第三十三話 頂上会議!-②
「第一幹部… アイツ、また動き出しやがったのかよ。」
第四番部隊隊長が初めに口を開く。
「そうみたいだね… しかも、今回はリミットが短い。」
第三番部隊隊長も続けて口を開く。
「早めに対策を打つ必要がある… か。」
第五番部隊隊長がそう言う。
「零弥さんの能力でも、これじゃコストがかかりすぎてしまうんだよな?」
第二番部隊隊長がそう疑問を投げかける。
「ああ… そうなんだよねー…」
その疑問に、間を開けず、零弥が返答する。
「じゃあ、俺の能力を使うしかないだろうな。」
ここまで沈黙を貫き通していた第一番部隊隊長がやっと口を開いた。
「お前の能力は希少中の希少…。能力発動に成功したのならば、アイツの力は半分以下に減少するんじゃないか?」
「…とりあえず試してみよう。」
———おお… なんだかとてもレベルの高い会話のキャッチボールがポンポン飛び交っているんだが。
これ、俺がいる必要なんてあるのか?
「成功だ。あいつの左半分を強奪に成功したぞ。」
第一番部隊隊長がそう発言したと同時に、場の空気が少し軽いものとなった。
第一番部隊隊長の能力は良く知らないが、「物質の左半分を破壊する」というものらしい。
いや強くないか?
十分勝利が確定したといっても過言じゃないだろう。
「…そこで、だ。戦闘は、この青空くんたちの部隊に頼もうと思うんだ。」
へー。ならすぐ片付k…ってえぇ!?
「お、俺ら…?」
ちょっと突然の指名でキョドっている俺を差し置いて、話は段々と進んでいく。
お、おい。第十一幹部とか低い位の幹部にボロボロだった俺らが第一幹部に勝てると思っているのか!?
「じゃ、そゆことで。よろしくね~。」
「えぇっ!?」
俺だけを取り残して話は終わっていたようだ。
隊長たちは続々と部屋から退室していっている。
ちょっと。困りますよ。零弥さん!!!
俺の焦り具合に気づいて零弥はフォローを…
「がんば!」
入れてくれなかった。泣きそう。
とりあえずこれを仲間たちに伝えて―――
「どういうことですか。零弥さん。青空。」
その必要はなかった。
もう伝えられていたみたい。
「そういうこと。」
零弥が訳の分からない返答をしてその場から帰っていった。
おいおいおいおい。
ここからどう説明しろっていうんだ。俺もよくわかっていないというのに。
「…どういうことですか? 青空。」
仲間たちが詰め寄ってくる。
「じ、実は、かくかくしかじかで…」
「ここは漫画やアニメの世界ではないのですよ。『かくかくしかじか』で伝わるわけじゃないのですよ。ほら、速く教えてください。」
…これから俺はちょっと良くわからなかった内容をよくわからない説明で、仲間たちに伝わるまでに何回も伝えたのであった…
こんばんは。
次回から戦いに入る…と思われます。
そんなに長くはかからないかも… ですが、ちょっと伏線回収はするつもりです。
これからも頑張って連載を続けるので、今後もよろしくおねがいします!




