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れじすたんす!  作者: R:io
第二章
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第十二話 二泊三日のクルーズ船旅行!-⑥

[前回のあらすじ]

 音色、青空、琥太郎、そして琉生は、謎の地下室を発見し、そこに瑠実がいるかもしれないと、入っていくことにしたのだった…

 そして今に至る… [翔太]

 「皆!!!」

 俺は目の前の敵なんて放置して駆け寄った。

 「いやぁ、まさかこの地下までの道のりがすっごい迷宮で40分くらいかかるなんて思ってなかったよ~」

 音色がそう言った。

 皆が俺を助けるためにここまで長い道のりを進んできてくれたと思うと、ものすごくうれしくなり、目から涙がこぼれる。

 俺を、仲間を探すためにこんなところまで来てくれたなんて…

 本当に感謝しかない。

 口には出さないが、心ではしっかり感謝している。

 皆を信じて、本当に良かった!!!

 「それで、あそこにいる敵はどうするの?」

 青空が俺に疑問を問う。

 その質問で、俺はすぐそこに拷問… いや、事情聴取?中の敵がいるのを思い出した。

 「そいつに何があったか聞いていたんだよ。」

 俺は涙が出ていたことを頑張って隠しつつ、なんとかその言葉を絞り出した。

 「そうですか。何か収穫は?」

 「ねぇな。口を割らなかった。」

 「そうですか…」

 琉生はそう言いながら腕をぽきぽき鳴らしている。

 コイツ、痛めつける気だな。

 俺はそれに加わるべく、琉生の隣に立つ。

 「さぁて、吐いてもらおうじゃありませんか。」

 「ひ、ひぃぃぃぃぃ」

 敵はなんだかものすごい引きつった顔だが気にしない。

 なんてったって、情報を吐かなければもっとひどい顔になれるからね。


 俺らはすごい顔をしていたと思う。

 大分情報を手に入れることができた。

 こいつはもう用済みだから、その場に放置することにした。

 どうせ動くことすらままならないのだから、脅威にもならないのだろうと判断したからだ。

 俺らだって不必要な殺人は犯したくない。

 最低限の殺しで仕事をこなすつもりだ。

 その時、琉生が口を開いた。

 「この島に瑠実がいて、しかも僕たちを殺そうとしているやつが第11幹部だとは思いもしませんでしたよ。」

 たしかにそうだ。

 最近は幹部とよく合うのだが、なんなのだろうか。

 これはなんかの呪いなのか?

 そう思い俺は青空をジトっと見つめる。

 「え?どうしたの翔太。俺なんかした?」

 「いや、別に。」

 青空の困り顔を見れたので今回は良しとする。

 「できるだけ幹部との戦闘は避けたいし… 瑠実ちゃんがどこにとらわれてるか大体の場所が分かったからそこに急いでいこう!」

 音色がそう提案してきた。

 そうだな。悔しいが俺らは一度幹部に殺されかけている。

 二度とあんな思いをするのはごめんだな。

 「じゃあ行くか。」

 琥太郎が言う。

 「「「「応!!!」」」」

 俺ら四人の声が重なる。

 こんな感じで一致団結していけば絶対にこの問題は解決できる。

 絶対。そう、絶対だ!


 一日目 午後9:23 [青空]

 どうやら瑠実が囚われているのは、水中にある施設らしい。

 そんなものがあったのかと感じたが、抵抗力レジストを使えれば作ることだってできるのかと思った。

 それで、「海にダイブするしかないのなら絶対に朝の方がいいです。夜だと余計暗いので、死にますよ。あと、ちょっと寝て体力を回復しといたほうがいいですよ。もし幹部とばったり会ったら、逃げ切れるようにね。」と琉生が言ったので、交代で見張りを付けて野宿することにした。

 俺の見張りの番は最後の方なので、その場に横になる。

 「ああ、なんでこんなことになっちまったんだ…」

 俺は小さくつぶやいた。

 もとはと言えば俺が抽選で当ててしまったから悪いんだ。

 俺の、失敗、なんだよな。

 はは。やっぱりチャレンジはするものじゃないな。

 その時隣から声をかけられた。

 「青空くんが悪いんじゃないよ!」

 「え?」

 隣に横になっている音色にいきなりそういわれ驚いた。

 もしかしてさっきのつぶやきが聞こえてたのかな…

 てかあのつぶやきでどうその励ましにたどり着いたな。

 「青空くんのことだから、抽選で自分がこの旅行を当てちゃったから悪いんだ—って思っているんでしょ? それは違うよ。悪いのは全部、反社会抵抗軍のやつらなんだから! 君は、悪くないよ!」

 そうなのか?

 俺は、悪くなかったのか?

 あれは、失敗じゃない…?

 そう思えると元気が出てきた。

 俺は失敗していなかったんだ。

 ちょっと目にゴミが入ったみたいだな。

 俺は腕でぬぐう。

 君は、悪くないよ! か。

 その言葉に俺は救われた。

 俺は音色に微笑み返す。

 「ありがとう。そう言ってくれると、俺も元気が出るよ。」

 「よかった!」

 「…ありがとう。おやすみ。」

 「うん。おやすみ!」

 俺は瞼を閉じる。

 世界には優しい人もいるんだ。

 俺は失敗していないんだ。

 大丈夫だ。俺なら、俺らならきっと、瑠実を取り返せる!

 そして眠りに落ちる。

 明日の事を考えながら。ゆっくりと。

今回で十四回目の投稿です!

僕の都合で週1連載にしましたが、本当にこれに関しては申し訳ないです。できたら毎日投稿がいいんですけど、ちょっと厳しさがあって…

来年はより厳しくなりそうですが、連載は何としてでも続けていくので、今後もよろしくお願いします!

僕すっごいシリーズものとかが好きで、長くなりすぎない程度に書きたいんですが、なんか色々書きたいこととか伏線だとか張ったりしているとすごい長くなっちゃうんですよね。

最終章は本当に長くなっちゃうかもしれないですけど、その、できるだけくどくない程度に書くつもりです。頑張ります。

まだまだ2章ですが、今後もっと話の展開を広げていく…つもり!ですので、よろしくお願いします!

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