表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
激弱前世の思い込み 強化の真髄  作者: 悲出不 タケシ
少年期 嵐の前の静けさ編
22/30

 22話 ダンジョンの中 十二~十五階 

昼食が終わり12階に降りてきた


12階は猪だった

降りてすぐに出会ってレナが足を狙い、コリンが猪の首を落とした

二人居れば余裕みたいだな


「数日分の肉を確保するぞレナ毒は使うなよ、レナとコリンでチームな俺は1人でやる、キバは素材で使うからな、晩飯まで狩り尽くすぞ13階への階段で会おう」


そう言って俺は走り出した、コリンは索敵があるからな俺はスピードで勝負だな


「おっ、最初の一匹目だな」


とか言ってるうちに終わった、出会った瞬間そのまま走って近づいて少しジャンプして頭の上に掌底を叩き込んだ、猪は頭を凹ませて絶命した


「結構余裕だな、狩りには自身があったし、魔法もいい感じだし、ちょっと俺最近調子乗ってるかもな、冒険者ってこうやって有頂天になって性格が悪くなって傲慢になっていくんだな」


冒険者が調子乗る仕組みを理解した俺は、それでも12階は楽勝なのでそのまま狩りを続けた


13階へ行く階段の前に着くまでに30匹以上狩りまくった、他のパーティに出会うこともなかった、階段前に着くとレナとコリンが待っていた


「お待たせ、沢山狩れたか?」


二人共頷いて、どさどさ無造作に猪を置いていった、俺は解体を頼んで骨と牙、そして肉と皮を別けていった全部で40匹を以上狩ってきたようだ


「俺の負けだな、明日は二人のしたいように行動していいぞ」


そう言うと二人で相談しだした、俺が晩飯のために道具を出し終わったのと同じくらいに話し合いも終わったようだ


「明日は15階まで行ってボスをレナと俺で倒したい」


「わかった、明日はそれで行こう」


レナとコリンは二人で狩りをして何か感じるものがあったようだ

俺は昨日と同じで飯の支度を二人でしている間に俺は武器を作る、手で持ちやすいサイズの骨を探しその骨に牙を付けて持ち手以外の所に少し太い骨を付けて重さを調節して骨の補強に虫を使って補強する、虫の甲殻は色々重宝しているな


槍は完成した、同じ頃に飯も作り終わって食事が始まった


「コリンがボス戦で楽ができるように、牙と骨と虫を使って投槍を作る少し大きめのだがコリンの筋力ならこいつを投げられるだろ」


そう言って、槍を渡した70本の投槍の入った収納袋も一緒に渡した

受け取ったコリンは重さやバランスを確かめてた、その間に俺は寝ることにした


昨日より静かだったから早めに寝ることができたおかげで今日は早めに起きた、コリンが見張りをしながら変な動きを繰り返していたが、片手に剣を持った状態での槍の投げ方や収納袋から槍を如何にうまく出して投げるかの練習など、ただ投げることではなくどういう状況でも投げられるように考えて動いていた


「コリンおはよう、それ続けてもいいし寝てもいい、俺はこのまま起きてるから」


コリンはそのまま練習を続けるようだ、俺が耐久性のある武器を作れればいいんだがな、投擲用のいつ壊れてもいいような武器しか作れない、素材は毎日手に入るしいいか、そんなことを考えているとレナが起きてきたので飯にした


「さあ今日は15階目指すか、とりあえず13、14階の魔物をがどんな動物の形かも大事だな、猿と猪が11と12階だったしな」


飯も終わり、13階へ行った


13階は鹿だった、でもそこは魔物唯の鹿じゃなく角とかやばかった、でもなんとか行けるな


「13階も余裕だな、角はきついが、二人にとっては投擲の的だな、練習にもってこいだな」


俺は素材回収役に回った、そのまま進み続け、14階へと降りていった、


14階は大きめの猫と言うべきか、豹やチーターと言うべきか、なんというかデカイ、2mくらいのでかさにスリムな体だ、このサイズならライオンみたいな体型だと勝手に思ってしまいそうだが、見た目通りに早い、がデカさを生かしたパワータイプじゃなくスピード重視なので俺らの敵にはならなかった


