11話 二回目の儀式
はーい
というわけですでに神殿の中でーす
王都の少し外れにある神殿で最初見た神殿と大して代わりがありません
強いて言うならば俺が成長したんでしょう狭く感じます
こんな真っ白な空間で5時間居ろとか拷問です座禅組んで精神修行でもしてやりますよ
そうこうしていると間欠泉から吹き出したようです魔力の素の流れが見えます
あれなんかぼーっとしてきた、あ、あ ・・・・
「おおここは神殿の中か、そうかそうか今は、ほう84年も経っているのか、いい魔素じゃな、どれ」
おもむろに手を床に翳して手のひらに魔力の素が吸い込まれていく、周りに流れていたものも全て手の平に吸い上げられていく
「おっと、すまんかったな体を返そう、そしてわしはもうお前の一部じゃ」
なんだったんだ俺の体をなんかじいさんが使ってたのか?
何もしてないのに勝手にステータスが浮き上がってきた
前前世の記憶 記憶の持ち主のエトロの知識を自分のものに出来る
10歳で蘇る予定だった記憶がすでに蘇っていたので別の記憶を追加
「前前世の記憶ね、自分のものどころか、今その記憶に操られてた気がするんだが」
強化の真髄 1 レベルごとに すべての強化が上がっていく
2 魂強化 (魂に悪影響を及ぼすものに耐性そして魂そのものの強化)
一時的な強化の魔法ではなく強化の魔法を常時発動することにより体への負荷がかかり
体がこの強化の値に近づこうと能力を伸ばすことが本来の強化の魔法である
そしてこのことは強化の真髄になることにより、この説明が解禁される
よって一時的ではなく常に使い続ける努力により地力の能力を伸ばすための魔法が強化の魔法であり、その真髄である
「今まで常に使ってきたのって正解じゃね?ただ死にたくなくてビビってただけだけど」
ステータスにこんなことが書かれてあった
というか前前世の記憶やばすぎるエトロって大魔導師エトロの記憶だった
「これから覚えようと思ってた魔法もいっぱいあるわ~、でもなんかこれ駄目じゃね、強化の真髄が反則級のはずだよな、エトロの記憶は今の世界のバランス崩壊だよね」
さっきの魔力の素を吸い上げる作業は魔力の素は浴びすぎると魔物になるが制御して体に取り込むことで爆発的に魔力の器を広げることが出来るとかいろいろ知識が
俺の器がコップのように底が深い器だったのを大皿のように広げて強化魔法でまた今までのコップ状のそこの深い器になるようだ
魔法を扱うのに一回に出せる魔力を大きくするためらしい
俺の魔力自体は大きいけれどその口が小さければ大きな魔法は唱えられないらしい例えるなら今までの俺は最大で強化の魔法と同時に中級魔法までしか打てなかったのが
最上級の魔法を強化の魔法と併用しながら何発も同時に出せるくらいの口の広さになったようだ、それをしたら俺の魔力がその一回で枯渇するみたいだ
それは魔力の底上げが必要らしい
浴びすぎると魔物になるのは本当だった、二回とか厳密なのは無かったが、二回までなら魔物になることがないと研究し判断したようだ、見たくない記憶だが何人もの奴隷を使って研究していたようだ
「いくら探してもステータスにレベル見えるようにした記憶がないんだけど。
確かに転生前に聞いたのはあっちの人がステータスいじったってなってたのに
こっちに来たらエトロがやったってなってたなぁ」
こっちの世界で齟齬が生まれないように勝手にエトロの偉業ってことで記憶が改善されたってことか、エトロもやってない偉業で称えられるとか嫌だね、でも間欠泉の儀式はエトロの成果だし問題ないのか
「それにしてもエトロ→江藤 茂→シーゲルとか悪意しか感じねぇわ」
そんなことはいいか、これからどうしよう強化の真髄は一生モンのスキルになりそうだしエトロの記憶を使っていろいろ出来そう出し
「これってエトロの後継者ってことでいいのかな?」
それともエトロ復活ってことになるのか?でも俺シーゲルなのにエトロって言われるのも嫌だな
とりあえず神殿を出て神父に授かったことだけ伝えて帰ることにした、どんな能力か聞かれたが無視して帰ることにした
そのあと下等学園、中等学園、上等学園の実技を軽くクリアし、教師たちには
「昨日儀式で魔法系のを授かったので実技試験いけると思ったんだ」
と言い訳しておいた
上等学園の3年分の勉強も終わらせた、エトロの記憶を使いこなすための練習替わりだったがエトロの記憶が優秀すぎてすぐ終わってしまった
「流石に実技はやりすぎたかな、下等学園は実技科目が体術と魔法を放てるかだけの簡単な試験だからいいけど、中等上等学園は剣術、槍術、とかなんか騎士が使う武器と武器が無くても護衛することもあるとかで体術とかもあるし
魔術も、広範囲の殲滅魔法から1:1で使うような接近されてからも戦えるようにとか
伊達に授業料が高いだけのことはあるな」
と学園のすごさ実感したのだが、普通の生徒はこの実技やらなくても筆記がよければ卒業できるようだ、これだけの技術があるのに使うものが少ないとか実技覚えた人はこのままこの学園で高給取りになれるとかで、家を継がない次男とか嫁に行きたくない長女とか大商人の次男とか
王様と妾との間に生まれた子とか、家を継げない人たちの溜まり場だった
技術とかはすごいのに悲しい場所だった
「そんなこんなで俺はこの学園で入試のための大金貨1枚だけを払って4年間を過ごし、俺以外の人の人生の厳しさを知りました、一緒に卒業する方々のことはよく知りませんが、この言葉で終わらせたいと思います。
今回の卒業式唯一の75期生代表シーゲルはこんなに優遇されていたのに何も成し遂げず、ほぼタダで学園を満喫し卒業します」
いつの間にか始まっていた卒業式で挨拶をした俺は
そのまま会場をあとにして
俺はエトロの記憶を頼りに塔の中にこっそり侵入しいろいろな知識を集めたり、道具等を集めた、80年前の道具とかだから心配していたが、扉の閉まっていた間、時間の流れも止まってたかのように朽ち果てたりはせずに残っていた、
冒険者には必要な、収納カバンに収納袋、光る石に結界用の魔具、調教の首輪とかいうのもあった、テイマーの能力がないものが動物に使って従順にさせるものらしい、人間にも使用可とか要らない知識もあったがとりあえず、本から道具から収納系のものに全部詰め込んで塔から出て行った
俺の今の気分はトレジャーハンターだったが格好はなんだかわからない杖を持ったなんだかわからないローブを纏った少年だった
まあ、山の魔物が来る前に学園を卒業した俺は王都を脱出し
俺の生まれ育った町に帰ることにした
幼少期はここでおしまいです
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