第3話 出合い。
セイト学園に向かう最中、様々な事が起きた。
魔物の遭遇、村人と、異世界から来た人間にあった事があるか、そいつが元の世界に帰った事があるかなど質問したが帰ってくる返答は、知識としている事は知ってるけど、あった事はないとの事。そもそも名乗る事さえしないタイプが多いのかも知れない。
そんなこんなで、学校が見えてきた。恐らくここが最後の森だろう。地図によるとこの森の名は、きりもり??あぁ、、霧森か。
本当に霧が酷い。地図があり、そこから現在地を割り出せていなかったら即迷子だな。
歩いていると靴が染みた地面を踏んだ。ここら辺の村に泊まらせてもらった以上、どう言うものかは聞いていたが…まさかこんなに歩きづらく、迷いやすいとは……地図がなかったら…考えたくない。
「君、強い?」
突如、気配なく話しかけられた。一応鍛えてある以上、すぐに体勢を立て直そうとしたが、滑って転んだ。恥ずい!!
「この通りです…」
「あはは……」
気まずい雰囲気をぶち壊すかの如く、彼女は口を開いた。
「君何歳?一見すると一個下か上くらいだけど」
「17歳です」
「まじか!同い年じゃん!!よろしく!!」
手を掴み高速で上下する。折れる。やめて。
「年上だったら急いで謝ったけど必要なさそうだね、
お互い敬語なしでいこう?」
「わかった」
軽くお互いに自己紹介をした。彼女の名前は
リサ・セイト。
戦士に属し、まさかのあの学園長の弟の娘らしく知り合いらしい。ちゃんと実力で入学しに来たとの事。
「そう言えば何故強いって聞いたの?」
「このルートが一番危険なんだよ」
「ルート?」
何じゃそりゃ。魔物なんて合わなかったから全然…
「君が危険な目にあってないのは私がほぼ……っ!
手を貸して!!早く!」
リサの説明を頭が理解する前に体が反応し、彼女を手を取る。リサは高く跳躍し、下を見た。
「針?」
「きっと魔法よ。君も戦士?」
「……どっちも当てはまらないところにいるかな…」
雑談しつつ、地面を見ると、さっきまで普通に地面だった所が、針地獄の様にとんがっている。
見た感じ、水魔法の応用か。
着地した瞬間、囲まれている気配を感じた。
数は一体と、彼女は断言した。
「どうすれば…!?」
「なら!!」
俺は彼女と、背中合わせの状況を作る。そうしたら彼女は嬉しそうに声を出した。
「すごい…!!相棒っぽい!」
「言ってる場合か!!」
武器も出さずに、はしゃいでいる。
常に囲まれている感覚。気配が後ろ、前、後ろ、前と常に回っている感覚。生きた心地がしない。
そう言えば何故、この魔物?はそこそこ離れた場所に跳躍した俺たちをすぐ囲めたんだ??そんなにわかりやすかったとは思えないんだが。いや、まさか……
取り敢えず俺は鉄の塊を出し、今度こそ
臨戦体制。彼女をナイフを作り。防御の構えを作る。
刹那、骸骨の騎士が剣を持って襲う。
「くっ!!」
何とか受け止める。
「今だ!やれ!」「今よ!!早く!!」
俺たちは同時に振り返る。
二人。敵は二人だ。彼女の判断を過信したわけでは無かったが、気配的にも一人だと思った。
「クソッ!!」
彼女は余裕そうだが、俺は押し潰されそうだ…!!
一か八か!!
ケイは、あえて喰らう。その前に魔力を胸部に集中。ダメージを最小限に。
「いっっった…!!」
修行の間に骨折などの痛みはあった。正直何度くらっても慣れる気はしないな……
だが、隙は出来た。
「お返しだ………よっ!!」
骸骨を両断する。中々いい武器を貰ったと思う待て……何か忘れてる気が…しまった!
「リサ!!」
「私は大丈夫!!」
俺が無事と知ってか、彼女はあの骸骨を吹き飛ばし、
新しい武器を作る。
「死体漁りの幽霊君にはお仕置きしないとね!」
彼女が作った武器。それはシンプルでかなりの強そうな、巨大な鎌である。
「一閃!!」
あっちも、骸骨を両断した。しかし、あんな大きい武器を軽々と……
「よし、終わったね!」
リサは手を顎に置き、考える仕草を取る。
「うーむ、しっかしどうして……??」
「どうした?」
「私がぴょ〜〜ん!って飛んだ時、なんで追いつかれたんだろうって」
「その答えはこれだな」
俺は靴底を指す。
「ここに微弱の魔力がある。それを頼りにして、追いつかれたんだろうな」
「なるほど………」
魔力という物は、戦士も魔法使いも目を凝らせばなんなく見る事が出来る。あくまで霧状だが。
水魔法の応用である。維持するには魔力が掛かるが、気づける人間、魔物は少ない。戦術の幅が広がった。
「よし、このまま直行ー!!」
リサとケイはダッシュで向かった。
紆余曲折あったが、セイト学園に着いた。
推薦書を無事受け取ってもらい、試験会場?へ。
受験者は当たり前だが多種多様で、無傷で飄々としている奴。血気盛んそうな奴。途中のルートでボロボロな奴。
「ケイ。君は、勿論ベスト4以上を目指してるのよね」
「先生にそう言われて、なるぞ!!って意気込んでいたんだけど、実は何でベスト4に入らなきゃいけない理由が分からないんだよね」
いつか話してくれるだろ。を、待っていたら今日になった。人任せにせずに聞いときゃ良かった。
「そりゃあ、至ってシンプル!!学校にかかる全ての費用が免除なのよ!!」
「え?」
「ん?」
「マジか!!」
お金の問題だった。考えれば分かったことなのかも。
馬鹿だからそこまで考えが及ばなかったな…
[視点は???に切り替わる]
今回の受験者は、三人?いや四人かな。良いのがいる。僕も楽しみになってきた。
男は資料を見始める。全員の特徴を予め、調べていた。ケイという男を除いて……
ケイ・タケダ
男性。見た感じ、魔法使い。頭の回転は悪くない。
能力・得意魔法共々不明。
リサ・セイト
女性。戦士にしてはバランスタイプ。巨大鎌に要注意。
能力は恐らく……
ハウ・ゲレーロ
男性。獣族。戦士。能力以外の特殊な目を持っている。パワー、体術、剣術、学園ではトップクラス。
イーヴィ・サラ
女性。戦士。意志の強さでここまで来た。リサと同じくバランス型。なんらかの執着がある模様。
さて、この四人が、この戦いをどう荒らすか……
楽しみだね♪
わかりづらい物語なので一応。主人公、啓
です。ゲイではありません。




