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半端者の戦い方  作者: 柑橘系
第四章 第一都市編
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第18話 ケイVS暗殺者姉弟




アルテミア大時計で、三人は薄暗い部屋で戦闘中。

油断すれば一瞬で状況が変わり、死因が決まる。

そんな中ケイは根拠もない中、姉弟のナイフ攻撃を受ける事なく()()()()()()()


あのナイフには魔力がこもってない。だからこそ怖い。言葉を裏返せば、魔力を込めなくても一撃入れば勝てる。そんな考えが見える。大方毒でも入っているのだろう。


「チッ。避けんじゃねぇ!!」

「落ち着け。でも、流石にうざったい!」

広い視野を持って対応せねば死ぬ。こんなにも恐怖が

強く前に出たのは初めて、怖い。そう思ったからこそ立ち向かう。まだ負けてない。

ケイはあるアドバイスを思い出す。担任であるカルマの有力情報だ。


────────まず一つとして武器は一つしか使わなくても絶対なんか持ってる。不意打ち用の道具は確実に持ってるだろうな。どんな言葉を使用しても絶対信じるなよ。


一つ目のアドバイスのお陰でまず接近しない。

ヒット&アウェイが理想だが、出来ないものは出来ない。なんだってヒットする隙がない!!


「全く、もう少しはお手柔らかに出来ないもんかな!」

男の全身を用いた一撃。真横に切ると思い、バク転で避ける。甘い、空を飛べないケイにとって地上に足を付く瞬間と言うものは隙以外の何物でもない。


「もらった!!」

女が俺の腹を狙う。回避不能だとでも考えたのだろう。だが()()()()()()()()()!!


「クッ!!」

強爪で防ぐが……()()()

魔力で作られた。いや、魔力そのもののこの爪が欠けた。魔力で作ったもの通しでぶつけると魔力が強い方が勝つ。


自然物より、魔力で作った物の方が高性能なこの世界。しかも攻撃する瞬間まで魔力を入れている様子はなかった。従って…


「そのナイフ、なんだ?喰らった感じ何か特別な感じがするんだけど」

暗殺者の技術の一つなのかもしれないが、あのナイフに何方かと言えば目がいった。

暫く黙った後、女が答える。


「せーかい。このナイフは世界に2本しかない特別。

対魔のナイフだ。正式名称は知らん」

そのナイフ最強だろ!!そう返そうとしようと思ったが、そう返すと見越したかのように女は続ける。


「だが!!デメリットはある。魔力が込められない。

武器だから優秀なんだが…魔力を込めると弾かれ武器の強化が出来ないんだ」


この言葉を()()()()やりようによっては破損が可能…まぁ無理か。俺の身体強化じゃな。


身体強化とは、魔法使いと戦士では雲泥の差だ。

魔力の全てを身体強化に費やせば…?


でも、このまま避け続けても何も起きない。試してみるか。


暗殺者二人は空気が変わったことを察したのか、攻撃の手を止める。挟み撃ちの体制からケイと向かい合う。


───深呼吸。ここから先は賭けだ。


「なんだ?どうした?ビビったのか…」

全てを言い終わる前に弟にジャンプキック、奇襲だ。

弟はそれに反応出来ずに顔に一撃。良いのが入った。

ただ狙いは…


「貴様!!」

刹那姉の援護が来る。視野のギリギリを付くナイフの突き技。俺の狙いはこいつ()。細かく言えば狙いはナイフだ。


「それ寄越せい!!」

突きを避け腕を掴む。掴んだのはナイフではなく

腕な為、ナイフを奪うより先に姉の顎を蹴り飛ばす。


「ガッ!!」

短く声を出した姉を見て多少なダメージを確認。

これも良い一撃が入った……と思う。直ぐに立て直すのは厳しいだろう。そこを突く!!


「だらっ!!」

再び腕を掴みナイフを奪い取る。距離をとって戦いを振り出しに戻す。これで相手の魔法は実質封じられる。


「大丈夫か姉……アネキ!!」

「ふー。問題ない」

二人に打撃は与えられたが、見た感じダメージなし。しかもナイフを取っただけだ。状況は五分。何も変わっていない。


「やるな、まさかナイフが狙いだったとは」

姉が関心した様に声を出す。ここまでやるとは思わなかったそう思っていそうな声。まぁ〜俺もそう思ってる。


「ど〜も」

このまま戦っても埒が明かない。だが、変に近づけば……カマル先生に何を教えられたか、ゆっくり思い出す。


───対暗殺者では虚を付け虚!!


───きょ?


───ああ、言葉で言うのは簡単だから、具体的に説明すると、()()()()()。だな。


──誤差…ですか


──戦いの中でお前が繰り出す一撃、魔法。それらを一回一回覚えておけ。客観的に相手がどう思うかを考えろ。そう言ういやらしいの得意だろ?


そんな事を思い出した時、姉弟が動き出す。


「俺さ、魔法使いの才があったのに、魔法の威力なくてさ、接近戦と不意打ちの技術で今まで殺してきたから、魔法を思い通りに操るってこんなに気持ちいいんだな」


そう言うと、弟は黄色の魔石が入った金属の小手を装着する。あの色の魔石は雷魔法の石だ。ザルツは緑色の魔石を用いてケイを追い詰めた。


「第二ラウンドだ、ターゲット」

弟が薄く笑うと姉が飛び出す。


「それ。返してくれないかい!」

姉の目線がナイフにいき、腕を掴もうとする。

狙いはナイフか!!こいつ!!


ナイフを取られない様に蹴り上げで姉に対応する。

が、読み違えた。


「誘い受け。知らない…のっ…ね!」

ケイの胸ぐらを掴み、顔を中心に殴る。


「ぐっ……離せっ!!」

なんとか抵抗し、ナイフを振り回すが避けられる。


ここまで近距離で打撃戦に持って行きたいなら、他に武器はないのだろう。確信…とまでは行かないが、

あまり心配しなくて良いだろう。


「今だ…弟!!」

その発言を聞いて、弟の気配を探るが…どこだ!?

気配より先に、魔力の高まりを感じ右横を振り向く。

遅かった。喰らう…!


「雷魔法」


本来の雷魔法は落雷の威力をそのまま利用する。

魔石によって使われる雷魔法の威力は多少下がるが

速度は不変だ。


落雷の速度に対応するのは不可能。

秒速100キロから200キロ。

人間……ケイには無理だ。


「死んだか?」

「油断するな」


雷魔法に反射で対応したケイは対魔のナイフで

威力を軽減した。

死が近い。何度も何度も死にかけたがこれから何度も更新するんだろうな。


本来はあまり手の内を晒さずに終わりたいと思っていたのだが、無理そうだ。確実にここでこいつらを戦闘不能にする!!


覚悟を決めた。ザルツ先輩やリサの援護にいけない事を心の中で謝りつつ、敵に向き合う。

第三ラウンドの始まりだ。






雷の速度云々は間違っていたら容赦なく指摘して下さい。一応調べましたが…もっと情報を集めてから堂々と書きます。


(100万キロと書いていましたが秒速100キロくらいらしいです。すみません。恥ずすぎ!)

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