21話 ダンジョンの中 十一階
そんなこんなで11階だ
「疲れているところ悪いが飯を頼む」
そう言って結界の魔道具を使って結界を展開したそして簡易寝袋2つ、一人は見張り役だ、そして3人分の鍋を出した
二人が料理を造ってる間に俺は、虫の魔物とネズミやコボルトや兎などから色々素材を出して、カマキリの鎌を加工して兎の骨の柄をつけて兎の骨の上に団子虫の甲羅を張って握りやすく壊れにくくした、カマキリの鉈のようなものが出来た、
あとはコボルトやネズミの骨を尖らせて投擲用の使い捨てナイフのような感じにしていく、骨だけでは軽いので虫を煮詰めた汁をホネに詰めて重くもしたし、少し状態異常も起こすかもしれないように蜂の針を毒袋付きで付けたり
虫の甲羅とかでも投げナイフを沢山作り、カマキリの鉈が思ってたより多くなってしまって60個以上できてしまった単純に俺らは30匹以上狩っていたようだ、甲虫の小手を作ってその小手にカマキリの鎌を付けて鎌の刃の部分はしっかり研いであるし、反対側はコボルトやネズミの歯をキレイに研いで大量につけてスパイク状にしてある
なんか変なものを作ってしまった誰も使わないだろこんなの
そんな創作してるうちに飯が出来上がったようだ
「どうしてこっちを見ないで作業してたのにこっちの鍋の温度とか完璧に調節できるんだ?」
「勘」
「言い切られた」
レナがうなだれていた、実際は勘ではないが音を聴きながら焼き加減を想像していた、そして臭いもちゃんと嗅ぎながら大丈夫なのも確認していたがレナには教えないでおこう
「それよりもレナ、飯食い終わったらこの袋の中身を見ておいてくれ、見たら寝れなくなると思うから壁に向かってなら使っても良いぞ、レナの後は見張りはコリンに任せるが、レナちゃんと見張りはしておけよ、今日を思い出せ集中は一点にじゃない全体にだ、おやすみ」
そう言うと俺は寝袋に入って目を瞑るが、レナが騒がしくてすぐには寝れなかったが、喜んでくれたなら良かったよ、虫相手に思ったのはリーチが短すぎて遠距離というかせめて中距離の攻撃力がレナには必要だったから、投擲を覚えて欲しい
コリンに起こされていた、交代か?なんか朝飯も用意してあったので俺に気を使って二人で昨日の見張りはがんばったようだ
「すまないな、気を使わせたようだ」
「御主人はすごいけど、10歳寝るのが大事だ」
もうレナも敬語を使う気はない様だ、まあうまく使えないのが可愛かったがそれは言わないでおくか
「どうだ投擲は練習出来たか?」
ひゅっ、音が通り過ぎた、ナイフをいつの間にか投げたようだ、獣系や人間には不意をつけそうな特殊な投げ方だな
「大分練習したみたいだな、あとこれはカマキリの鉈が結構入ってる、これは投げてもいいし普通に殴ってもいいがこっちは使い捨てじゃないからな何回か使えるから気をつけろよ、
あとこれは毒針ととがった骨だまあどっちもコボルトとネズミの骨と虫を使ってるんだが、とがった骨は適当に虫の体液でをホネの錘代わりに入れてある、物によっては状態異常を引き起こすかもしれない、毒針は蜂の針にそのまま毒袋がついているこの針が刺さる相手は見極めて使ってくれ」
収納袋を2つ渡した
「さあ飯食ったら行くかな、もう虫は見たくないな」
二人とも飯を口に入ってるので、首を縦に振った
11階は猿だったかなり早かったが、むしろレナ向きの敵だったので、レナは投擲の練習をしたり避けた所を狙って鉈を振り下ろしたりと、昨日までは後手の動きだったのに投擲により逃げ場所を限定させたりして攻撃をしている、人はレベルじゃ計れないと改めて思う、経験や相性があると思う
何匹猿が出ても、もはやレナの敵じゃなかった鉈でリーチも少し伸びたので色々攻撃に幅が出たようだ
鉈といっても重みで攻撃する通常の鉈ではなく虫で出来た軽い鉈でナイフとあまり変わらない重さだリーチが違うので感覚も違うと思うがレナは良く使いこなしてる
「レナ、順調だな」
「はい、今日は絶好調だ、虫で苦戦した分昨日の悔しさで今日は昨日の反省点を見直しながらやってる」
レナは考えて戦闘をしているようだな、まあ逃げ場を限定させたりそもそも考えてないと出来ないか
「コリン、どうだ感想は?」
