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おまけ Ⅰ

今回は本編とはそんなに関係ない話ですが興味があれば読んでください。


 

 「何とか無事に一章が終わったみたいね」

 

 「お姉ちゃんのおかげでウロボロスの森は平和になり、亜人族の皆さんからも信頼が得られて安心しました」

 

 「それはなによりね。――それより、ここはなんなの?また嫌な予感がするんだけど」


 「ここでは次章についてや、これまでの振り返りを自由に話し合う場です。今回は記念すべき第一回目ということで物語の主人公であるお姉ちゃんと私……ナナが抜擢されました」

 

 「ただでさえ忙しいのにこんなことしてる暇ないんだけど? ナナ一人でも十分やれると思うから私は帰って寝てきてもいい?」


 「どうやら最後までやり切らないとこの空間からは出られない仕様になっているみたいですね」


 「なによそれ……まあいいわ。それじゃさっさと終わらせるわよ」


 「やる気になって嬉しいです――では、次章についてですが……ついにウロボロスの森の外に出る時が来ました」


 「もうすでに嫌な予感しかしない。どうせまたろくでもないことに巻き込まれるんでしょ?」


 「そんなことは……ありませんと思います――どうやら森の外ではたくさんの出会いがあり、みんな個性豊か方ばかりでお姉ちゃんの周りがまた楽しくなりますね」

 

 「これ以上増やされても面倒ごとが増えるだけだから丁重にお断りしてもいい?」


 「そんなこと言いつつも本当はそんなことしないってナナは信じてます」


 「ほんとナナって私のこと良く知ってるわよね。前々から気になってたけどナナって本当に何者なの? せっかくだしこの場で言っちゃいなよ」


 「……私は何者でもないですよ。ただお姉ちゃんのサポートをする万能なスマホです」


 「……まあいいわ。それより、森を出て何をするのよ。 まさか、ただ出たいから出たとか言わないわよね?」


 「お姉ちゃんなら確かにそう言いかねないですけど、今回森の外に出るのはクロエさんが関係しますね。」


 「クロエが?それは気になるわね」


 「はい――そのあとはガレートに行ったり、襲われたり、エクレストに行ったり、踊ったり、戦ったりします」


 「すごい雑! ただ、面倒ごとがたくさん起こるってことは分かったわ」


 「もちろんお姉ちゃんにはご褒美もありますよ。 エクレストでは有名な温泉に入ったり、綺麗な夜景を見たりするので身も心もしっかり癒されますね」


 「温泉……いいわね。 エクレストって確かセリカ達がいるのよね? じゃあそこで一緒に温泉に入るのも悪くないわね」」


 「はい、さらなる冒険に向けてしっかり体と心を癒してください!」

 

 「いやよ! もうこれ以上巻き込まれるのは絶対いやよ!」


 「大丈夫ですよ、お姉ちゃん。 私がついてますから」


 「そういう問題じゃないわよ……ってもういいわ。 それよりロザリーさんがギルドマスターって言ってたけどそもそもギルドってなに? 何となく想像はできるけど詳しくは知らないのよね」


 「いい質問ですね――ギルドというのは世間一般的には冒険者ギルドの略称です。 冒険者ギルドというのは、冒険者という役職の人に仕事を斡旋したり、さまざまなサポートをしたり、とってきた魔物の素材などの換金などを行っていて冒険者にとってはなくてはならない存在なのです」


 「なるほどねぇ、じゃあ日の丸にも作ったら冒険者が来てくれるようになるってことよね? セリカ達が来やすくなるよう作るのもありね」


 「それはまだ難しいかもしれません。 冒険者ギルドというのは、ギルド本部に認められた国でしか設立できないようになっていて、許可を得るにはまずは本部に日の丸を国として認められなくてはなりません」


 「まあそうなるわよね。 そういえば、私ってよく不思議な夢を見るのよね――私の予想だけどあれって近くで一緒に寝てる人の過去の記憶だと思うのよね」


 「おそらく、お姉ちゃんの特殊な体質なのだと思います。 お姉ちゃんは雷電魔法をよく使うので脳に何かしらの異常が起き、それで他社の脳の電波を読み取ることができるのかもしれません。 そもそも雷電魔法を使える者が非常に少ないので何とも言えませんが、その力はきっと今後役に立つと思いますよ」


 「ふーん、あんまり人の記憶を見るのはどうかと思うけど……。 ねぇ、そろそろじゃない?」


 「そうですね、どうやら今回はここまでのようです。 というわけで第二章でも私たちの活躍をぜひ見ていてください」


 「ちなみに私はもうここには来ないから……次は出たい人にやらせるわ」


 「流石ですお姉ちゃん! 素晴らしい他力本願力です!」


 

次からは第二章をお届けしますので楽しみにお待ちください

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