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半端者の戦い方  作者: 柑橘系
第四章 第一都市編
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第20話 二十分。

ケイを回収し、四天王を裏切った姉弟はノアの追跡が来てないことに気付く。


場所は適当な路地裏。隠れるにはピッタリだ。


「アネキ、ここでこいつを治療した方がいい」

「分かってる───治癒魔法」

緑色の光を放ち、頭の怪我がみるみる治る。


「ほんと、丈夫だよこいつ」

あんな一撃を受けて、まだ死んでないのも奇跡なのに…凄い身体能力だ。


数秒後、ケイは目を覚ました。

暗殺者姉弟の事情を聞いて完全に信用した訳ではないが取り敢えず、今のこの状況を理解する。


「なるほどね、アンタらの家族の一人が殺されたから見限る──って訳か。危害を加える気がないなら好きにしてくれ」


ケイは気を失うギリギリに気絶させたと思った彼女らがすんなり起き上がった所を見た。

目を瞑っていたからはたから見れば気絶最中だが。


「そ。だからそいつを倒してくれ!よろしく〜」

姉はそう言う街の中に消えてしまった。

すると笑いながら弟は続ける。


「お前、煙の中投げたあのナイフ。高密度の魔力を込めたナイフだよな?本当にやるなぁ!あぁ後、お前が今持ってるそのナイフ。やるよ。俺たちに一発与えた褒美になぁ」


見た目の野蛮さに合わずに頭が良いのだろう。

前から思っていたが、こいつらは言葉の節々に知性を感じる。


「んじゃ遠慮なく〜」

昨日の敵は今日の友…まだ一日も経ってないけど。

その後、街中に甲高い音が鳴り響いた。


「…ザルツ先輩か!」

路地裏から屋根まで登り、ザルツ先輩に合流する。

大した魔力も体力も残ってないがこのナイフは役にたつ。


      [視点はザルツに代わる]


「アルテミア大時計から爆発…それにケイが暗殺者に連れて…いや、あの感じは違うか」

あの暗殺者も後ろを逐一確認していた。


ザルツは四天王の指示ではない事を確信する。

そこに…()()()()()四天王ノアが。


死ぬまで向き合うと決めたザルツの覚悟に恐怖による曇りはない。今はただ立ち向かうだけだ。


軽く息を吐き余計な感情を吐き出し、準備運動……体中に魔力が込められていることを確認し───加速。


屋根から屋根に飛び移る。あそこは少し遠いが問題ない。絶対に逃さないから。


「………………いた」

自分の才と実力を見直し、騎士として弟との約束の為、今─奴にぶつける。


「貴様は…!」

ノアの驚愕の一言。反応するには遅い。


「炎剣!!」」

火魔法で一から剣を作る。魔力による武器生成ではなく、火魔法を剣の形にする。


これは、ケイや学園の教師陣でも出来なかった事であった。


この一撃でノアの腕を切断。すぐに再生された──

が、違和感がザルツを襲う。


「治癒魔法じゃ…ない!」

気味の悪い笑みを浮かべながら、ノアは話し始める。


「俺は……改造されたんだよ!魔物の体にな。

見た事があるよな〜?ゴーストが他者の死体を操り

戦う姿を!!俺はゴーストの中でも特別なんだよぉ!それと改造による回復もセットだ」

ま、それはあいつ(他の四天王)しか知らないから詳しい説明は出来んがな。


しかし、俺をこんな醜い姿にしたのは許していないがな。目は見えるが側から見れば顔も体もドロドロに溶けてしまっている。体は服で隠しているが…それは後でいい。今は…!!


「俺は必ず目的を果たす!その為にはどんな奴でさえ叩き潰さなきゃいかん!勝負だぁ!!ザルツー!!!!」


大剣と短刀を用いて戦う、大袈裟とも言える緩急が持ち味のノアの戦い方。


その為、防御の型が大きく崩れる。

コントール重視の短刀。つま先から頭頂部に至る全てを狙われている感覚。この感覚は対戦した物しか分からないだろう。


それと威力重視の大剣。短刀で防御が崩れた所を一撃という流れだろう。


──最も恐ろしいのはそれを一切の遅れなくザルツに叩き込んでいる所。


しかし、ザルツはノアの一撃一撃を華麗に受け流し反撃する。


戦いが終わるのはノアの死亡。もしくはザルツの

()()()()まで戦いは続く。


ザルツの能力は強化。解釈を広げれば重力さえも強化できる。魔力の消費は激しい。ただ、

能力を魔力の身体強化に重ねがけをする事で消費魔力は減らし、ノア級の戦士に並ぶ程の力を得る。


ここから約()()()()。アルテミア大時計下の広い商店街に二人の男が剣と意思をぶつけ合う。



[ここから視点はリサ・セイトに移る]

ケイが暗殺者姉弟と戦う数分前。

時間で言うと七時前後。


リサはセリーナの頼みで、街全体の防衛とこの街にいる騎士達の指揮権をもらい合理的に全体を監視していた…が。


数分後、アルテミア大時計での爆発を合図に、

ネオニィシティの正門から改造された魔物達による襲撃が行われた。


この街は五角形の防壁が作られている。

先程行った正門(五角形の一番上の所)から敵が侵入。


驚いた事は一つ。()()()()()()()()


「アンタ何者?こんな魔物を連れて襲われないなんて」

出来るだけ動揺を抑えて男?に質問する。

見た目はまるでピエロ。不気味な赤い鼻は血の匂いがする。


「四天王に頼まれた、改造人間兼ピエロの……

シャウハート。以後お見知り置きを」

飄々としていて掴みどころがない。そんな奴は

魔物に命令を下し、リサ達に襲いかかる。


「いいね、こんな状況だけど、楽しくなってきた!」

リサのテンションは最高峰。問題はない。



遂に20話。

第二、第三都市編のストーリーは大方出来ていますが、最終回が不明です。投げ出さない様にしたいです。

目指せ!!合計pv1000!

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