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半端者の戦い方  作者: 柑橘系
第二章 入学試験編
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第7話 戦士の闘い

リサとハウ、力と力の闘い。魔法使いの様に細かい事は不要だ。


「確か…ハウさん?で合ってたわよね、勝負よ!!」

交戦的な彼女らしく、鎌を作り、構える。


「無論だ」

言葉は静かで至極冷静。ただ、言葉の裏に隠れる闘争心は隠せずにいた。彼は剣を使う、それも彼女の鎌に負けない大剣を。ただし、様子見なのか剣を作らず体術で応戦しそうだ


「はじめぇ!!!」

そろそろ声が枯れてきた審判の合図で始まる。


「………………」

「………………」

お互いに間合いを計る。恐らく彼はカウンターメインの戦い方だと察し、隙を見つける。そして彼は獣人。

力の差は無論あるだろう。だからこそ、早まってはならない。


「どうした?」

彼が彼女の様子を問おうとした瞬間、たった一瞬だが姿勢がブレた。


「今!!」

鎌を投げ、ハウを壁際に吹き飛ばす。すぐさま鎌を回収して連撃を叩き込む。最初こそ素手で防がれたが、最後らへんは武器で防御をし始めた。


どうだ……!!!あまり、聞いてる感じはしないけど、少なくともダメージは…!!


「ふぅ」

砂埃が消えると、彼は動いた。これに擬音を付けるとしたらぬるっと。それくらい、何もなかったかの様に。


「やるな……ここまでダメージを受けるとは思わなかった」

そうなのか…!?傷が付いてない様にしか……!!!


リサは動揺したが、すぐさま追撃の体制になった…

だが。


「お前は優秀な戦士だ、だから全力をお前にぶつける」

ハウは目に魔力を送り、片目が赤くなった。

その刹那、予想外の事が起きる。


「何!?」

鎌が消失した。魔力を放出し、武器を作る彼女の…戦士の戦い方が出来ない。何をしたんだと彼を睨むと、前にはいなかった。


「遅い」

彼女の腹部に一撃。借りは返すと言わんばかりに壁に吹き飛ばす。


「……………」

いいのをもらっちゃった……まずい…このままじゃ…

息も絶え絶えで、ギリギリ気絶してないだけで、もう戦える気がしない。


「俺の目は特別だ。俺の視野に入ったものは魔力を体外に放出出来なくなる。武器を作るのも、魔法を放つのも全部同じ」


魔の目と呼ばれる。前の持ち主が死んだ時、まるで埋め合わせる様に産まれる。それ()の持ち主は種族問わず、ランダムで起こる出来事な為、人為的に作ろうとした者は居たが、不可能と断定された。

彼の目は、()()()()()()()()()


「それでも…まだよ……ここまで来たら!!」

リサは立ち上がり、ハウの腹を殴る、体は限界だが、それを諦める理由にはならない。


「運が悪かった。それだけだ」

手刀で軽くリサを気絶させ、試合は終わった。



[視点はケイに変わる]


「リサ……」

相手の能力が、あまりにも強すぎる。

勝てる気がしないと思ってしまった自分がいる。

彼女の分まで、今は頑張ろう。


「彼の目、中々厄介だね」

ザルツは常に冷静で、どうやって勝つか考えている。 

「今はただ、やれる事をやります」

「そうだね、それしかない」


こうして医務室に送られたリサに会いに来た。


「大丈夫か?リサ」

「ごめん…負けっちゃった!!」

「?」


彼女は強い。あんな負け方をしても、折れるどころか逆に燃えたぎっている。

俺は、リサという人を根本的から誤解していた。


「決勝はアイツだけど、負けちゃダメよ!!」

「りょ〜かい!」




[視点は???に変わる]

そんなケイ達の試合を虎視眈々と見つめる…

生き物がいた。


さて……決勝だな。あの女も中々だが、決勝に上がるあの男二人(ケイとハウ)|は上物だなぁ……!


あぁいけない。決勝で勝った方に戦う事を命じれているのに、最悪だぁ……!!


「もう、我慢できなくなってしまった!!」

舌なめずりをして、二人を見る、謎の生き物。

ここから先起こるのは……混乱か…それとも…?


[ケイに視点は戻る]


「さぁ〜!!!ついに始まりました!!!決勝戦ー!!!」


「ケイvsハウ!!!!」

審判は最初から最後までこの人だった。きっと全ての試合を見ていたのだろう、声がガラガラかつ、苦しそうだ。


「ハウさん、緊張、してますか?」

「恐れも、不安もない。全力で来い!」

ハウから見た事がない大声で言う。彼も高揚しているのだろう。恐怖が強かったケイの感情がどんどん薄れていく。


「始めぇ!!!」


「勝負だ!ハウさん!!」

「望む所だ!」

二人が殴り合いに転じようとしていた中、上に物陰が……


「ハッハッハッハッハー!!!!」

上から声がし、戦闘を中断して上空を確認すると、

異形頭の男?が、指を切って、()()を唱え始めた。


「指の犠牲に以って、代償に…答えよ!!!」

ここから先の出来事は、言葉にして説明するのは簡単だが、理解はできなかった。


男は切った指を地面に叩きつける。唖然としていたケイとハウは、()()()()()()()()()


決勝を見に来た観客は、その光景に驚いていた。

コロッセオを覆う、中が見えないバリア……の様な

結界が、円柱のコロッセオをピッタリ覆ってしまった。


「先に名乗ろう。我は神の四天王、第四位!!

我が名はノア!!!」

名前、やった事、全てを後回しにして、唯一の疑問。


「神の………四天王?」

もしかしたら、俺の転移に一枚噛んでるかも知れない。

ケイは、怒りと、疑惑が混ざり合い、複雑な感情を巻き起こしていた。




最後らへんの物語がどう進むかは思いついてんのに、途中途中が一切思い付かない。物語って大変。

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