「周りも見えているし戦ってる敵も見えている、距離を稼いで戦えることで心にも余裕が出来たんだと考えるが、敵との相性もあると思う虫とは硬さが違う」
「確かにな硬さは結構不利になるよな、でも鍛えていけばきっと気力が伸びていくさ、下に行けば行くほど攻撃力は大事になってくる、俺みたいに魔法かコリンみたいに気力術が必要だからな」
「このまま、11階でやってていいか?」
「こっちも心配無く見れるし、良いぞ、納得いくまでやって来いコリンはリナと一緒に行ってくれ、俺は12階の階段付近で昼飯作って待ってるよ」
レナとコリンと離れて、襲ってくる猿を蹴散らしながら12階への階段付近に着いてそこに座り、塔から持ってきた武器を整理する、剣はレイピアから刀、サーベル、シミター、ロングソード、グレートソードとか何でもあるな、ナイフはあるんだが投擲に向かないいんだよな、まあ無いならしかたないか、コリンの剣は壊れたらいくらでも替わりはあるし、ナイフは現地調達した素材から作るしかないな
近づいてくるな5人か昨日は誰とも出会わなかったんだけどな、やっぱり虫はきついって事か5階ごとに魔物の特徴が変わるからな、ここは比較的楽なのかもな
「なんだ、このガキなんでこんなところにガキがいるんだ」
めんどくさいから無視してるのに、こうやって考えてる事を声に出す奴ってのは絡んでくるんだよな
「おい、ガキ何してるんだ?」
無視してるのにやっぱり話しかけてくるとか、面倒だ
「ガラド、あんた無視されてるわよ、プフッ」
「何笑ってんだよ、俺は親切で言ってるんだよ」
「ダンジョン内でそんな言い方で近づいて来たら私でも警戒するわよ」
他の三人も大きく頷いてる、やっぱり俺には王道の展開はないらしいな、ここで逆ギレされて戦闘する展開にはならなそうだレナとコリンも帰ってきたし
「すまんな、うちのメンバーが迷惑かけたか?」
コリンめ、相変わらずうまいな、他人から見ればウチのパーティのリーダーはコリンに見えるだろう
「いやいや、こちらこそウチのガラの悪いのが声掛けちゃって警戒させちゃって、いや~良い奴なんだけどね、こちらこそゴメンネ」
「まぁここでコイツを待たせたのも、俺らだからな、そちらを責められないさ、気遣いに感謝する」
レナは警戒してるのか、緊張を解いていないな、コリンも言葉は丁寧だが緊張を解いていない、いい傾向だ、ダンジョン内じゃ何があるかわからないからなこいつらも・・・
「すまんな、俺らが緊張を解かないからって武器に手を掛けるのはやめてもらいたい」
5人の内1人が腰のナイフに手を当てたのを見て後ろに回って膝裏を軽く蹴って足を曲げさせそのまま左手で首と左肩の間くらいに置いて下に力を入れて立てないようにして右手でナイフを抜かせないようにする
「なっ」
押さえつけられてる奴は驚愕といった顔をしている、多分気配察知に長けているのだろう、自分の現状を理解出来ないのか、ただただ驚いている
周りにいる四人もこの声で気づいたのか、武器に手を掛けようとしているが、レナとコリンも構えた為うかつに動けないで居る
「察するにこのパーティの盗賊職の方かな、こちらを警戒するのはいいが、そちらのほうが人数が多い上に武器にまで手にかけるのは警戒しすぎではないか?勘ぐってしまうだろう、そうは思わないかい?」
更に警戒しているのか軽く盗賊職の奴に小声で話しかける
「・・・俺のギルドカードだ、これでもケンカしたいなら買うよ・・・下手な警戒とかしないで、さっさと進んでくれ、俺たちはこのまま昼食なんでな」
レベルと貢献度を見てビビったのか?顔に出てるぞ
そう言って、俺は手を離す、俺に押さえつけられた奴がリーダーっぽいのに話掛ける、そしたらソソクサと居なくなった
子供の俺が300だからなリーダー風にしてたコリンはさぞ化物に見えただろうな、そう考えると笑えてくる
「あぁいうのは面倒でならないな」
「まったく」 「これからも増えるのではないか」
レナは同意し、コリンは昨日の列を思い出しているんだろうな、確かにあの人数だし途中から入る奴も多いだろう、これからも会うんだろうな
「変な親切心なんかダンジョンで見せないで進んで欲しい、余計警戒するだけだ」
愚痴をこぼしながらの昼食になった
ダンジョンもう少し頑張ります
読んでいただいた方に感謝を




