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激弱前世の思い込み 強化の真髄  作者: 悲出不 タケシ
幼少期 神殿の儀式編
1/30

1話 転生は突然に 

基本主人公視点です



目の前に列が有り

その列を待っている間になぜ自分がここに居るのかを考えてみた


俺は江藤 茂

35歳で

独身引きこもり生活をしていた


親の残してくれた遺産はこの17年で大分使い果たした(残り400万円)

家は持ち家だったしソーラーパネルもついていたし家事もそこそこできる

でも俺は働かなかった

そして引きこもり過ぎて可笑しくなったのか

気の迷いで外に


18年ぶりの外に出ることにしたのだ。そこで本人の意図とは違う結果だが少女を救いさらにその他大勢の命を救った


なぜ救う結果になったのかを説明すると

気の迷いで外に出た結果デパートまでたどり着いたがデパートに来た時点で彼は引きこもり生活が祟り筋力が低下していたため体を支えるためだけなのに全身をぷるぷるさせていた


外出から40分しかたっていないのである、そして不意に女性の露出している部分に目を取られている時に子供にぶつかられそのままガラスを突き破り落ちていった


偶然と俺の不運が重なったのだろう筋力の足りてない俺は踏ん張ることも出来ずにガラスにダイブそして普段は割れないガラスがその時に限り割れた


もしかしたらこのガラスに突っ込む人がいなかったか古いものだったかで特に強化されてないガラスだったのかもしれないが俺はそこを突き破っていた


落ちた先には車が走っていた、車の運転手は信号が赤になったにもかかわらずに突っ込んできた


そこへ目の前の信号が赤になったことを確認した少女が歩いていた、少女はケータイに夢中なのか車に気づかず、車もケータイでもいじっていたのかそのまま少女へ迫っていたその距離わずか2M


その時、突然上からガラスの破片が降ってきて驚いた少女はその場で「ギャ」という声を上げてしゃがみ込み

車は落ちてきた男を轢いた瞬間にハンドルを取られて結果20センチほど進行方向がズレたおかげで落ちてきた俺が死ぬだけですべてが収まったのだ


少女が気づかず歩き、車がそのまま直進していたら確実にはねられていたそして跳ねた瞬間にびっくりしてハンドルを切りデパートに突っ込んでいたであろうという映像までもが頭に浮かんでいる

自分でもなぜそう思うのか理由も説明もできないほどわからないが


子供に突き飛ばされ普段なら割れないデパートの窓ガラスを割りそのまま落ちて車に轢かれて

俺は死んだ

そう死んだ俺はここにいるんだ、ここはどこだ?



目の前の人がいなくなったので俺の順番が来たようだ

会社の応接室のような空間に景色が変わった


「あれ?さっきと景色が」


そして俺が立ち尽くしていると横の扉からスタイルの良い女性?が現れた


「お待たせしてすみませんちょっと担当のものを解雇してて遅くなりました」


担当の人を解雇ってじゃああなたは?


「担当のものは600年間同じ仕事をやらされた結果なにも説明しないで処理するという、なんかありえないことを始めたので解雇しましたので今回はその上司である私があなたに説明してあげます」


なんか感謝しなさいとでも言う勢いで言ってきたが逆らう意味を見いだせないので従うことにした


「はい、ありがとうございます」


「素直でよろしい」


すごいいい笑顔で言われたので少し照れてしまう


「早速説明します、あなたは死にました、そしてあなたの査定しました

査定結果は魂の消滅、魂の洗浄、魂の改変、魂の再利用等の評価がされます

あなたの査定の結果、魂の改変をして地球とは違う星に生まれてもらいます」


なんかファンタジーだな いやこの状況がすでに現実離れか素直に従おうと心に決めた


「大人しいですね、この状況理解できましたか?」


「自分が死んだ事は覚えていたので大丈夫です、それに魂の消滅じゃなければこの場合転生できると解釈してよさそうなので自分には断る理由も反論する理由もなかったので大丈夫です、ただ魂の改変というのがよくわかりません」


「そこまで理解していただけたのなら大丈夫ですね、魂の改変とは特別な力ですね特殊能力とでも言いますか、勇者になる人とか歴史に名を残す偉人などが持っていることが多いですね」


