第三十五話 第一幹部と琉生!-②
すんごい遅くなってしまってすいません。これからはしっかりといつも通りでやっていきます。
二十五年前の夏
「おとうさん。行ってきま~す!!!」
「おう。いってらっしゃい。」
男は男で一つで琉生を育てていた。
男は、琉生を愛していた。
だからこそ。あの悲劇が起こったのかもしれない。
「るんるん~」
琉生は一人で買い物に出ていた。
まだ5歳という若さで、だ。
これを許容した父の男が悪いと思われても無理はない。
しかし、この行動は琉生本人の「いつも世話になっている父に花を買ってあげたい」という勝手な行動である。
父の日が、近かった。
男は帰宅し、琉生がいないことに気づいた。
一人でいる時は家の外に出るなとあれだけ言っているというのに。
男は焦った。
勢いよく外へと飛び出て、走り出す。
行きそうな場所、手当たり次第に探し出す。
そして見つけたのだ。琉生を。
車が迫っていた。
琉生は、歩道が赤信号へと変化したことに気づいていない。
このままだと、五歳の子供など死は必至。
そこへと、ギリギリに男は気づいたのだ。
本当に、紙一重である。
琉生は、男の手により、車の突撃範囲外へと突き飛ばされた。
その代わり、男は、勢いよく車へと突撃したのだ。
耳を劈くようなサイレンの音が辺りに鳴り響いたのは、それから十分ほど経過してからだった。
この音は今でも覚えている。
良く見知った顔の男がその赤と白の車へと吸い込まれていくことに気が付き、それを行う数名の大人へととびかかる。
しかし、五歳の子どもの腕力など微量である。
大人たちはこちらに見向きもせず、男を車の中へと詰め込み、同じく車に乗ると、再度甲高いサイレンを鳴らしながら遠くへと走っていく。
「僕は、てっきりそれで死んだと思ってたよ。」
「まあ、そう思われても無理はねえな。実際死んでるんだし。」
「…」
「話を続けよう。」
「… う、助から…い…」
耳元で叫ぶ知らない声。
意識が朦朧としてきて、もう何を言っているかすらわからない。
どうやら俺、死ぬようだな。
わかる。自分で分かるんだ。
もう、終わりが近いってことが。
ピッ、ピッ、ピッ、と、一定の速度を保って機械音だけが耳にこだましている。
声はわからないというのに、この音だけは鮮明に聞こえる。
これは、俺が死ぬまでのカウントダウン、だな。
ピッ、ピッ、ピッ
その音は響き続ける。
どれくらいなったかもうわからない。
何が起こっているかだって、目が開かないんだからわかるはずがない。
ピッ、ピッ、ピッ
アイツは、大丈夫だろうか。一人で生きていけるのか。
…無理か。まあ、無理だよな。子供だもんな。親戚だって、いないんだもんな。俺。
もう、終わりかよ。死にたくねえ。絶対に。…感覚がもうない。死にたくない。死なんていやだ。こんな終わり方、俺にふさわしくなくないか。ああ。嫌だ。辛い。死にたくない。嫌だ。まだ、俺、死にたくないよ。死にたくない。…死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にたくない。死にた
ピ―――
無情にも、その音は終わりを告げた―――
かと思われた。
奇跡は起こったのだ。
今際の際にて、その瞬間死をとてつもないほどの恐怖対象とした。
そのおかげで、死ぬ直前に、抵抗力が発現したのだ。
男は体を起こす。
男は記憶をなくしていた。
その記憶のない状態のままであれば、また別の人生を歩んだかもしれない。
しかし、そこで、第二幹部が現れてしまったのだ。
脅迫され、半強制的に第一幹部となった。
そこからは激動の日々であった。
人々を日々脅かしながら暮らす生活はとても心地が良かった。
そのまま記憶がないままであれば、今地球は既に彼らの物になっていたかもしれない。
「ま、つい最近の船でお前を見かけた時、つかえがとれたかのように、本当の記憶がよみがえってな。一度息子と話してから判断しようって思ったんだ。それで今の状況ってわけだ。」
「…そうだったんだな…」
家族相手だから敬語でなくなっている琉生に少々驚きつつも戦闘態勢に入る仲間達。
「ま、戦闘は避けられないよな。」
もうすでにやりたいことは終えたかのように、目には今までの決意の光が消えていた。
「そもそも、あの爆弾は俺ですら外せない。外す方法は―――俺が死ぬことだからな。」
琉生は殺したくないが、殺さなくてはいけないという矛盾を抱え、複雑な表情のままこう言い放つ。
「ごめん父さん。せっかく会えたけど、殺さなくちゃ。」
その眼には涙が浮かんでいた。
こんばんは!
凄いお久しぶりです。もう凄い期間があいてしまってすいません。
何とか書きました。次からはしっかりとやっていきます。できるだけですけどね。
一週間ごとでなくても、完成次第もう投稿することにしました。
今後も連載を頑張って続けていくので、これからもよろしくお願いします!
因みに、作者は病んでないです。今回の話のやつは演出なので、気にしないでください。




