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れじすたんす!  作者: R:io
第四章
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第二十六話 第二幕 開幕!

 「じゃあ、紹介するね。今日から君たちの仲間になる、」

 零弥は一番左を見る。

 多分一番左にいる人から紹介してくれるのだろう。

 「名前は、…左から順に、(ラク)衣央(イオ)(アオ)。自己紹介は寮とかでしてもらえると助かるよ。そんじゃ、仲良くしてね~」

 おっと雑いな。

 大分適当に感じるのだが、これでいいのだろうか。

 …少なくとも、俺と琉生は慣れているから大丈夫だが…

 そう思いつつ、先ほど紹介された三人の顔色を窺うと、全員が緊張しているような様子だ。

 …まあ、そうだよね。誰だって初めはそうだと思う。

 …これは、いい印象で進める必要があるかな。

 それから俺達は寮に向かい、軽く彼らに内装の説明をしてからリビングに集まった。

 「それじゃ、自己紹介してもらってもいいかな?」

 なんという好青年っぷり。これなら親しみやすいだろう。

 俺は好()()という部分に違和感を持つ。…もう俺青年なんて言える歳じゃないかも。

 まあそれは置いておいて、自己紹介を聞こうか。

 先ほどの順番に行ってもらえると助かるのだが…

 俺の目での訴えに察したのか、彼らは先ほどの順番に並んでから自己紹介を始めてくれた。

 なんという察し能力。これなら普通に社会に出ても通用するんじゃないかってくらい。

 …とりあえず自己紹介を聞こう。

 「えっと、先ほど団長さんが説明してくれたように、俺の名前は楽って言います。えっと、なんか俺の抵抗力レジストは体を針にできたり、針を作って飛ばしたりできます!よろしくお願いします!」

 「よろしくね」

 「よろしくお願いします。」

 俺と琉生が楽の発言に反応する。

 …それにしても、凄い強そうな抵抗力レジストだなあ。

 感心する。というか、俺よりも多分使える。俺能力の発動条件がまだ少ししかわかっていないからね。

 …そうそう。能力の発動条件。

 俺はあれから考えたんだよな。

 どういう感情の時に能力が発動するのかよくよく考えれば、発動前に感情か変化しているのが感じられる。

 怒り? 否。それはなんだか違う気がする。

 単純に怒ったから発動したのではない。それならもっと発動していたはずだ。

 俺は、その()()()()()が発動条件などではないかと考えた。

 それが、「失敗を感じること」だと、思った。

 可能性は高い。

 なぜなら、初めて能力が発言したとき、俺は怒りと言うか、「失敗してしまった」という気持ちが強かったと記憶している。

 可能性としてはある。

 しかし、もしそれが発動条件だったとしても、俺がどうこうして発動することが可能ではないのだ。

 ということは、俺はほとんど常に能力を持っていない人間と等しい戦闘能力だということだ。

 つまり、俺自身を鍛える必要があるってことだな。

 …厳しいトレーニングを想像してしまった。

 …少なくとも今日は休もう。

 ……そうだ。今は自己紹介をしてもらっているんだったな。

 俺は現実に意識を戻す。

 幸いにも、俺が思考していたのは一瞬の事だったようで、丁度次の仲間の自己紹介が始まるところだった。

 確か、イオって言ったよな。

 「あ、私は衣央って言います! 抵抗力レジストは、なんだかピエロさんみたいなイメージの能力なんだよ! 全然可愛くない能力だけど、強いから気に入ってるよ! よろしく!」

 …凄い生き生きとした子だな。

 見た目的にはまだ子供みたいな感じだけど…

 というかセーラー服着てるし。ここってそういう制服とか着ていいんだっけ。いいのか。

 先ほどと同じように俺と琉生は反応して、最後の仲間の自己紹介を待つ。

 「わ、私は藍って言います…。れっ、抵抗力レジストはぁ、な、なんていうか、一人になると、強くなっちゃうみたいな、能力、らしいですっ。よ、よろしくお願いします!」

 俺と琉生は今までと同じように反応する。

 まだまだ緊張しているのかな。言葉が詰まることがしばしばあった。

 「ああよろしくね。」

 「よろしくお願いします。」

 先輩面するのを忘れずにと…

 さてさて、自己紹介が終わったみたいだし、そろそろ初めの任務を授けるとするかな…

 俺はニヤッとするとこう発言する。

 「じゃあ初めの任務として、君たちには買い物に行ってきてもらおうかな!!!」

 三人は少し嫌な顔をしたが俺はそれを気にせず、無理矢理玄関まで押し出した。

 三人を押し出し扉を閉めた後、俺は琉生のいる場所に戻る。

 「どう思う?」

 まずは琉生に聞いてみる。

 俺より強いのだから、強さとかわかるんじゃないかと思ったからだ。

 因みに、俺は全く分からなかったので、なんとも上から目線の発言はできない。

 琉生は口元に手を当て、少し考えた後言葉を放つ。

 「そうですね… まあまあってとこですかね。未だに能力は使いこなせていないだろうという点も加味していますが…」

 まあまあ。

 それは案外高い評価なのではないだろうか。

 今回のお仲間追加でかなりの戦力強化が望めそうだ。

 まあ、戦いたくはないんだけどさ…

 俺は少し笑う。

 それも、フフフとかそういう笑い方ではなくて、クククというなんとも悪役臭のする笑い方だったのだ。

 なぜだかそれが声に出ていたので、琉生に少し引かれてしまったのは言うまでもないだろう。

 俺は少し説明をしてなんとか琉生を納得させられた。

 これで琉生から俺へ対しての不快感は軽減したはずである。

 それで俺は役目を果たしたかのようにゆっくりと自室に戻った。

 そしてベッドに寝転がる。

 …少し過去の事を思い出して涙が出そうになるが、すぐに現状を思い出して気分を軽くする。

 ここから先、どういう未来が待ち受けているのかは、俺にはわからない。

 しかし、今の俺達ならどんな未来でも突き進めると思う。

 なんてな。

 俺は手を点に掲げ握ってみる。

 何か嫌な予感がする気がする。

 胸騒ぎがする気がする。

 …否、きっと大丈夫だろう。

 俺はそのまま手を下ろし、体を大の字にして眠りについた———


    ♢   ♢   ♢


 楽達三人は現在危機に陥っていた。

 買い物から帰宅途中の三人に、反社会抵抗軍の幹部ほどではないが、それなりに力を持つ人物が接触したのだ。

 奇襲だったのだが、己の力で索敵を行っていた衣央によってカウンターを食らわせられた。

 三対一という状況なので、数的には有利だろう。

 しかし、圧倒的に戦闘経験が乏しいのはこちら側なのだ。

 結果はわからない。今ここに、戦いの火ぶたが切られたのだった。

先週は僕が風にかかってしまったので出せませんでした。すみません…

今回から本編が開始します。

どれくらい続くかわからないですけれど、頑張ってなんとか連載続けます!これからもよろしくお願いします!


追記

名前を変更しました。「R-5」から、「R:io」に変更しました。

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