「じゃあ僕も歴史に名を残すために力をもらえるんですか?」


「少し勘違いさせてしまいましたね、あなたの場合は違います、あなたの魂が弱いので改変しないと耐えられないのです、

死んだ原因を考えてください体を使ってこなかった精神を鍛えてこなかったあなたの魂はとても弱々しいのです

そこであなたは魂を改変することで普通の人並みになってもらいます、いえ成長されるまでに死んでしまうかもしれないので少し強くしておきます

あなたは大体10歳で記憶が目覚めると思います、あと強化の魔法をレベルが1になったら使えるようにしておきます」


「えっレベルがあるんですか??」


「はいレベルがありますよ。というか最近できたんですけどね」


「最近出来たんですか??」


ますます混乱するばかりだ


「転生者の皆さんに頑張ってもらおうと思っても皆さんすぐ死んでしまうんですよ、

そのための処置であなたが行かれる世界ではステータスを読めるようになっているんですがそこにレベルを追加しました

最初はスキルとそのスキルのレベルだけがわかる設定だったのですが

人間そのものをレベル化して数値として図ることになりました

ちなみにレベルは筋力、魔力、気力の3つの平均値を数値化して出しています

まだこの技術は出来てから100年も経っていないのですがもうその世界では一般的になっています

なので魔物を倒していきなりレベルアップってことはないです

ですが戦闘中にレベルアップという事はあります、命の危機に普段は出せていない力を発揮することはままあることですから、集中力が大事なのが魔力と気力ってことでもありますから

長くなってしまいましたが本題のレベル1というのは成長する間に勝手になってます

活発な子供が1歳か2歳でレベル1になりますよ

なので相当運が悪くなければ10歳まで生きていられると思います

盗賊とか魔物にその前に襲われてても恨まないでくださいね

私どもには安全だからここに送ろうとかそういうことはできないので

すみませんがそんな感じで理解していただけましたでしょうか?」


「そうですね、転生者の大体半分はすぐ死んで半数は生きているんですね、って事は転生者はそんなに沢山居るんですか?」


他にも気になったがこれを気にしたほうがいいと思い聞いてみる


「そうですね地球からの転生者に限れば大体一つの大陸に10人居るか居ないかくらいですね

そのほとんどが生きるのに精一杯だったりすぐ死んだりですね、ですが記憶を持っての転生者は今2人ですね、あなたが行けば3人になりますかね」


「じゃあ会う確率は低いと考えていいんですね」


「そうですね会う機会は極めて少ないと思っていただいて大丈夫です」


合う可能性が無いなら気をつけなくてもいいかな、怖いもんな前世の記憶持ちが貴族や王族ならこっちを利用するだけ利用しそうだし


「分かりました、では俺は10歳で記憶が戻り、強化の魔法が使えて、レベルもわかる世界に行くのですねレベルの基準とかは教えていただけますか?」


「レベルの基準ですか、一般の農家の人がレベル120くらいですねほとんど筋力だけですが」


「筋力だけで120ですか?筋力魔力気力の平均ですよね?って事は筋力だけで考えた360ですか?」


「あぁすみません間違えました筋力だけで考えると120ですねレベルでいうと40くらいです、申し訳ありません、間違えて伝えてしまうところでした」


「そういえば元々担当の方ではないんですよね、こちらこそすみません説明に慣れていない方に聞くべきではなかったですね、分かりましたあっちに行ってから確かめることにします」


説明しない担当だった人に比べたらきっとこの人は説明してくれているのであろうからこれ以上迷惑はかけられないな


「気を使わせてしまいすみません、頭ではわかっているんですがうまく言葉にできなくて、それではあなたにはこれから

理解が早すぎるので説明を忘れていましたがあなたの行く世界は魔法があって魔物がいます

世界に特に私どもは名前をつけていませんが確かこう呼ばれています

 モンスンド とまあ意味はよくわかりませんがそこに住んでる人がつけたので気になさらないでください、それではモンスンドへ旅立っていただきます

良い人生を」


「はい、いろいろ説明ありがとうございました 強化の魔法で頑張って生きていきます」


そうして俺は黒い何かに吸い込まれるように意識を手放した





「今回はいい子そうだし大丈夫でしょ。まさか担当が説明もなく旅立たせてたとか盲点だったわさすが神様が面接して採用した子よね、頭のネジがブッ飛んでるわ私も気を付けないと神様に採用されたのは私もいっちょ出し 

やだ、噛んじゃったまぁいっか誰もいないし」

「いるんじゃなこれが」

「神様なんでいつも居るんですか、仕事してください」

「いーもん、いーもんそんなこと言うなら大事なこと言わないで仕事してくるもん」

「何いじけてるんですか、って大事なことってなんですか、また何かしたんじゃないですよね?」

「教えないのじゃ、ぷぷぷ 今回は長生きできるといいんじゃがのう」

「なに不吉なこと言ってるんですか、絶対何かしましたね、あっちょっと行かないでくださいよ、ちょっとー」


「あ~あ行っちゃったよ、あの神様なんで神様なんてやっていけてるんだろう絶対邪神系の何かだよ」

今日も平和な 神界であった

引きこもり歴は17年ですが 家から出るのは18年ぶりです

1年間は引きこもってないのに家から出てません


最後だけ主人公がいないので声のみでモノローグの類はありません


拙い文章で申し訳ありませんがこれからよろしくお願いします

読んでいただいた方に感謝を


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