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特殊で愉快な異世界生活  作者: レキシン
第2章 冒険者編
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第五十六話 「三次試験開始」

 「いや私は知らないねぇ。」

 リトナはそう言い。

 「私も···」

 アリアナはそう言い。

 「俺もだ。」

 ケリソンはそう言い。

 「···知らない。」

 リヘナラはそう言い。

 フランは頭を横に振った。


 「みんな知らないとは······」


 「じゃあグリッチは知っているのか?」

 ケリソンはグリッチにそう聞いた。


 「······ハハハハハ···知ってるわけないでしょう。」

 グリッチは誇らしげに言った。

 「いやそんな誇らしげに言われても···」

 ケリソンは控えめにツッコミをした。


 「でもあれじゃない?三次試験みんなで仲良く十キロ走ろうとか?」

 「剣使ってないじゃん···」

 ケリソンはぼそっと言った。

 「いやいや使うかもよ。走っている途中···戦車の砲弾が飛んでくるかもよ。」

 「戦車···?なんだいそれは?」

 リトナは戦車に少し興味があった。

 「え~と、戦車っていうのはな。名前のとうり戦うための車だ。」

 多分そうだったはず。

 「馬車や竜車みたいなものかい?」

 「いやあれは違うでしょ。確かに人乗せるけど···」

 

 「まあそんなことより、次の三次試験何があるのか考えよう。」


 話そらしたな···

 グリッチ以外の五人はそう思った。


 「でも三次試験何があるんだろうね。」

 リヘナラはいつでも冷静だ。

 

 「そうだなぁ〜。······!」

 どうやらグリッチがまた何か思いついたようだ。

 「次の試験はみんな仲良くランニング。」

 「いや言葉変えてもだめだから。そもそもどうやって剣使うんだよ?」

 「あれだよ。ランニングしながら剣振り回すんだよ。」

 「危ないわ!ランニングし終えたら誰か血まみれになるわ!それか死人が出るわ!」

 

 「だけど次の試験は難しいと思うねぇ。」

 「そうか?リトナ、俺には三次試験は簡単だと思うがな。」

 「いや君は実力があるから簡単だと思うだろうけど、私たちにとっては簡単ではないのだよ。」

 「そうだね。グリッチにとっては簡単かもしれないけど私たちにとっては難しいんだ。」


 「······ねえグリッチ···一つ聞いてもいい?」

 「どうした?リヘナラ···?」

 「なんでグリッチは一級剣士試験を受けようと思ったの?」

 「まあ···ある森に入るためかな。」

 「その森って?」

 リヘナラは興味津々だった。

 「なんかトパーズみたいな森の名前だったような···」

 ※アリーズ森です。

 「へぇ~。」

 「反応ありがと、リヘナラ。」

 

 「でもグリッチ···アリーズ森には入らないほうがいいよ。」

 「アリアナ突然だな。何でアリーズ森に入らない方がいいんだ?」

 「いやアリーズ森って、数十年前からよくない事がよく起きているんだ。だからその森に入るためには一級魔法使いか一級剣士、どちらかの資格を持っていないと入っちゃダメなんだ。」

 なんかそれ誰かに聞いたような···

 「よくない事ってどんな?」

 「森に入った人が失踪したり、森の中で変な声が聞こえたり、森から出てきた人の精神がおかしくなっていたり···」

 「なにそれ?怖······俺そんな森に入らないって誓うわ。」




 数日後······


 グリッチは真っ白の遺跡の前にいた。

 遺跡はとてもでかかった。


 周りにはリヘナラ、リトナ、ケリソン、アリアナ、フラン、クルーズ、ハンクロン、アンバーがいる。

 他の志願者は脱落したのだろう。


 「グリッチ···どう?調子は?」

 アリアナが話しかけてきた。

 「ぼちぼちって感じ。しかし···何だこの遺跡···なんかギリシャ神話に出てきそう。」


 「そう···なの···?」

 ギリシャ神話ってなんだろう···?

