利さを知ってどんな儲けを考えられるかで商才が見えてくるって思わないか?」
二人は考えているようだが、戦闘のことは考えて出来てもこっち系はレナには無理だし、コリン反応薄いからわかりにくいな
「それに俺が信頼をしている二箇所だからな、そこがダメだと判断したら、俺が商売方法まで考えてやるさ、そのためにこれからあの商隊には秘密で両方の町に行って商人達の商才を確かめてくるよ」
そう言ってから俺はデカイ風呂に入りたかったので港町へと道路を使わずに進むことにした
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