レナもコリンもパワーより、スピードと技術タイプだからな、レナは鉈を装備して、コリンは剣で一匹を二人で相手にしている、鉈で傷を負わせ、傷を気にしている間にコリンが一撃を入れる、このパターンがうまく決まっていく


「一匹しか出てこないのは助かるな」


「そうだな」 「ああ」


でかいだけあって数は少ないのか15階までの間に遭遇したのは1匹ずつで10回程度だった

昼の休憩を挟んだ


休憩が終わり15階に着いた、15階は狼だった、猫の次は犬か、だが狼は猫と違い集団行動だ、最初に出会った時8匹居た

8匹は囲むように動いたので、


「囲まれるな、コリン右へ、俺は左を抑える、レナは連携を崩せ」


コリンは右に回ろうとした二匹のうち一匹の足を持っていた剣で薙ぐ、もう一匹は警戒して下がる、

そこへ、俺の攻撃の音にビビったのか一瞬ひるんだところをコリンは素早く槍を準備して狼に向かって投げて2匹めを倒す


俺は直接狼に向かって行き、そのまま一匹には首に蹴りをもう一匹には杖で頭を砕く、そして気力を留めておけない俺はそのまま気力を狼に向かって飛ばした、倒せはしなかったが4匹ほど怯えたようだ、というかコリンがその間に2匹とも倒してるのだから俺も2匹残り4匹で全部だった


レナは牽制しながら四匹の足に向けてナイフを投げた、牽制のつもりが、全部に当たった、その当たったのを見てコリンが止めを刺した


結構緊張する戦いではあったけど、猫に比べれば一匹一匹は弱いし、油断しなければ大丈夫なのでそのまま進むことにした


15階のボス扉に付いたが、二人は大分疲れているようだ、


「少し休んでから入るぞ」


少し休憩をしてから、扉を開けた


「これは厄介だな」


二人も頷いた、狼が猫並にデカく爪も牙もでかくなっていた、この群れにはボスがいると思うがボスはわからないな全員同じくらいのデカさだしな群れはそれ自体が一匹の生き物と聞いたことがあるが、この群れは正にそんな感じがするな


「ヤバくなったら言えよ、頑張れ」


そう言って俺は壁にもたれ掛かる、二人はナイフを投げたり槍を投げたりして逃げばを限定したり、限定した逃げ場に向けて走り出したり


言葉では細かい表現しづらいが、数を少しずつ減らしている、狼も減らさないように動いてる、数が減っていく狼がどんどん不利になり、レナとコリンは疲れていく、このダンジョンは少人数では厳しいだろうな、


そんなことを考えていたら戦闘が終わっていた、


「おつかれ、大きな怪我もないな、よくやった」


二人に労いの言葉を掛けながらこの場を考えを置いていくように十六階へ急いだ

十六階に付いた俺たちは寝るための準備を始めた


俺は飯を食いながら、最近自分の性格が安定してないことに不安を覚える、エトロの江藤 茂のかそれともシーゲルの性格なのか?、10代と言えば人格形成に影響が出るだろうし、いろいろな記憶そしてこの10年の経験そこらへんで俺の性格が変わってきてるのかもしれないな


流石に父親が離婚してて貴族の娘と再婚とか、探し出した母さん達には逃げられるし、俺が奴隷を買ったのは本当に子供だけでは大変だからか?1人が嫌だっただけじゃないのか?自分の性格がわからなくなってくるな、こんな事ばかり考えていては、今のこの状態は嫌いじゃないし、人と触れ合うことで俺の性格が年齢に引っ張られてるのかもしれないな、


俺はこの不安定な状態も楽しもうと決めた、そして今の目的は49階まで行くことだ

読んでいただいた方に感謝を

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