 アリアナはそう思った。 


 「グリッチ元気かー?」

 ケリソンが走りながらこちらに向かってくる。

 「元気元気、朝●ちしてたから。」

 「おい朝っぱらからとんでもないのぶち込んでくるな···」

 ※現在の時刻···午前八時···


 「三人ともおはよう。」

 リトナとリヘナラが歩きながらこちらに近づいてくる。

 「おはよ。」

 グリッチはそう言い。

 「おはよう。」

 ケリソンとアリアナはそう言った。


 そして少し遅れてフランがやってきた。

 そして小さく「おはよう。」と言った。


 「おはよ。」

 グリッチはそう言い。

 「おはよう。」

 後の四人はそう言った。


 すると······


 「これより一級剣士の第三次試験を始める。」

 フェンの声が聞こえた。

 どうやら三次試験の試験管はフェンのようだ。

 「この試験では、お前たちの記憶に残っている強い人物や印象的な人物が土の複製体として遺跡内を徘徊している。この試験ではこの遺跡内に隠されているドラゴンの絵が掘られているコインを見つけ出しここに帰ってくること。誰か一人がコインを持ってきた時点でお前たち全員をこの試験を合格とする。時間は四時間。くれぐれも死なないこと。死ぬと思ったら水晶を使うこと。」

 

 「それでは第三次試験······始め!!」


 

 「そんじゃ行くか···」

 グリッチは一人で遺跡に入ろうとしていた。

 「待ってグリッチ···」

 アリアナがグリッチを呼び止めた。

 「どうした?」

 「私たち五人と協力しない?そのほうが効率だと思うし···」

 「······分かった。何かあったら守ってやる。」

 「じゃあ決まりだね。遺跡に入ろう。」

 リヘナラはいつも冷静だ。




 遺跡内、入口近く······


 遺跡内は壁についているたいまつで明るく、地面は石で出来た廊下で壁はこれもまた石で出来ていた。

 

 外は真っ白だっのに···中は真っ白じゃなくてただの灰色の石とは······


 この試験···記憶に残っている人物が現れるのか······

 あの人じゃないと願おう。


 それと···


 「何であんたいんの?」

 グリッチは後ろを突いてくるフェンにそう言った。

 「監視だ。」

 「監視って······」

 「それとついてくるならお前たちが一番安全だと思ったからだ。」

 「なにそれ······」

 グリッチは少し呆れていた。

 



 遺跡内の何処か······


 ハンクロンたちは遺跡内を探索していた。

 「しかし···一枚のコインを見つけ、出口に持っていくだけなんて簡単すぎるのう···」

 「そうだな···何かあるような気がする。」

 「だけど簡単だからよかったんじゃない?でも何故簡単なのか気になるわね。」

 「今はそんなことを考えることよりもコインを探すのが大事じゃ。」

 「分かってるよ。」

 「ええ、分かっているわ。」


 「だけど···まだ敵に会ってないのが気になるわね。」

 「俺たちが運がいいだけじゃないか?今ごろあっちは敵にあっているかもしれないぞ。」

 「そうか···?」

 ハンクロンは少し不安だった。




 グリッチたちのチーム······


 グリッチはみんなからはぐれていた。

 「あれ?みんな何処に行った···?」

 というかどして俺はみんなからはぐれたんだ?


 確かあの時······


 


 グリッチの回想シーン······


 グリッチたちはある遺跡の何もない空間にいた。


 「道は···」

 その空間は入って右側にしか通路がなかった。

 

 これ隠し通路とかないかな?

 そしてグリッチは隠し通路を探すと、なんと隠し通路がありみんなに知らせようとしたが、みんなはいなかった。

 あれ?みんなも先に行っちゃたのかな?


 どうしよう···この隠し通路······

 グリッチは少し考え込んだ。

 よし。行ってみよう。あいつらいないけど。

 



 そんな事があったな······

 てか何であの時の俺はこの道選んだんだ?

 それが一番の謎だ。

 でも起こってしまったのは仕方がない···進んでみよう。

 グリッチは一人行動になってしまった。




 グリッチ······いやアリアナたちのチーム······

 

 「あれ···?グリッチがいないよ!」

 アリアナは周りを見渡した。


 「ほんとだ!グリッチがいない!!」

 リトナも周りを見渡した。

 「ほんとだね。グリッチいないね。」

 リヘナラは冷静だった。

 「何でおリヘナラな冷静なんだ!グリッチがいなくなったんだぞ!!」

 「ケリソンこういう時は冷静なのが一番だよ。先生がそう言ってた。」

 

 フェンはアリアナたちに黙ってついてきていた。


 だが五人は少し考えこう思った。


 グリッチ最強だからなんとかなるか······


 「いったんグリッチのことは忘れて先に進もう。」

 アリアナがそう言うと他の四人は······

 「そうだな」とケリソンは言い。

 「そうだね」とリトナとリヘナラは言い。

 フランは頭を縦に振った。


 フェンは黙っていた。

 

 五人は遺跡内の先へと進んだ。

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